アンドレイ・コシュキンがTKO勝利!ACA 123

(C)ACA

 5月28日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 123: Kichigin vs. Silverio』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはアンドレイ・コシュキン対アレクサンドル・ブテンコのウェルター級戦だ。ロシア対ウクライナというライバル対決だが下馬評ではコシュキンが有利だが、試合もそのままコシュキンがスタンドで有利に進めた。そして2R、踏み込んでくるブテンコにコシュキンのワンツー、顎を撃ち抜きブテンコはダウン。追撃のパウンドをレフェリーが制してコシュキンが下馬評通りTKOで勝利した。
 セミファイナルでは、ロシアMMA大会の名物カードとなっている東欧対ブラジル対決、ジョージー・キチジン対エリアス・シウヴェイロとなった。あのトキーニョに勝利した実績を持つキチジンと、元UFC戦士のシウヴェイロの対戦は、ブラジリアンらしくねちっこく寝技に持ち込もうとするシウヴェイロに対しキチジンも切り返し金網に押し込むなど応戦する展開となった。グランドでバックを奪う場面も作ったシウヴェイロだが、試合を支配していた時間はキチジンという形で判定は割れ僅差のスプリットでキチジンが判定勝ちした。

■ ACA 123: Kichigin vs. Silverio
日時:2021年5月28日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<ウェルター級>
○アンドレイ・コシュキン(ロシア)
 2R 3:07TKO
●アレクサンドル・ブテンコ(ウクライナ)

<ウェルター級>
○ジョージー・キチジン(カザフスタン)
 判定
●エリアス・シウヴェイロ(ブラジル)

<フェザー級>
○アレクサンデル・マトムラトフ(ロシア)
 判定
●アレクセイ・ポルプドニコフ(ロシア)

<ライトヘビー級>
○アルトゥル・アスタコフ(ロシア)
 2R TKO
●イリャ・シェグロフ(ロシア)

<フライ級>
○アレン・アコピアン(ロシア)
 1R ギロチンチョーク
●フアン・ペヘイラ(ブラジル)

<バンタム級>
○パヴェル・ヴィトリャク(ウクライナ)
 判定
●ジレノ・ロピス(ブラジル)

<ミドル級>
○ヘネ・ペッソア(ブラジル)
 3R 3分55秒 TKO
●アレクセイ・エフレモフ(ロシア)

<バンタム級>
○ホドリゴ・プライア(ブラジル)
 判定
●イゴール・ジルコフ(カザフスタン)

<ウェルター級>
○スタニスラフ・ヴラセンコ(ロシア)
 判定
●クリスチャン・ブリンツァン(イタリア)

<フライ級>
○ジョジエウ・シウバ(ブラジル)
 1R リアネイキドチョーク
●ミハイル・パゴージン(ロシア)

<フェザー級>
○レオナルド・リンベルゲル(ブラジル)
 3R リアネイキドチョーク
●アレクサンドル・ペドゥソン(ロシア)

<ミドル級>
○ミハイル・ドルゴフ(ロシア)
 判定
●クレベル・ソウザ(ブラジル)

<ライト級>
○ジャラベク・ティシャバエフ(キルギス)
 判定
●ミハイル・バラキレフ(ロシア)