UFCファイトナイト・ファイトアイランド6:フェザー級タイトル戦線を占う対決はオルテガの判定勝ち


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 日本時間10月18日(日)、アラブ首長国連邦・アブダビのヤス島に特設したUFCファイトアイランドを舞台に、UFCファイトナイト・ファイトアイランド6が開催され、メインイベントでは次期フェザー級王座挑戦権をかけてブライアン・オルテガとジョン・チャンソンが対決、フルラウンドにもつれた勝負はユナニマス判定でオルテガに軍配が上がっている。セミメインイベントでは女子フライ級のケイトリン・チョケイジアンとジェシカ・アンドラージが対戦し、階級転向して初戦のアンドラージがノックアウト勝利を飾った。

■ UFCファイトナイト・ファイトアイランド6:オルテガ vs. コリアンゾンビ
日時:現地時間および日本時間2020年10月18日(日)
会場:UFCファイトアイランド(アラブ首長国連邦アブダビ・ヤス島)

【メインイベント】
<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ブライアン・オルテガ
 判定3-0(50-45、50-45、50-45)
●ジョン・チャンソン

ブライアン・オルテガ
「自分は外れていた。それは分かっている。2年も試合をしていなければ外される。みんなに思い出してもらうためにここにいる。もう一度、こうなってうれしいし、このレベルで自分の手が上がるということが重要だ。それが一番になるということ。スポーツに関して言えば俺はレイカーズのファン。子供の頃からレイカーズのファンだし、ドジャーズファンだ。勝っても負けても、チームとともにある。MMAは、当然、韓国のファンが大勢いることは分かっている。彼らにはコリアンゾンビがいるし、今は自分に来ているけど、俺が負ければまた別の誰かにいく。たぶん、ファンの記憶は短いんだろう。俺についてきてくれているファンのことは愛しているし、心の底から感謝している。いろいろな人に心が移っている人に言いたいのは、忠誠して俺たちのやっていることに関して気分よくしてもらいたいってことかな。ゲームプランにこだわったのは今回が初めて。いつもなら、ゲームプランなんて無視するけど、始められるところが何もなかったし、でも、今回はホントのゲームプランだった。コーチがどうとかじゃない。俺は自分のやるべきことをやる。このスポーツではそういうチャンスをつかまないといけないんだ」

【セミメインイベント】
女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ジェシカ・アンドラージ
 1ラウンド(4分55秒)TKO
●ケイトリン・チョケイジアン

ジェシカ・アンドラージ
「目標を達成できて本当にうれしいし、もう何年も戦うためにトレーニングを積んできているから、これだけ長くやってきて、試合に出て勝てたこと、チームやコーチたちを代表して戦えたことが本当にうれしい。彼女のお腹に一発を食らわせたら、喚き散らしながら、あっちを向いてしまったから、一瞬、試合が終わるかもと思ったけど、それでも彼女がまたこっちを向いてきたから、まだ終わってないと思って、もう一度いったの。そうしたらレフェリーが止めにきた。本当に楽しかったわ。素晴らしいファイトウイークだった。何もかも幸せよ。バンタム級で戦ってきたから、慣れっこだったし、感触も良かったの。この階級の子たちは大きいけれど、私は強いし、彼女たちと戦っていける」

【メインカード】
<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジム・クルート
 1ラウンド(2分01秒)KO
●モデスタス・ブカウスカス

ジム・クルート
「魂を見つけようといろんなことをやってきたし、この世界は俺を中心に回っているわけじゃないと気づいた。オクタゴンには2人がいるんだ。自分が勝てる感触を持っていれば、向こうは負けて最悪だろうけど、彼には、いつかトップ5で会おうと言いたいね。たぶん、テイクダウンを狙わせようとオープンスペースにするつもりだったんだろうけど、そうはやってこなかったし、そうならなかったことは良かったと思っている。俺にとって一番大事なのは焦らないこと、自分の力に自信を持つこと、これまでのように感情的になりすぎないこと。近くにいてくれる人たちが本当にたくさん助けてくれて、ここには2人のコーチがいるし、昔ながらの顔なじみも、母もいて、ストレングスとコンディショニングのコーチもいてくれるからね」

<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○ジェームス・クラウス
 判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●クラウディオ・シウバ

ジェームス・クラウス
「もちろん、パズルを解いたんだから最高だよ。帰って振り返ってみないといけないけど、この試合は思っていた通りにできたと思う。相手のボディを早めにホールドできれば、向こうが疲れていくだろうと思っていたし、第1ラウンドの序盤にアップダウンがあったから、きっと向こうは疲れると思っていた。だから、正直、今回の試合は思っていた通りに展開したし、フィニッシュしたかったけど、13日とか14日前のオファーだったから、これまで一度も敗れたことのない相手に対する勝利はありがたくいただく。ジ・アルティメット・ファイターだからね。ここは別次元のアニマルがそろっている。今回は寝る時間がすごく難しかったし、ここで戦うには精神的に強くならないといけない。寝る時間がとにかくきつくて、移動もしんどかったし、俺もコーチたちもいつもと違うスケジュールで過ごしていた。タフな経験だし、ここでうまくいくようにするにはかなりいろんなことを乗り越えないといけない。それでも、こういうチャレンジは楽しいと思うし、特に今はコーチングがあるから、あれもやって、これもやって、いろいろと学ばせてもらった。そういうのには慣れているし、UFCがやってくれたことの中で自分が経験したことがないものはなかった」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジョナサン・マルチネス
 判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●トーマス・アウメイダ

ジョナサン・マルチネス
「アウメイダの大ファンで、この試合を受けた。コーチが自分を信じてくれていたから、俺はただそこに行って、自分のすべきことをしなきゃいけなかった。満足しているよ。とても楽しかった。2015年にインスタグラムで、“アウメイダはいつか世界チャンピオンになるだろう”と投稿した。その彼と戦ったんだ。すごく良いね。相手はただフックを連打していて、ストレートフック、ストレートフックと続けてきていた。向こうよりも自分の方がずっと速いと分かっていたし、相手の試合を何度か見てきたから、どんどんジャブを打っていったんだ。この試合は8日前に決まったから、いい気分だ。みんなに自分のことを知ってもらいたい。多くの人は俺が何者かさえ知らない。発言してランキングを上げるためにここにいる。アウメイダに勝ったばかりだし、うまくいけばいいんだけどね」