SmackDownジョン・モリソン!レインズ-コービン決定!抗争プログラム中邑真輔は木偶の坊と

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 ハッシュタグ「#土曜の朝はWWE」ということで現地金曜夜のSmackDownは週末がお休みの会社員もJ-sportsで生中継が楽しめることになるが、その日本からの時間軸では金曜午前にNXTがWWEネットワーク解禁になること、その前にはAEW Dynamite堪能ということで、「水曜生TV戦争」を見たあとにライト層向きのSmackDownだと、どうしてもかったるい感が出てしまうのではなかろうか。そもそも現地では、夕食の用意でもしながらいい加減につけてる地上波FOXの番組なんだから、真面目に見るほうが間違いなのかもだが・・・。


 番組冒頭は、いよいよジョン・モリソンの復帰ということで、「ミズTV」で映画スターにしてタッグ王者にもなっている二人が揃うと。モリソンの映画は、ヘラクレスとかグラジエターなどの低予算スピンオフのようなものをいくつか洋画専門チャンネルで見たが、カッコいいことは大前提だし演技も悪くないと思ったものの、大ブレイクとかまでにはいたってなくてWWEに戻ってきたことになる。リングネームはジョニーなんとかと変わるものの、Lucha Underground、AAA、Impact Wrestlingなどでも王者になったりしている通りで、これらの団体のメリットは拘束期間が短いこと。TVテーピングに顔を出せばよくて、映画の仕事があればそっちにも問題なく出られるゆるい契約を優先していたのだが・・・。まぁモリソン&ミズはニューデイと抗争していくとの予告編程度だけで、あとの番組はイマイチ印象が薄いかも。
 中邑真輔がノンタイトル戦でブラウン・ストローマンとやるとなれば、アホでもケツはわかるんだが、結構ガンガンとキックやヒザをブチ込んでいたから扱いはちゃんとしているほうかも。RAW所属といっても、戸澤陽はやられ役だけなんだから、大切にはしてもらっているのだろう。

 ただ、ローマン・レインズが復帰したウソーズの親戚というのがテロップでも実況でも強調されるんだが、またトリに出てくるのが”キング”バロン・コービンだと、真面目に見る気が失せてしまうWWEユニバースは少なくないと思うのだが・・・日本でも活躍する女子選手らが大挙出てくる『NXT UK TakeOver: Blackpool』に期待しよう。

■ WWE SmackDown
日時:1月10日
会場:インディアナ州エバンズビル フォードセンター

◆中邑、“巨獣”ストローマンに屈辱の敗戦

 IC王者中邑真輔(with サミ・ゼイン&セザーロ)が“巨獣”ブラウン・ストローマンとノンタイトルで激突した。ストローマンはゴングと同時に襲い掛かって中邑を投げ飛ばすと、ビックブーツで蹴り飛ばしてそのパワーを見せつけた。しかし、中邑がゼインに引っ張られて場外へ回避すると、ゼインがレフェリーの注意を引く隙にセザーロがストローマンをポストに強打。さらに中邑もライダーキックでストローマンを吹き飛ばすと形勢逆転。中邑はセカンドロープからのジャンピング・ニーやスピンキック攻め込んだ。
 試合終盤には中邑がストローマンのスパイン・バスターを食らって再びピンチとなると、セザーロがパイプ椅子を持った介入を狙うもレフェリーに見つかって失敗。さらに中邑がゼインから受け取った王座ベルトで攻撃を狙ったが、逆にストローマンに捕まると最後はランニング・パワースラムを食らって3カウント。中邑はノンタイトルながらもIC王座を狙うストローマンに敗戦してしまった。

 試合後、中邑は「かわいそうになブラウン。テメェは勝ったよ。しかしなノンタイトルマッチだ。同じミステイクは2度としねぇよ。みてろ木偶の坊!」と因縁のストローマンにメッセージを送った。

◆レインズとコービンの一騎打ちがPPV「ロイヤルランブル」で決定

 復帰したウーソズがメイン戦でキング・コービン&ドルフ・ジグラーとタッグ戦で激突した。試合前、リングに登場したウーソズの従兄弟ローマン・レインズは「2019年はコービンに苦しめられた。でも先週はファミリーのウーソズが助けてくれたし、2020年は俺の年になる。ロイヤルランブルで勝利してレッスルマニアのメインイベントに出場する」と言うとウーソズが登場。さらにコービンも現れて「お前は俺との一騎打ちを怖がっているからロイヤルランブル戦に出場するんだ」と挑発すると、レインズは「ロイヤルランブル戦の前にお前と一騎打ちしてやる」と2人のシングル戦がPPV「ロイヤルランブル」で決定した。
 試合ではウーソズが見事な連携攻撃をジグラーに見舞えば、コービン&ジグラーも捕まえたジェイを集中攻撃。さらに試合途中にザ・リバイバルが登場してウーソズを動揺させると、再び登場したレインズがスーパーマンパンチでリバイバルを蹴散らした。そのままセコンドに付いたレインズだったが、コービンがレインズをバリケードに叩き付けるとそのお返しにレインズがスピアーを繰り出して試合は反則裁定となってしまう。

 試合後もレインズがコービンを狙うと、そこに突如ロバート・ルードが襲撃に現れてレインズにグローリアスDDTを炸裂。さらに3人掛かりでウーソズも沈めると最後はジグラーがエルボードロップでレインズをテーブル葬にした。レインズ、コービン、ジグラーらが出場するロイヤルランブル戦、レインズ対コービンのシングル戦が行なわれるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間1月27日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。