天龍・武藤・棚橋に獲得数で並んだ! 歴史的MSG大会で王座奪回したオカダがMVP 東京スポーツ新聞社制定2019年度プロレス大賞

 東京スポーツ新聞社制定2019年度プロレス大賞の選考が10日に行われ、11日朝に情報解禁となった。

■東京スポーツ新聞社制定 2019年度プロレス大賞

▽最優秀選手賞(MVP) オカダ・カズチカ(新日本プロレス)

▽年間最高試合(ベストバウト) 〇オカダ・カズチカ vs.SANADA●
(10月14日・新日本プロレス両国国技館、IWGPヘビー級選手権)

▽最優秀タッグチーム賞 諏訪魔&石川修司(全日本プロレス)

▽殊勲賞 宮原健斗(全日本プロレス)

▽敢闘賞 清宮海斗(プロレスリング・ノア)

▽技能賞 飯伏幸太(新日本プロレス)

▽新人賞 ストロングマシーン・J(ドラゴンゲート)

▽女子プロレス大賞 岩谷麻優(スターダム)

受賞コメント
「この度は女子プロレス大賞を受賞することができ、本当にありがとうございます。
正直、取れるか不安でしたが、これからのモチベーションにつながりました。
今年はマジソンスクエア・ガーデンで試合をして、赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)も巻き、世界に“岩谷麻優”という名前を広めることができた結果だと思います。
今後は色んなことにどんどんチャレンジしていきたいので、今まで苦手だったトーク番組やメディア露出にも自信を持って挑戦していきたいです」

▽功労賞 青木篤志さん

▽レスリング特別表彰 カザフスタン世界選手権金メダリスト(川井梨紗子、文田健一郎、太田忍)

 オカダ・カズチカは春のリーグ戦であるニュージャパンカップを制し、新日本プロレスとして初めてとなる歴史的開催となった現地時間4月6日マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会においてIWGPヘビー級王座を奪取した。メディア露出によって業界の顔役も果たしたことも選出を後押しした。MVPは4年ぶり4度目、ベストバウトは6年連続7度目となる。

 SANADAとは実に今年4度の対決となったが、10月両国大会での最終対決がベストバウトに選ばれた。集大成となるタイトルマッチを制したオカダが、王者としてのドーム進出を決めた試合だった。

 MVP歴代獲得数では1位(6回)がアントニオ猪木であるが、天龍源一郎・武藤敬司・棚橋弘至がこれまで2位(4回)となっていた。オカダが今回で2位タイとなり、“猪木超え”という金字塔が射程圏内となってきた。