北米LFA 87、北欧Brave CF 37 MMA二大会!

(C)LFA

 7月31日(現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズで『LFA 87: Logan vs. Rosales』が開催された。
 このLFA(Legacy Fighting Alliance)は、アクセスTVで全米に生放送されていたレガシーFCとRFAが合併された新団体である。レガシーFCのミック・メイナード社長が2017年よりUFCのマッチメーカーに就任する事になり、それに伴い同じアクセスTVで生放送されていたRFAと合併となった。共に全米で生放送されていた為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFC、RFA共に王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多く登竜門的な大会であったが、現在ではUFCファイトパスで生放送されるようになり、王座に就いたものはUFCと契約を勝ち取るケースが増えてきている。
 今大会のメインはライト級王座決定戦でブライス・ローガンとジェイコブ・ロサレスで争われた。共にベラトールにも参戦経験があるが、現在はLFAを主戦場としている両雄、下馬評ではややローガン有利という形になっている。試合は下馬評通り、ローガン優勢で2Rに左ジャブでロサレスからダウンを奪った。しかし、ダウンでポイントを明確に奪ったローガンはその後は、安全運転に努めて手堅く判定勝ち。新王者に輝いたものの、ノーギャンブルファイトには賛否両論となりそうだ。

■ LFA 87: Logan vs. Rosales
日時:2020年7月24日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国サウスダコタ州スーフォールズ

<ライト級王座決定戦>
○ブライス・ローガン(米国)
 判定 3-0
●ジェイコブ・ロサレス(米国)

<ライト級>
○ニック・ブラウン(米国)
 判定 3-0
●ベン・エグリ(米国)

<ミドル級>
○ホアキン・バックリー(米国)
 2R 1分47秒 KO
●ジャッキー・ゴッシュ(イスラエル)

<フェザー級>
○カイ・カマカ3世(米国)
 判定 3-0
●マイケル・スタック(米国)

(C)Brave CF

 8月1日(現地時間)にスウェーデン王国ストックホルムで『Brave CF 37』が開催された。
 Brave CFは2016年9月23日にシェイク・ハリド・ビン・ハマッド・アル・ハリファ王子(バーレーン王国)によって設立されたMMA団体。元々はハリファ王子が設立したバーレーン最大のMMAチーム『KHK MMA』を母体として生まれている。豊富な資金で世界各国のファイターを参戦させ、定期的に大会を開催している。
 今大会は北欧スウェーデンで開催されており、欧州ファイターが多く参戦している。そんな中、メインでは欧州対決、ルイス・グリスマンとヘンリ・リントゥラの対戦だった。下馬評はややリントゥラでほぼ拮抗していたが、試合はグリスマンががっちりテイクダウンし、グランドでバックを奪ってチョークを仕掛ける。これががっちり極まってグリスマンが見事な一本勝ちをした。

■ Brave CF 37
日時:2020年8月1日(現地時間)
会場:スウェーデン王国ストックホルム

<ウェルター級>
○ルイス・グリスマン(デンマーク)
 2R 1分13秒 リアネイキドチョーク
●ヘンリ・リントゥラ(フィンランド)

<64キロ契約>
○ムハマド・モカエフ(英国)
 判定 3-0
●グレン・マクベイ(アイルランド)

<ライトヘビー級>
○アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)
 1R 1分57秒 TKO
●アタナシス・ヘルケレジス(ギリシャ)

<フェザー級>
○フェルナンド・フロレス(スウェーデン)
 1R 4分51秒 アナコンダ
●マイケル・デガ・シェイキ(ブラジル)

<女子ストロー級>
○ビアンカ・アンツマン(スウェーデン)
 3R 1分37秒 KO
●ヴェーラ・ニカネン(フィンランド)