[週刊ファイト3月26日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
『W-1』活動休止後の武藤に注目!
・主戦場を失っても、まったく困らないのが武藤敬司
・グレート・ムタにもWWE殿堂入りの可能性は十分あります
・今後の武藤は二刀流かな
・G・ムタ&武藤敬司の商品価値は今より上がる根拠とは?
トップ画像とこちらの画像 3・15WRESTLE-1大田区
4・1後楽園で事実上、消滅する『WRESTLE-1』。現在、所属選手、背広組ともに就職活動を行っているが、主戦場を失っても、まったく困らないのが武藤敬司。完全にフリーの立場になったことで以前よりもオファーが増えると見られている。そこで4・1以降の武藤の動きを探ってみた。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 新型コロナウイルスの影響でマット界にも暗いムードが漂う中、獣神サンダー・ライガーのWWE殿堂入りという明るいニュースが飛び込んできましたが。
B 新日本プロレスと提携していた北米メジャー団体WCWの番組ナイトロの立ち上げ、初回に登場するなど目立ったこと、アメリカ、メキシコなどでレジェンド人気が高いのが選考理由なんだろうけど、ライガーは1度もWWF、WWEのテレビ番組では闘っていないだけに意外でしたね。
(編注:NXTには参戦して好評を博している)
▼華名がWWE来賓!『NXTテイクオーバー ブルックリン』獣神ライガー人気者
番組RAWなどでは試合をしていないことを思えば、日本人レスラーを選出するにしろ、WWFヘビー級王座に挑戦したキラー・カーンとか他にいるわけでしょ? ライガー本人も「なんでボクが?」と首を傾げています。
C 前にも言ったけど、(選考に)ほとんど基準がなく、あまりにも適当なんですよ。藤波にしてもWWFで活躍したのは(殿堂入りから)35年以上前じゃないですか。今のファンは藤波の名前も知らないですよ。ブルーノ・サンマルチノとかアントニオ・ロッカ、バディ・ロジャースの名前なら誰でも知ってますが。
A 「仲良くしましょう」という新日プロへのメッセージでは?
C それは考え過ぎ(笑)。やはりWWEは敵視してますよ。
B ライガーが選出されたくらいだから、キラー・カーンはもちろん、グレート・ムタにも殿堂入りの可能性は十分あります。
A そのムタと言うか武藤敬司は、アメリカでのイベント参加が中止になって急きょ、『W-1』のラスト興行(4・1後楽園ホール)に出場することなった。
B そもそも『W-1』を設立して会長という要職にも就いていた武藤が、アメリカでの仕事を優先してラスト興行に出ないというのはおかしな話であって、これは『W-1』を応援してきたファンをバカにしている。(4・1後楽園で)ブーイングを浴びせられるかも。
C もう、3・15大田区で浴びています(笑)。ファンは恐ろしいもので武藤の性格をよく知っている。無責任、面倒臭さがり屋という・・・。
A でもまぁ、全員が失業するので責任を感じていると思います。