スターダム戦略発表会見でジュリアと木村花乱闘! 目指すは「新日本プロレス超え」!!

 11月28日(木)、都内にてスターダム新体制スタート直前の会見が行われた。

新制スターダムのスローガンは

①目指せ! 新日本プロレス超え
②女子プロレスをもっとメジャーに

の2つ。

木谷オーナーは、新日本プロレスを超えるという目標に関して、まず
「新日本プロレスを買収した時の売り上げが10億円で、世界一の団体(WWE)と50倍の差があった。
今、売上を5倍にしたが、それでも20倍の差がある。向こうが大きくなっちゃった」
と、世界市場における新日本プロレスの現状を分析。

 一方で、女子プロレスには飛び抜けた世界一の団体は無く
「2億ある売り上げを5億にしたら世界一と言っていい。1番であることによってどんどん集まってくる部分があるので、ある程度勢いがついてきたら勝手に伸び出す」
と、スターダムの潜在能力を評価。
「新日本プロレス超えというのは夢物語ではない」
「新日本プロレスがWWEを抜くのと、スターダムが新日本プロレスを抜くのとどっちが可能性あるかと言ったら、ボクは後者に賭けます」
と、自信をみせた。

 そして②に関しては年末から来年上半期へ向け、新たな施策を打ち出し、特にブシロードのイベントなどで試合を提供し、
「偶然観た」
新たなファンの獲得に力を入れるとのこと。

「まだ池に石を投げて、波紋を見る段階」
と、来年後半からが、ブシロードファイト体制の本領発揮となりそうだ。

かつてWAVEのGAMI社長は、
「小さいパイを取り合ってる」
と、多団体時代の女子プロレス界の現状を分析していた。異業種とのシナジー効果で、まず市場そのものを広げるというスターダムの戦略は、女子プロレス界全体の底上げという福音ともなる。

 また、会見には移籍に関しての行き違いから物議を醸したジュリアが登場。既に両団体から発表があったが、改めてスターダム所属となった事を表明、ロッシー小川プロデューサーから、団体のジャージが贈られた。
 このやり取りに木村花が
「ハーフの枠は1人」「受け入れるつもりはない」「勝ってからジャージを着ろ」
と猛反発して乱闘。12・24後楽園でのシングルマッチが決定した。

 なお、ジュリア単独での質疑応答では
「今後に関してしか話せません」
と、ロッシー小川プロデューサーから箝口令。デリケートな問題は残っている事を伺わせた。
 ジュリアとしては、スターダムで活躍し、女子プロレス界全体を盛り上げて市場を広げる事で、育ててもらった団体や先輩へ間接的に恩返しをしていく事になる。

 他に『新人発掘シンデレラオーディション』を開催、既にデビューした選手も契約問題がクリアされていれば参加を歓迎するという事で、女子プロレス界再編も同時進行していく可能性もある。

 いずれにせよ、新日本プロレスをV字回復させたブシロードが、新体制スターダムを、そして女子プロレス界をどう変革させるのか、目が離せない戦略が始動する事になる。

原田克彦キックスロード代表取締役社長(左)とロッシ−小川エグゼクティブプロデューサー(右)


元スターダムの練習生だった相羽あいなさんが、スペシャルサポーターに就任する


スターダムテーマ曲2020を歌唱するとの事だが、ファンとしては技の披露などにも期待したいところ

■ ブシロードファイト STARDOM YEAREND CLIMAX2019
日時:12月24日(火) 開場17:45 開始18:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール

<ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[王者]
岩谷麻優
 vs.
花月
[挑戦者]
※岩谷真優初防衛戦

<ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[王者]
星輝ありさ
 vs.
小波
[挑戦者]
※星輝ありさ8度目の防衛戦

<入場料> 
Sシート/13,000円完売Sold out
Aシート/ 7,000円
Bシート/ 5,000円
Cシート/ 4,000円
※以上当日各1,000円UP
レディースシート/3,000円(Cシート)
小中学生/1,000円(Cシート)

<プレイガイド> 
チケットぴあ [Pコード:844-426] 0570-02-9999
イープラス https://eplus.jp/ath/word/47492/
ローソンチケット [Lコード:33945] 0570-084-003
後楽園ホール 03-5800-9999
チャンピオン 03-3221-6237