トレイ・ミゲルが復帰して勝利!Impact Wrestling


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 1月26日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 番組冒頭で現インパクト世界王者のリッチ・スワンが現れ2021年2月13日に行う予定の王座防衛戦の相手として50歳の誕生日を迎えるトミー・ドリーマーを指名したが、当然、横やりが入った。まず元インパクト世界王者のサミ・キャラハン、そして元Xディビジョン王者のクリス・ベイ、そして現TNA世界ヘビー級王者のムース、更に元NAW世界ヘビー級王者のケン・シャムロックだった。特にムースはウィリー・マックを再起不能にしようとした時、スワンが庇い、交換条件として王座挑戦を約束しているので権利があると主張。埒があかない状況の中、まずはスワン、ドリーマー、マック、X対キャラハン、ベイ、ムース、シャムロックがメインで組まれることになった。そしてXはスコット・ダモールが用意したとして、メインに出てきたのは、インパクト・レスリングを離脱していたトレイ・ミゲルだったのだ。そして試合は八人が入り乱れる大混戦となったが、最後はリングでキャラハンとミゲルが一対一となる。キャラハンは必殺のパイルドライバーを決めようとしたが、その刹那、ミゲルが切り返して丸めこんでフォール勝ち。ミゲルが復帰戦で勝利を飾った。試合後、キャラハンはカウントを認めないとレフェリーに詰め寄り、シャムロックが激怒してフェレリーにアンクルホールド。スワンの王座を巡る混沌は収まりそうにない。
 また現在はAEW所属のマッド・ハーディーがプライベート・パーティー(アイザイア・キャシディ&マーク・クイン)を引き連れてインパクト・レスリングの番組に再び登場。プライベート・パーティーにインパクトとAEW、両団体のタッグ王座を獲らせる計画を明かした。それによって更なる大金をつかめると怪気炎をあげたのだった。
 元全日本プロレス三冠王者のジョー・ドーリングはカズン・ジェイクとシングルマッチで激突。現在、エリック・ヤング、ディーナーと組んでインパクト・レスリング侵攻を開始しているが、今回はシングルマッチでパワーさく裂。圧倒的パワーで秒殺勝利となり、試合後、なんとヤングがジェイクを仲間にならないかと勧誘。ヤングはインパクト・レスリングで大勢力を築くつもりのようだ。
 また、ザ・ノースでパートナーだったイーサン・ペイジが自らの別人格カラテマンに殺されてしまいインパクト・レスリングから消えてしまったのジョシュ・アレキサンダーが、元WWEザック・ライダーことマット・カルドナを新パートナーとして、エース・オースチン、マッドマン・フルトンと対戦した。こちらはカルドナが決めてフォール勝ち。アレキサンダーが新しいパートナーを見つけたようだ。

■ Impact Wrestling
日時:2021年1月26日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開

<6人タッグマッチ>
○リッチ・スワン、トミー・ドリーマー、ウィリー・マック、トレイ・ミゲル
 ピンフォール
●サミ・キャラハン、クリス・ベイ、ムース、ケン・シャムロック

<シングルマッチ>
○ジョー・ドーリング
 ピンフォール
●カズン・ジェイク

<シングルマッチ>
○ローズマリー
 ピンフォール
●テニール・ダッシュウッド

<シングルマッチ>
○ブライアン・マイヤーズ
 反則
●エディ・エドワーズ

<タッグマッチ>
○ジョシュ・アレキサンダー、マット・カルドナ
 ピンフォール
●エース・オースチン、マッドマン・フルトン