[ファイトクラブ]QUINTET 六本木にマシュマロマン現る!CARPE DIEM内山裕規 降臨!それでもやっぱり端貴代!K-1がQUINTETのスポンサーに!その目的とは・・・

[週刊ファイト3月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼QUINTET 六本木にマシュマロマン現る!CARPE DIEM内山裕規 降臨!
 それでもやっぱり端貴代!K-1がQUINTETのスポンサーに!その目的とは・・・
 photo & text by 神宮寺しし丸
・SARAMI、北岡悟の指示が飛ぶ中いきなりの2二人抜き
・女子MMA軍団登場!端貴代にシビれた
・CARPE DIEMのマシュマロマン!内山裕規 降臨!
・好カード!世羅智茂vs.中村大介
・桜庭和志の長男SAKU Jr.初お披露目
・K-1がQUINTETのスポンサーに!その目的とは・・・


■ 『QUINTET FIGHT NIGHT 6 inTOKYO』
日時:2021年3月12日(金)15:00~
会場:EX THEATER ROPPONGI

 金曜夜の六本木で行われた寝技祭り。女子3チームによる巴戦が行われた今大会。巴戦のルールは、
【1st match】 TEAM A vs TEAM Bが対戦。

【2nd match】 TEAM A vs TEAM Bの敗者 vs TEAM Cが対戦。

【3rd match】1st matchの勝者 vs 2nd matchの勝者が対戦。

優勝チーム決定!
 となる。オープニングで桜庭和志ゼネラルプロデューサーが登場し、女子3チームの代表者がくじ引き。その結果組み合わせが決まった。

SARAMI、北岡悟の指示が飛ぶ中いきなりの2二人抜き
「TEAM CARPE DIEM」vs.「TEAM Fairtex」
〇先鋒 SARAMI
[反則] ※飛びつきクロスガード
●先鋒 坂元和子

〇先鋒 SARAMI
[腕十字固め]
●次鋒 吉田綾子

●先鋒 SARAMI
[腕十字固め]
〇中堅 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ

△次鋒 守脇美友
△中堅 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ

●中堅 石黒遥希
[リアネイキドチョーク]
〇大将 岸田蘭音

〇副将 菅 里実
[ダースチョーク]
●大将 岸田蘭音

 初戦からSARAMI登場。女子MMA軍団「TEAM Coroblock」かと思いきや、CARPE DIEM三田で柔術を習っていることから「TEAM CARPE DIEM」で参戦。そんなSARAMIが、客席からセコンドよりも大きく北岡悟の指示が飛ぶ中いきなりの2二人抜きに成功。三戦目は「TEAM Fairtex」のエース、カロリーナ・デ・アモリン・クワハラに腕十字で敗れるも大活躍。「TEAM CARPE DIEM」が優勝候補の下馬評通り初戦を勝利した。


女子MMA軍団登場!端貴代にシビれた
「TEAM Fairtex」vs.「TEAM Coroblock」
△先鋒 坂元和子 
△先鋒 小生由紀

△次鋒 ジュリアンナ・ラウレンティーノ 
△次鋒 藤野恵実

△中堅 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ
△中堅 柳 仙香

〇副将 吉田綾子
[腕十字固め]
●副将 WINDY智美

●副将 吉田綾子
[アメリカーナ]
〇大将 端 貴代

△大将 岸田蘭音
△大将 端 貴代

 女子MMA軍団「TEAM Coroblock」。藤野恵実、WINDY智美、端貴代らのベテラン勢の登場に客席からも期待が集まる。次鋒戦に登場した現役パンクラス女王の藤野。強靭なフィジカルでトップキープからキムラロックを仕掛けるもジュリアンナに凌がれドロー。中堅戦ではエースのカロリーナの猛攻を凌ぎに凌いだ柳仙香が殊勲のドロー。機運が高まったところで、副将戦にWINDY智美が登場。2012年3月パンクラスで石岡沙織に一本負けし現役引退。2017年7月ハードヒットで現役復帰し関友紀子にTKO勝ちしている。そんなWINDYだったが、吉田綾子に引き込まれ下からの腕十字を仕掛けられる。これは凌いだが、今度は投げからトップを取られ腕十字で敗れた。


 そして、大将として登場は端貴代。大沢ケンジ氏いわく「自分が若手の頃、慧舟會で練習していると先輩から『お前より強い女がいるぞ』と言われた。それが端貴代だった」。高瀬大樹氏いわく「当時の慧舟會は古いし、臭いし。いま思うと、よく通っていた」。そこに通い続けた女が端貴代だ。もはや女子格闘技の生き字引だ。
 大将の端が負けか引き分けで敗退となる女子MMA軍団。会場からは「このままで終わってくれるな」という空気がひしひしと伝わる。端バックを奪いチョークを狙う。決まらないとみるや強引にフェースロックへ。凌ぐ吉田。キムラ、ダースチョークと攻め続ける端。しかし、吉田のディフェンスも硬く極まらない。ポジションを変えていき、最後はアメリカーナ。極まった。残り30秒での勝利という展開に場内から思わず歓声が上がる。歓喜するチームメイト。疲労困憊の端。


 勝ち抜き戦。端の戦いは続く。次はIBJJFアジア選手権2019アダルト紫帯フェザー級優勝の岸田蘭音と。吉田との体重差は約11kgあったが、岸田とは約3kg。フィジカル差がなくなった上に試合時間も8分間(体重差7kg以上で軽い選手が4分か8分選択)とスタミナも心配される。
 岸田の引き込んでからの下から攻め。さらにトップ、サイド、バックとポジションをチェンジしながらの攻め。全てを凌ぎ切る端。岸田、渾身のギロチンチョーク。かなり深く入っているように見えるが、これも凌ぎ切る端。あっという間に8分間が経過にドロー。「TEAM Fairtex」の決勝進出が決定。


CARPE DIEMのマシュマロマン!内山裕規 降臨!
決勝戦「TEAM CARPE DIEM」vs.「TEAM Fairtex」
〇先鋒 内山裕規
[ストレートフットロック]
●先鋒 岸田蘭音

〇先鋒 内山裕規
[ヒザ十字固め]
●次鋒 ジュリアンナ・ラウレンティーノ 

△先鋒 内山裕規
△中堅 坂元和子 

〇次鋒 守脇美友
[腕十字固め]
●副将 吉田綾子

△次鋒 守脇美友
△大将 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ

 「TEAM CARPE DIEM」先鋒の内山裕規がいきなりの2人抜き。このまま5人抜きしてしまうのではと思わせる強さ。そこは「TEAM Fairtex」も意地を見せ坂元和子がドローで内山止めに成功。しかし、次鋒の守脇美友が吉田綾子に一本勝ち。続く大将カロリーナの猛攻にも耐えきりドロー。「TEAM CARPE DIEM」が先鋒と次鋒の2人で優勝を決めるという圧勝劇で幕。内山は自身で「マシュマロ女子」と言うが、その強さは映画ゴーストバスターズの「マシュマロマン」のようなモンスター級だった。今回実現しなかったカロリーナとの”超獣対決”はワンマッチで見たいところだ。1日で3試合を戦った「TEAM Fairtex」にも大きな拍手が送られた。




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