24日、全日本プロレスが『2021 NEW YEAR WARS』後楽園ホール大会を開催した。
メインでは、2020年の緊急事態宣言期間に無観客マッチで行われた三冠戦の顔合わせ「諏訪魔vs.芦野祥太郎」が再び実現となる。煽りVTRの中では同世代としての宮原健斗らの世代のプロレスよりも諏訪魔のプロレスに共感することを明かした芦野。まるで伝統のプロレス継承セレモニーのような重厚な試合となった。エルボー合戦、アンクルホールド合戦などで25分以上渡り合った両者だったが、芦野はここ一番のムーンサルトプレスをかわされる。最後は諏訪魔がバックドロップホールドで芦野を沈めた。
リング上でグロッキーとなっていた芦野に諏訪魔は感謝とエール。「いくらでもぶつかろうよ」と告げると両者は握手を交わした。引き揚げた芦野と入れ替わるように佐藤耕平がリングイン。「俺の師匠でもある橋本真也も巻いたことのある強さの象徴のベルト。挑戦を受けていただきたい」とアピールすると、諏訪魔が次期挑戦者として受諾している。
■ 全日本プロレス 2021 NEW YEAR WARS
日時:1月24日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆667人(主催者発表)
<第1試合>
UTAMARO
イザナギ
〇ゼウス
6分22秒 チョークスラム⇒体固め
●フランシスコ・アキラ
TAJIRI
ジェイク・リー
<第2試合>
ランボー川村
田村男児
〇佐藤光留
8分02秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め
アレハンドロ
カーベル伊藤
●大森隆男
<第3試合>
●力
崔領二
ヨシタツ
7分35秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー⇒片エビ固め
本田竜輝
〇佐藤耕平
石川修司
<第4試合>
〇大森北斗
児玉裕輔
羆嵐
土肥こうじ
7分16秒 無想一閃⇒片エビ固め
ライジングHAYATO
●青柳亮生
青柳優馬
宮原健斗
<第5試合/GAORA TVチャンピオンシップ ハードコアルール>
[挑戦者]
●ブラックめんそーれ
12分41秒 垂直落下式リバースタイガードライバー⇒体固め
〇葛西純
[第18代王者]
※葛西が初防衛に成功
<第6試合/世界ジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●阿部史典
13分37秒 孤高の芸術⇒片エビ固め
〇岩本煌史
[第53代王者]
※岩本が4度目の防衛に成功
<第7試合/三冠ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●芦野祥太郎
26分41秒 バックドロップホールド
〇諏訪魔
[第63代王者]
※諏訪魔が5度目の防衛に成功
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