ウラジミール・ミネフがTKO勝ち!『Leon Warriors: Stage 1』


(C)Leon Warriors

 5月30日(現地時間)にベラルーシ共和国ミンスクで『Leon Warriors: Stage 1』が開催された。
 この大会は新たにスタートしたロシア東欧の新MMA団体だが、ACBが母体の別ブランド大会のようである。その為、非常に豪華な選手が集結し、メインでは、キックボクサーとしてWKN世界ヘビー級王座を獲得するなど華々しいキャリアを誇り、現在はMMAと二足のわらじのウラジミール・ミネフがベラトール参戦経験もあるアルトゥール・プロニンと対戦した。ミネフはMMAで敗れているのはマイケル・ファルカオン戦のみで、しかもリベンジには成功しており、下馬評は圧倒的にミネフだ。試合もミネフが圧倒し、スタンド打撃で追い詰め、突っ込んできたプロニンにカウンターのアッパーカットでダウンを奪いTKO勝ち。メインでミネフが満点のKO勝利で大会を締めた。
 更にPFLにも参戦しているミハエル・モクナトキンがブラジルのファビオ・マロンジュと対戦した。試合はモクナトキンが圧倒。打撃でマロンジュを金網際に追い込み、突っ込む様なパンチでダウンを奪うとグラドでパウンド。モクナトキンが見事にTKO勝ちした。
 元ACBライト級暫定王者であったエドゥアルド・ヴァルタニアンも参戦し、マクシム・ダビドフとグラップリングマッチで対戦した。試合はヴァルタニアンが優勢でバックを奪ってあわやチョークという場面を作るも、ダビドフが耐えて試合終了。グラップリングマッチなので引き分けとなった。
 そしてアントン・バジギンがエウゲーニー・マヤキンキンと対戦。バジギンはジェロニモ・ドス・サントス、ジョシュ・コープランドという大物MMA選手にも勝利しており、実績からしても下馬評は圧倒的にバジギンだ。試合もバジギンが圧倒し、金網際に追い込んでパンチラッシュ、グランドでも鉄鎚を落として有利に試合を進めるがロシア人の頑丈さなのか、マヤキンキンが最後まで抵抗し、判定でバジギンが勝利。KOか一本を狙いたいところだったが、判定勝ちになってしまった。

■ Leon Warriors: Stage 1
日時:2020年5月31日(現地時間)
会場:ベラルーシ共和国ミンスク

<ウェルター級>
○ウラジミール・ミネフ(ロシア)
 1R TKO
●アルトゥール・プロニン(ロシア)

<ライト級>
○アレクセイ・マフノ(ロシア)
 1R TKO
●イワン・アノヒン(ロシア)

<ライトヘビー級>
○ミハエル・モクナトキン(ロシア)
 1R TKO
●ファビオ・マロンジュ(ブラジル)

<ウェルター級グラップリングマッチ>
△エドゥアルド・ヴァルタニアン(ロシア)
 ドロー
△マクシム・ダビドフ(ロシア)

<ヘビー級>
○アントン・バジギン(ロシア)
 判定
●エウゲーニー・マヤキンキン(ロシア)