ぱんちゃん璃奈、J-GIRLS女王を流血粉砕! 10・4KNOCK OUT×REBELSは新星爆誕祭!!

KNOCK OUTのリブート会見でテーマに掲げられた「育成」。新生2戦目となった10・4後楽園は、早くもその息吹を感じさせる大会となった。

 格闘技メディア外からも注目のぱんちゃん璃奈の第4試合、対戦相手はJ-GIRLSのピン級女王MIREY。
 リーチの差を活かして打たせず打つと宣言していたぱんちゃん璃奈に対し、女王の貫禄で間合いを詰めるMIREY。
 

 激しい打ち合いになったが、ぱんちゃん璃奈が逆にパンチで女王の額を叩き割るなど、終始優勢に試合を進め、前戦の悔し涙を晴らす完勝劇となった。


 第6試合では、橋本道場の新鋭、2000年生まれの安本晴翔が、かつてのWBCムエタイ統一王者、NJKFスーパーバンタム、フェザー級王者でもあった30歳のベテラン、新人に対し、1Rで3度のダウンを奪う完勝。

 そして圧巻はメインイベント。
 MuayThaiOpenスーパーライト級王者、第2代INNOVATIONライト級王者だった33歳のベテラン橋本悟に対したのが、RIZINアマチュアMMA2016 フライ級優勝、ネオブラッド・トーナメント2018フライ級優勝という総合格闘技の輝かしい戦績ながら、キックボクシングは3戦目の99年生まれ鈴木千裕。
 クロスポイントの代表でもある山口元気プロデューサーは
「勝つ可能性は1割ぐらいだろう…」
と、贈り出したとの事だが、勝つ事しか考えていなかったという本人はゴングと同時にこれしかないという猛ラッシュ。
 橋本悟が何も出来ないまま、まさかの45秒での秒殺となった。


 
 勢いのままに鈴木千裕は丹羽圭介のREBELS63kg級ベルトへの挑戦を宣言、会場から大歓声を浴びる大団円となった。

 一夜にしてスターが生まれる現代社会。
 育成という一見遠回りの方針を打ち出した新生KNOCK OUTから、早くもニューヒーローが何人も躍り出てきたと感じさせられた後楽園大会となった。

■ キックスロード KNOCK OUT × REBELS
日時:10月4日(金) 開始17:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆:1100人(主催者発表)

<第8試合 メインイベント 64kg契約 REBELSルール 3分3R>
●橋本悟(橋本道場) 63.70Kg
 1R 0分45秒 TKO ※レフェリーストップ
〇鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺) 63.80Kg

JOJO立ちを披露する鈴木千裕。
サービス精神旺盛でビジュアル的にも申し分ない、2020年代のニューヒーロー誕生と断言する!

<第7試合 セミメイン フェザー級(57kg)契約 3分5R>
〇安本晴翔(橋本道場) 57.00Kg
 1R 2分01秒 TKO ※3ノックダウン
●新人(E.S.G KICK BOXING GYM) 56.85Kg

<第6試合 スーパーフライ級(52㎏)契約 3分5R>
●石川直樹(治政館キックボクシングジム) 51.95Kg
 3R 0分56秒 TKO ※ドクターストップ
〇仲山大雅(RIOT GYM) 52.00Kg

<第5試合 スーパーフライ級(52.5kg)契約 3分3R>
〇大崎孔稀(OISHI GYM) 52.45Kg
 判定 3-0
●濱田巧(team AKATSUKI) 52.40Kg

<第4試合 46㎏契約 REBELSルール 3分3R(延長1R)>
●MIREY(HIDE GYM) 45.70Kg
 判定 0-3
〇ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE) 45.95Kg

<第3試合 70kg契約 3分3R(延長1R)>
●喜多村誠(伊原道場新潟支部) 69.75Kg
 判定 0-3
〇松島勲也(MSJキックボクシングジム) 69.70Kg

<第2試合 60kg契約 REBELSルール 3分3R>
●古谷野一樹(クロスポイント古河) 59.80Kg
 判定 0-3
〇恭介(インスパイヤードモーション) 59.85Kg

<第1試合 52㎏契約 3分3R>
△空龍(あろん/伊原道場新潟支部) 51.75Kg
 判定 0-1
△心直(REON Fighting Sports Gym) 51.90Kg

<オープニングマッチ➁ REBELSルール 80kg契約 3分3R>
●マニー・センチャイジム(センチャイムエタイジム) 79.55Kg
 2R 1分18秒 TKO ※レフェリーストップ
〇豊圭一(FIGHT CLUB 428) 79.60Kg

<オープニングマッチ① K.Oトライアウト特別育成枠選考試合 REBELSルール 90kg契約 3分2R>
●えっちゃん(リバーサルジム東京スタンドアウト) 88.20Kg
 判定 0-3
〇門馬祐輔(秀晃道場) 83.30Kg

※詳細レポートは電子書籍版『週刊ファイト』10月17日号に掲載予定。