モーター・シティ・マシンガンズが王座防衛!Impact Wrestling


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 8月18日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今回の放送ではインパクト世界タッグ王座戦とTNA世界ヘビー級王座戦、そしてXディビジョン王座戦の三大王座戦が組まれた。タッグ王座戦は、現王者モーターシティ・マシンガンズが、前王者であるザ・ノースとのリターンマッチを行った。インパクト・レスリング復帰してすぐにタッグ王座を奪ったマシンガンズだが、前王者ザ・ノースも長期に渡り王者に君臨し、団体随一のタッグチームとしての実績がある。激しく動く両チームは一進一退の攻防、共に合体技を繰り出すも、カットが入り、カウントツーの攻防が続いた。しかし、最後は遂にアレキサンダーを場外に放りだしたマシンガンズが、リング上で、ペイジを合体技で仕留めてマシンガンズが勝利、前王者チームを相手に王座防衛を果たした。
 インパクト世界王座とは別に自分こそ団体最高峰王者であるとTNA世界ヘビー級王座を復活させ王者として君臨しているムースは、トレイ・ミゲルと防衛戦を行った。トレイはラスカルズとしてタッグ屋ではあるが、インパクト世界王座挑戦者決定トーナメントで決勝に進出するなど最近はシングルプレイヤーとして力を付けてきている。しかし、試合はムースのパワーが圧倒。トレイのダイブをキャッチして投げつけるムースが最後は必殺のスピアーを決めてフォール勝ち。試合後、ベルトを掲げて勝ち誇るムースだが、背後からなんとイーサン・カーター三世が襲い掛かったのだ。カーター三世はリバースDDTでムースを一蹴すると、なんとベルトを奪って去っていく。ベルトを持ち去ったカーター三世に対し、王者ムースはどうするのか?いよいよ両者の王座戦が近づいた感じだ。
 更にXディビジョン王座戦は3WAYで行われたが、王者クリス・ベイからロヒト・ラジュがフォールを奪って新王者に輝いた。
 そして王座戦以外には、WWEから戦いを求めてインパクト・レスリングに舞い戻ったカール・アンダーソン、ドグ・ギャローズのグッド・ブラザーズが、団体復帰後、すぐに抗争がはじまったエース・オースチン、マッドマン・フルトンと早くも対戦。タッグ屋としては実績のあるブラザーズだが、小悪党オースチンと用心棒パワーファイターのフルトンもヒールのタッグチームとして非常に強力である。しかし試合はタッグ屋としてキャリアが上のブラザーズが、難敵フルトンをギャローズがリング下でフェンスの向こうに放り込み、リング上では二対一にして必殺のマジックキラーでオースチンを仕留めてフォール勝ち。グッド・ブラザーズが堂々のフォール勝ちとなった。

■ Impact Wrestling
日時:2020年8月18日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開

<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○モーターシティ・マシンガンズ(クリス・セイビン&アレックス・シェリー)(王者) ピンフォール
●ザ・ノース(イーサン・ペイジ&ジョシュ・アレキサンダー) (挑戦者)

<シングルマッチ>
○カイリー・レイ
 ピンフォール
●タヤ・ヴァルキリー

<タッグマッチ>
○グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン&ドグ・ギャローズ)
 ピンフォール
●エース・オースチン、マッドマン・フルトン

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●トレイ・ミゲル(挑戦者)

<Xディビジョン王座タイトル3WAYマッチ>
○ロヒト・ラジュ(挑戦者)
 ピンフォール
●クリス・ベイ(王者)
TJP(挑戦者)