モンスター・クラウンが負け残りで覆面を剝されてしまう!AAA トリプレマニア・レヒア


(C)AAA

 12月1日(現地時間)にヌエボ・レオン州モンテレイで『AAA トリプレマニア・レヒア』が開催された。
 この大会はAAAが新たに行うビッグマッチで、メインは八人参加の敗者覆面剥ぎ、髪切り金網マッチ。サイコ・クラウン、ブルー・デーモンJr.、アエロスター、ドクトル・ワグナーJr.、モンスター・クラウン、エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、チェスマンが参戦し、最後に金網に残されたルチャドールが、覆面を剥がさるか丸坊主にさせられてしまうというものだ。次々と参戦選手が脱出する中、最後まで残ったのはアエロスターとモンスター・クラウン。そして最後はアエロスターが勝利し、なんとモンスター・クラウンが覆面を剝される衝撃的な展開となった。モンスター・クラウンは素顔を晒し、本名ラファエル・ラミレス・ソロルサ・デ・テペヒ・デル・リオ。イダルゴ州出身で43歳、ルチャ歴は23年と正式に発表されてしまった。
 またセミファイナルには、なんとルーシュがAAA初参戦。CMLLを離脱した制御不能な男が遂にAAAに参戦、しかも今回はトリプルスレッドマッチで、インディー団体で延々とルーシュと抗争を続けているレジェンド中のレジェンド、L.A.パーク、そしてAAA代表として参戦するパガノと対戦したのだった。試合は椅子、テーブルなど凶器が入り乱れ、三つ巴の大乱戦となるが、ルーシュの仲間であるロス・インゴベルナブレス、ベスティア・デル・リング、ラ・マスカラ、そしてコナンが介入して、ルーシュが勝利。ルーシュがAAA初勝利となった。そして試合後、何年も抗争を繰り返していたルーシュがなんとL.A.パークをロス軍に勧誘。パークがこれを受け入れ、宿敵同士がまさかの手を組む展開となり、ロス軍+パークでAAA侵攻を宣言。これでAAAは最強の侵略軍を迎えることとなった。
 更にAAAの至宝、AAAヘビー級王座(メガ王座)を奪ったケニー・オメガが王座戦を行った。挑戦者はなんと、これまたAAA初登場、ルーシュの弟で同じくCMLLを離脱したドラゴン・リーだ。とんでもない豪華なカードが連発されたが、こちらはオメガが王座防衛。これで2019年のうちにメキシコに王座を取り戻すことが絶望となってしまったようだ。

■ AAA トリプレマニア・レヒア
日時:2019年12月1日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイ

<マスカラ・コントラ・カベジェラ金網マッチ>
敗者:モンスター・クラウン
参戦選手:サイコ・クラウン、ブルー・デーモンJr.、アエロスター、ドクトル・ワグナーJr.、エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、チェスマン

<3WAYマッチ>
○ルーシュ
 ピンフォール
●パガノ、L.A.パーク

<AAA世界ヘビー級王座(AAAメガ王座)タイトルマッチ>
○ケニー・オメガ(王者)
 ピンフォール
●ドラゴン・リー(挑戦者)

<レイナ・デ・レイナス王座タイトル5WAYマッチ>
勝者:タジャ(王者)
ファビー(挑戦者)、浜田文子(挑戦者)、ケイラ(挑戦者)、レディ・シャニ(挑戦者)

<トリプレマニア・レヒア杯>
優勝:ニーニョ・アンブルゲサ
参戦選手:マンバ、Mr.イグアナ、アビスモ・ネグロJr.、中澤マイケル、スペル・フライ、ドラゴ、オーストラリアン・スーサイド、アベルノ、マーダー・クラウン、イエドラ

<4WAYタッグマッチ>
勝者チーム:タウルス、ビジャノ3号Jr. 
参戦チーム:
イホ・デル・ビキンゴ、アラミス
ブライアン・ケージ、プーマ・キング
オクタゴンJr.、ドゥルセ・カネラ

<8人タッグマッチ>
○イホ・デル・L.A.パーク、L.A.パークJr.、イホ・デ・レモ・バンダ
 反則
●モチョ・コタJr.、ティト・サンタナ、カルタ・ブラバJr.

<6人タッグマッチ>
○レディ・マラビジャ、カサンドロ、デムス、デイブ・ザ・クラウン
 ピンフォール
●ビッグ・マミ、マスカリータ・サグラーダ、ピンピネーラ、ディナスティア