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　9月12日（現地時間）にコネチカット州アンカスビルで『Bellator 246: Archuleta vs. Mix』が開催された。
　BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
　今大会のメインではバンタム級王座決定戦が行われ、フアン・アルチュレタとパトリック・ミックスで争われた。まだ27歳という若さでMMAデビュー後13勝無敗という実績で次代のホープとして注目されているミックスに期待がかかっており、それもあって下馬評はミックスがやや有利だったが、試合はファンの期待通りにはならず、序盤は極め技を仕掛けるなど攻めていたミックスが失速。後半に打撃などで試合をリードしたアルチュレタが判定勝ちとなり見事に新王者に輝いたのだった。
　またセミファイナルでは古豪ジョン・フィッチが、新世代グレイシーのネイマン・グレイシーと対戦した。フィッチは2002年から戦い続けている大ベテランで、近年もジェイク・シールズや岡見勇信など固い試合をする選手相手にそれを上回る戦いぶりで完勝しており、老いてまだまだ盛んという感じだ。しかし、極め技に特化したネイサンは積極果敢にサブミッションを仕掛け、2Rには遂にヒールフックを極めてフィッチがタップ。ネイサンが一本勝ちで勝利した。試合後、フィッチは引退を発表、ネイサンもフィッチこそウェルター級でベストの選手だったと讃えた。

■　Bellator 246: Archuleta vs. Mix
日時：2020年9月12日(現地時間)
会場：アメリカ合衆国コネチカット州アンカスビル

＜バンタム級王座決定戦＞
○フアン・アルチュレタ（米国）
　判定　3-0
●パトリック・ミックス（米国）

＜ウェルター級＞
○ネイマン・グレイシー（ブラジル）
　2R 4分47秒 ヒールフック
●ジョン・フィッチ（米国）

＜131.7ポンド契約＞
○リズ・カモーシェ（米国）
　3R 3分17秒 リアネイキドチョーク
●ディアナ・ベネット（米国）

○＜ライト級＞
キオーニ・ディッグス（米国）
　3R 4分59秒 リアネイキドチョーク
●デレック・カンポス（米国）