二階級王座戦は揃って王者が防衛!カザフスタン開催ACA102

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 11月29日(現地時間)にカザフスタン共和国アルマトイで『ACA 102』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会はカザフスタン共和国大会であり、二大タイトルマッチが組まれた。メインはウェルター級王座戦で、WFCAウェルター級王者ムラッド・アブドゥラエフとの王座統一戦で勝利して晴れてACA王者となったアルベルト・トゥメノフがベスラン・ウシュコフの挑戦を受けた。下馬評はやや王者有利となっていたが、試合もウシュコフがローキックなどで攻めるも、トィメノフがスタンドの打ち合いを制し、強烈なアッパーでウシュコフをKO。一発でウシュコフは失神してしまい、追撃も必要ない王者の強烈なKO勝利となった。
 ミドル級王座戦は、王者サラーム・アブドゥラクマノフがヴァレリー・ミャスニコフの挑戦を受けた。こちらは王者アブドゥラクマノフがグランドでバックを奪うと、そのままチョークで仕留めて一本勝ち。アブドゥラクマノフが見事に王座防衛を果たした。

■ ACA 102
日時:2019年11月29日(現地時間)
会場:カザフスタン共和国アルマトイ

<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○アルベルト・トゥメノフ(ロシア/王者)
 2R 3分14秒 TKO
●ベスラン・ウシュコフ(ロシア/挑戦者)

<ミドル級王座タイトルマッチ>
○サラーム・アブドゥラクマノフ(ロシア/王者)
 2R 3分22秒 リアネイキドチョーク
●ヴァレリー・ミャスニコ(ロシア/挑戦者)