アントニオ猪木ラボ実験大成功! 2万度の水プラズマ技術で「ごみゼロ」ダーッ!!

 10月31日(土)、横浜みなとみらいエリア日本丸メモリアルパークで、噂の「アントニオ猪木のプラズマ」が遂にベールを脱いだ。
 この日猪木は、FMヨコハマ主催の『住宅情報館 presents God Bless Saturday 沖縄チャンプルーSPECIAL』に登場し、2番組に出演。「ダーッ」を披露するなど、イベントと番組を盛り上げた。

※出演したFM横浜の『God Bless Saturday』『Route 847』はradikoのタイムフリーで1週間視聴可能

 出演後には、ステージ横に設置されたヘリックス社のプラズマ実験トラック(INOKI Lab 号)にて行われた水プラズマの公開実験、デモンストレーションに立ち会った。

INOKI Lab 号
 

 猪木が普段より力を入れてきた水プラズマの公開実験、デモンストレーションを行うのは今回が初めての事。
 しかしプロレスファンとしては、「猪木の公開実験」となるとかつての「永久機関」の様な結果になるのではないかという思いが巡るのが正直なところ。
 だが、今回の「水プラスマ」は九州大学の渡辺隆行教授が開発し、神奈川の湘南台に本社を置く産業廃棄物の処理装置を開発する「Helix」社と組んだ革新的な技術。
 それを証明する様に、大型のINOKI Lab 号内で行われた実験で、アルミの角材が2万度の水プラズマで瞬く間に蒸発した。



 

(右から)アントニオ猪木、渡辺隆行九州大学教授、猪木のマネジメントを行う「コーラルゼット」の天井もとゆき代表

「プラズマ」は、物質の三態「固体」「液体」「気体」に次ぐ第4の状態。気体の分子から電子が飛び出した状態を指し、雷もこのプラズマに分類される。
 渡辺教授が開発した水プラズマ技術は、2万度の熱でゴミを瞬時に蒸発させ、水素に変える事が出来るとのこと。環境を悪化させる二酸化炭素を発生させずにゴミを処理でき、世界の環境問題を解決する一手と言える。
 今後は装置の小型化と、量産によるスケールメリットでコストを圧縮して普及を目指す。

「どうしても世界の事を考えてしまう」「YouTubeを見て、海外の首脳から問い合せが来ている」 
と言う猪木は、まずは以前訪ねたフィリピンのスモーキーマウンテンを念頭に、世界のごみ問題、環境問題の解決に意欲を見せた。
 コロナ禍で自分の事しか考えられない人間が多い中にあって、世界の、地球環境の事を熱く語る猪木の大きさに改めて感服した。
 微力ながら、この素晴らしい技術が世界に広まっていく事の手助けが出来ればと思う。