UFCヤン・ブラホビッチ、ピョートル・ヤン、アルジャメイン・スターリング三選手インタビュー

UFC ライトヘビー級王者ヤン・ブラホビッチインタビュー

王者であること:

全てが変わった。より良い人生を送っているよ。王者になったけど精神的には前のままだよ。王者だからジムだけでなくてそれ以外にもインタビューなどあって忙しいから、時間がなくて退屈することがない。父親になって大きく人生が変わった。より大きなモチベーションを持っているし今の人生が気に入っている。自分にとってはいい冒険だよ。

アデサンヤに対し劣勢と予想されていることについて:

いつも劣勢と言われるんだ。試合前のデータを見れば当たり前のことだ。優勢と言われたのは 1 試合だけだったかな。お金が欲しければ自分に賭ければいいさ。試合後に一緒に祝おう。

試合に向けたトレーニング:

ドミニク・レイエス戦と同様にいいキックボクサーでイスラエルに似たスタイルのスパーリングパートナーとして呼んだ。高山で走るだけではなく有酸素運動もした。気候や時差に慣れるためにここベガスで仕上げのトレーニングをした。あと数パウンド体重を減らせば準備万端だよ。

試合の戦略について:

自信はあるよ。立ち技で闘いたい。ケージはとても小さい。組み技も得意だし柔術は黒帯だからチャンスがあればテイクダウンを奪いたい。彼がグラウンドで背中をつけている状態にあればパウンドもしくは関節技を決めにいく。戦術の全貌は試合のときに披露するよ。

試合のプランについて:

いいスパーリングパートナーがいる。彼のようなフットワークで動けるパートナーだから良い準備ができるだろう。プレッシャーをかけ相手をケージに押し込み打撃をヒットさせる自分のスタイルで試合に臨みたい。チャンスがあればテイクダウンを取ってパウンドもしくは関節技を決めにいく。プランはいくつか用意しているし、どれかはうまくいくだろう。自分の想像では 2R にハイキックでノックダウンを奪う。

ポーランド人のパワーを見せつけるさ。

ジョン・ジョーンズとの対戦の可能性について:

ジョン・ジョーンズのことは考えていない。彼はヘビー級の選手だからね。将来、2 年後くらいにヘビー級に階級を上げたら対戦することになるかもしれないね。今は考えていないし、自分の問題ではない。205 パウンドある選手だからね。

将来の対戦相手について:

若い選手がたくさんいて誰とでも対戦する準備が必要だし、それがより激しいトレーニングに励むためのモチベーションとなる。ラキッチとサントスの試合があるからどちらが勝つか楽しみだ。ドミニック・レイエスとイリー・プロハースカの対戦もある。その次に来るのがグローバー・テイシェイラで、アデサンヤの次は彼になるかな。まずイスラエルを倒してその後に次の対戦相手について考えたい。

好きなファイターは:

たくさんの選手をチェックしているしもちろんこの階級は面白いから全員見ている。ハビブやジョン・ジョーンズ、今度ガヌーと対戦するヘビー級のスティーペ・ミオシッチなど試合を観ることが好きなんだ。自分はファイターだけでなくこのスポーツの大ファンだからたくさんの試合を観るんだ。

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UFC バンタム級王者ピョートル・ヤンインタビュー

ジョゼ・アルドとのトレーニング、そして彼とのタイトル戦について:

彼とトレーニングした時は彼のパワーと経験を感じた。だけど自分はトレーニングを通して成長し続け、その後彼を倒すことができた。

一緒にトレーニングをした選手と対戦するのはベストではないけど、多くの選手がタイトル戦を待ち望んでいて自分も目標を持っていたから、それを達成することに集中していた。

この対戦を前にチームを変えたことについて:

チームを変えるのは簡単ではないけど、この仕事ではつきものだ。いつどんな状況でも試合に臨む準備をする必要がある。

タイトル戦について:

今はその試合に集中しているし勝つために健康面など全てのことに注意を払っている。ドミニク・クルーズの記録を敗るのが目標だ。

ロシア人として 3 人目の UFC 王者であることについて::

凄いことだし UFC 王者であることは大きなことだ。ロシア人として 3 人目の王者になったのは厳しいトレーニングの結果だ。

アルジャメイン・スターリング戦に向けて:

いつも通り試合の全ての部分に関して準備を進めてきた。彼は組み技をベースとしているけど、こちらもだいぶやってきている。どんな試合になろうとも準備はできているし、防御もカウンターもできる。だから組み技にも自信を持っている。試合中自分がより優れていることを見せつけられるだろう。プレッシャーをかけ試合のペースを握る。彼は自分の闘い方についていけないだろう。

将来のタイトル防衛について:

バンタム級は面白いことになっているし強敵ばかりだ。だけど今はタイトルを防衛することだけに集中している。将来のことは試合後に明かすだろう。

普段の趣味:

家族や友人と時間を過ごすのが好きだ。外でスポーツをしたりして活発に休暇をとるのが好きなんだ。冬のスポーツではスキーが好きだ。アジアでは様々なスポーツで沢山のファンがいて、特に格闘技は人気がある。自分はスポーツ中心のライフスタイルを送っている。

試合前の舌戦について:

試合前の舌戦は興行の一部で観客に興味を持ってもらうために大事だ。面白くてファンが気に入れば何も悪いことはないよ。

最後に一言:

試合まであと数日だから何も話す必要はない。ケージに入って勝利を掴みたい。

UFC バンタム級王座挑戦者アルジャメイン・スターリングインタビュー

格闘技の魅力について:

格闘技は一対一で自分自身で流れをコントロールし成功を掴むことができる。常に向上でき動きや状況判断をトレーニングでき、パワーもスピードも改善できる。一対一の格闘技では成功、敗戦について自分にすべての責任がある。そして体格などに恵まれていなくてもトレーニング次第で才能豊かな選手を倒せるし、才能とは厳しいトレーニングができるかどうかだ。

ジョン・ジョーンズから学んだこと:

ジョンから学んだのは若いころから彼が自分自身の将来を決めていたことだ。ただトレーニングパートナーと練習をするだけでなく自分で考え YouTube を見たりしている。そうやって彼は試合に勝ち成功してきた。彼は才能があるけどトレーニングもしっかりしている。彼が勝ち取ったものはすべて努力によるものだ。

カーフキックの流行について:

カーフキックは極めて危険な攻撃で試合の流れを大きく変えるものだ。対戦する両者のテクニックを全て見ることができないからフェアじゃないとも言える。ハビブのような無敗の王者でもジャスティン・ゲイジーからもう何発かカーフキックを受けていたら試合の流れは変わっていただろう。彼の動きからどれだけダメージがあるか見ることができる。MMA の新しいテクニックとしてみんな研究してくるだろう。

UFC パフォーマンス・インスティトゥートの反射時間や脳のトレーニングについて:

UFC パフォーマンス・インスティトゥートでパワー強化と調整の主任だったボー・サンドバルと一緒にトレーニングをしてきた。バイクやバーサクライマー、トレッドミルで鍛え、回復時にすべてのシナプスを強化するために脳のトレーニングもした。良いトレーニングだよ。従来のものとは異なりいつも普通にやっていることを別のやり方で挑戦するんだ。チェスのゲームみたいで精神を別のやり方で刺激するんだ。ここ PI で多くのことに挑戦してきたし、選手たちとトレーニングを積んできた。

ジムでの明るい振る舞いについて:

トレーニングはみんな真剣にやっているから少し笑うことができる余裕が必要で、真面目になり過ぎないようにしている。自分はストイックだから特に自分のことを大事にしてくれる同じような選手とトレーニングするのは楽だよ。

タイトル戦に向けての想い:

この試合に向けて非常にナーバスになっているけど、それは毎試合のことだよ。ナーバスにならなかったのは本当に不思議だけどマルロン・モラエス戦だけだった。緊張するということが高いレベルの試合で思い通りに反応するためのセーフティーネットになることを理解した。心配だしナーバスだけど自信はあるし、実際に試合で何が起きるか楽しみだ。これが今の心境で、試合に向けて必要な準備を全てしてきた。だからいい事が起きると思っている。だけど試合となると何が起きるかわからないし、だから怖いけど楽しみでもある。あと数日気持ちを高めて試合に向けて準備していきたい。

対戦相手の UFC バンタム級王者ピョートル・ヤンについて:

ピョートル・ヤンは本当にタフなファイターで、持久力があり勝負に出てくる。プレッシャーをかけ続けずっと正面から攻めてくるし、相手を追い続け激しい打撃を当ててくる。キックもパンチも良いし、パンチはスピードもある。組み技についてはよくわからないけど、そこが攻めるべき部分だと思う。彼との打撃に応じることもできるけど、相手のゲームに付き合う必要はない。リーチではこっちの方が有利だし、彼と同様に自分もタフで持久力がある。数インチが勝負の行方を決めるハイレベルな試合になるだろうから、最初にミスを犯した方が倒れるだろう。これは非常に難しい試合だから、自分のペースでチャンスを狙いたい。

試合前の SNS 上での舌戦について:

試合の一部だと思うよ。彼や自分の性格をわかってもらえる。両方ともリスクを好むと思うし、お互い話すのが好きで有言実行する人間だ。相手を挑発するのは楽しいことだし、試合がもっと盛り上がる。試合に賭けるものが大きくなるし、自分のことを自慢する機会でもある。どちらが発言を撤回するかという意味でもワクワクするよ。彼が真に受けているかどうかわからないけど、自分はそんなことはしない。ただの試合だし人生はそのまま続くからね。だから試合でやるべきことをやって勝利を掴みたい。

バンタム級王者になった後の展望:

ベルトを獲って次の挑戦者と闘う。シンプルだよ。チャンスを与えられたのだから、他の選手たちにも与えるべきだ。そして自分が最強であることを証明する。ランキングには意味がある。「再びランキングをグレートに」して意味あるものにしたい。

将来何が起きるか楽しみだよ。長い間闘ってきてようやくここまで辿り着いたから感傷的になる。感情のジェットコースターのようなものだったからね。今まで両親に言われたように感情を表に出さずにコントロールしてきたけど、この事については色々考えたし、今の自分、そしてこれまで努力してきたことを誇りに思う。生まれ育った環境ではドラッグを売ったりギャングに入る以外の選択肢はなかった。だから今ここにいられるのは信じられないことだ。自分がどういう人間か、今までの苦悩、そしてこれまでの軌跡を忘れないようにしたい。

好きなファイター:

みんな好きだしみんなの試合を観ている。自分と同じウェイトの選手も好きなんだ。スタイルが好きだし、真似したり学びたいことがある。ネイト・ディアスやホルヘ・マスヴィダル、コナー・マグレガー、ダスティン・ポイエー、ジョン・ジョーンズ、スティペ、ダニエル・コーミエ、アマンダ・ヌネスなどすごい選手がたくさんいるし、彼らから多くを学ぶことができる。ただこのスポーツが好きなんだ。毎週試合を観るし自分が出ない試合を楽しみながら観るのはいいことだよ。

苦境を乗り越え目標を達成するためのアドバイス:

人生では選択を迫られる時がある。その選択により問題が発生することもある。自分自身に真摯であればだれでもいい選択ができると思うし、時には運も必要だろう。悪い状況にあっても挽回するチャンスはある。自分より不幸な人がいると考えて、幸せに生きて健康でいることが大事だ。酷い状況にいるなら出口を探そう。何を犠牲にすべきか、睡眠か、自由な時間か、夕食か、友人や家族に会うことか?自分にとって何が大切か?どこにいたいのか?難しい選択だけど一度選んでからはすべてが楽になった。何をやりたいか、目標が何かわかっているなら、世界はそれができるように動いてくれるだろう。

トレーニング以外の趣味:

最近チェスが好きなんだ。チェスのアプリを入れてルームメイトのクリス・ワイドマンと一緒にやっている。ここにチェスの駒も持ってきているからバブル(選手やスタッフの完全隔離)の中でもチェスができる。スーパースマッシュブラザーズもたまにする。新しい言語、スペイン語とロシア語を学んでいるんだ。妹が大学でロシア語の授業をとっているから自分も学んで二人で話せるようにしたいんだ。