アリ・イサエフがヘビー級優勝!PFL 2019 #10: Championships

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 12月31日(現地時間)にネバダ州ラスベガスで『PFL 2019 #10: Championships』が開催された。
 世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)はPFL 2018リーグシーズンは7月7日に始まり、NBC Sports NetworkとFacebook Watchで生中継される11のイベントで構成される。プロフェッショナル・ファイターズ・リーグは、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。

 今大会はプレーオフで各階級の優勝戦が行われた。ヘビー級は、レスリング・エリートのジャレット・ロショルトと優勝候補本命のデニス・ゴルソフに逆転勝ちして決勝に上がってきたアリ・イサエフが対戦。レスリング対決となり、レスリングの実績はロショルトだが、優勝候補ゴルソフを倒した事で下馬評ではイサエフが有利となっている。試合は、なんとテイクダウンを奪ったのはイサエフ。その後もグランドで上をキープするという展開が続き、このまま判定になると思われた第四ラウンド、グランドで上になっているイサエフの強烈な鉄槌連打でロショルトの動きが止まり、レフェリーがストップしてイサエフTKO勝利。伏兵イサエフがゴルソフ、ロショルトという大物に連勝して見事にヘビー級トーナメント優勝を果たした。

 また他に注目されているのが、ウェルター級で人気者レイ・クーパー3世がデビッド・ミショーと対戦。悲願の優勝に向けてクーパー3世は強烈な左ボディでミショーからダウン奪い追撃のパウンドをレフェリーがストップ。クーパー3世がTKO勝ちで優勝を果たした。更にメインで行われた女子ライト級決勝戦はケイラ・ハリソンが判定勝ちで優勝した。 会場ではボクシング元統一王者の“アイアン”マイク・タイソンや、元WWE王者、WWE殿堂のミック・フォーリーも観戦していた。

■ PFL 2019 #10: Championships
日時:2019年12月31日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス

<女子ライト級決勝>
○ケイラ・ハリソン(米国)
 判定 3-0
●ラリッサ・パシェコ(ブラジル)

<ウェルター級決勝>
○レイ・クーパー3世(米国)
 2R 2分56秒 TKO
●デビッド・ミショー(米国)

<ヘビー級決勝>
○アリ・イサエフ(ロシア)
 4R 4分09秒 TKO
●ジャレット・ロショルト(米国)

<ライト級決勝>
○ナタン・シュルチ(ブラジル)
 判定 3-0
●ロイック・ラジャボフ(タジキスタン)

<フェザー級決勝>
○ランス・パーマー(米国)
 判定 3-0
●アレックス・ギルピン(米国)

<ライトヘビー級決勝>
○エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
 1R 2分01秒 TKO
●ジョーダン・ジョンソン(米国)