UFCファイトナイト・ファイトアイランド2:フィゲイレードが圧巻の一本勝ちでフライ級タイトル獲得


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日本時間7月19日(日)、アラブ首長国連邦アブダビのヤス島に特設したUFCファイトアイランドを舞台に、UFCファイトナイト・ファイトアイランド2が開催され、メインイベントでフライ級王座をかけてデイブソン・フィゲイレードとジョセフ・ベナビデスが対戦した。2人は今年2月にも同様にタイトルを争っているが、計量に失敗したフィゲイレードが勝利したため、フライ級王座は空位のままとなり、UFCファイトアイランドでの再戦が実現。ベナビデスにとってはリベンジマッチとなったものの、序盤から勢いに乗ったフィゲイレードが優位に立ち、第1ラウンドで一本勝ちを収めてフライ級タイトルを手に入れている。ミドル級のジャック・ハーマンソンとケルヴィン・ガステラムが対戦したセミメインイベントは、ハーマンソンが1ラウンドでガステラムに一本勝ちを収めた。

■ UFCファイトナイト・ファイトアイランド2:フィゲイレード vs. ベナビデス
日時:現地時間2020年7月18日(土)、日本時間19日(日)
会場:UFCファイトアイランド(アラブ首長国連邦・アブダビ)

【メインイベント】
<フライ級タイトルマッチ 5分5ラウンド>
○デイブソン・フィゲイレード
1ラウンド(4分48秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
●ジョセフ・ベナビデス

デイブソン・フィゲイレード
「この試合が今日の敢闘試合賞(ファイト・オブ・ザ・ナイト)だ。ベナビデスをぶっ倒すと言っただろ。まさにその通りにやった。初めての一本負けを食らわせられたし、試合自体も最高のショーだった。みんなにショーを見せられたと思う。今日もまったく驚きはなかった。正直、前回の試合よりも少しスローだなと思ったくらいだ。誰にも言っていないけど、今の俺ははるかに速いし、カウンターの打撃は能力を上げている。UFCが戦ってくれという相手なら誰でもいい。俺のレベルにいるヤツならな。俺はノックアウトアーティストだから、俺のレベルにいないとダメだぞ。ノックアウトされちまうからな。明日、家に帰る。帰りのフライトでブラジル人全員とお祝いして、ブラジルに着いたら、きっとみんなが俺と写真を取りたがるだろうし、祝ってくれるだろうから、最高のパーティーになりそうだ」

【セミメインイベント】
<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○ジャック・ハーマンソン
1ラウンド(1分18秒)サブミッション(ヒールフック)
●ケルヴィン・ガステラム

ジャック・ハーマンソン
「1ラウンドフィニッシュだぜ。これ以上何を望めるっていうんだ? もちろん、彼にとってはミスだっただろうけど。グラウンドでの俺は超危険なのさ。マウントを取っていい感じになったつもりだったんだろうけど、あそこから俺がどれだけできるか、みんななら分かるだろ。自分の試合で上に乗られたことはそれほど多くないし、ほとんどゼロだから、俺があそこからどれだけ危険な戦いに持っていけるか知らなかったのかもね。これで思い知ったわけだ。でも、すべてを知ったわけじゃない。俺のゴールはタイトル挑戦。そのためにやっている。1ラウンドでフィニッシュは完璧にいった。これぞ俺の求めていたもの。フィニッシュすればいつだって満足だ。フィニッシュできなければ満足することはないけど、今回は勝っただけでなく、第1ラウンドでフィニッシュだから、とてもうれしい。あまり考えていなかった。練習でやったことをやっただけ。アグレッシブに攻めようと思っていたし、関節技を狙おうとも思っていた。向こうがマウントを取りにくるだろうと思って備えていたんだ。見ただろ? まさにあれを練習していたから、ああやってくるだろうなと思っていたってわけさ」

【メインカード】
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ラファエル・フィジエフ
判定3-0(28-29、27-30、28-29)
●マルク・ディアケイジー

ラファエル・フィジエフ
「勝利できてうれしいし、UFCで2勝目もうれしい。とにかくハッピーだ。対戦相手には感謝している。完璧な試合だった。相手の心を打ち砕き、体を打ち砕き、完璧なテクニックを生かして俺の力を見せつけてやるプランだったんだ。みんなが楽しんでくれているといいな。俺たちは常にプランがあるけど、必要なものは神のみぞ知る。すべて満足だし、次の対戦相手を待つだけさ。深刻なケガがないといいんだけど。新しい年が来る前にもう一度戻ってきたい」

<女子フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○アリアネ・リプスキ
1ラウンド(1分28秒)サブミッション(膝十字固め)
●ルアナ・カロリーナ

アリアネ・リプスキ
「とても自信があったわ。相手の試合を研究したから、プレッシャーをかけなければいけないと分かっていた。グラウンドでの戦いとなったら彼女は良い守備を持っているから、ガードに回るだろうと思って。私はグラウンドの勝負にかなり自信があって、足固めとアキレス腱固めもハードにトレーニングしていた。とってもハッピーだわ。試合にかなり自信があったの。リングに上がってただ楽しんでベストを尽くしただけ。まだ見せたいことがたくさんある。できるだけ早く試合に戻ってきたい。ランキングを見たけど次の対戦相手の名前が見当たらない。ベストな選択について検討して、ランキングを上げるためにヘッドコーチとマネジャーと話さなきゃいけないわ。私はケガもないし健康でまだ若い。だから勝利に飢えているの。試合は素晴らしかったし、とても自信があった。この試合でKO勝ちしたかったけど、グラウンドでの勝負になったら第1ラウンドで一本勝ちする自信があった」

<フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○アスカル・アスカロフ
判定3-0(28-29、28-29、28-29)
●アレクサンドル・パントーハ

アスカル・アスカロフ
「俺は俺のやり方で全員をぶっ倒す。そしてベルトを取る」