ネグロ・カサスが丸坊主に!!アニベルサリオ86

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 9月27日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで『アニベルサリオ86』が開催された。
 今大会はCMLL年間最大大会である「アニベルサリオ86」が開催された。CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。これを記念して毎年9月にルチャリブレ生誕祭としてアニベルサリオが開催されている。
 メインでは7人参加の敗者髪切り金網戦。ウルティモ・ゲレーロ、シベル・ザ・メインマン(シベルネティコ)、バルバロ・カベルナリオ、ボラドールJr.、ジルベール・エル・ボリクア(エル・メシアス)、ビッグ・ダディ、ネグロ・カサスが参戦選手だが、ゲレーロとシベル、ボリクアは三角関係となっており、更にカサス、カベルナリオがダディと抗争中、ボラドールJr.はややダディ寄りという複雑な関係となっている。同じルードでありながら、ゲレーロはほぼCMLL育ちであるのに対し、シベルとボリクアはどちらかというとCMLLのライバル団体AAAを主戦場にして共にAAAA世界ヘビー級王者に君臨しており、キャリアは対極的である。それゆえに、シベルとボリクアはCMLLルードの頂点であるゲレーロの首をとってメキシコのルード頂点を狙って、大物ルードの三角関係が出来あがったようだ。しかし試合はまず、ダディが金網から脱出したのを皮切りに次々と選手が脱出し、リング内には、なんとゲレーロとカサスの二人が残るという展開になった。この試合は金網から脱出した選手が勝ち抜けで、最後の二人になると、その二人のシングルマッチで決着をつけ、負けた方が髪切りされるというルールである。共にルードで長年CMLLで活躍し因縁のない二人が負け残ってしまい、やりにくい中、最後はゲレーロが必殺のゲレーロスペシャルで勝利した。しかし、小柄でベテランのカサスの頑張りに会場から大きな声援が飛んでいた。
 また、セミファイナルではナショナルトリオ王座戦で、王者、新生ダイナマイト兄弟に、新旧ミスティコのカリスティコとミスティコ、それにエル・バリアンテが組んだドリームチームが挑戦。シングルプレイヤーとしては新旧ミスティコが上だが、タッグとなれば新生ダイナマイト兄弟の連携が冴え渡り王者組が勝利。しかも三本目は怪力サンソンが、ミスティコからフォールを奪って完勝。新生ダイナマイト兄弟が勝ち誇った。

■ CMLL アニベルサリオ86
日時:2019年9月27日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<敗者髪切り金網戦>
敗者:ネグロ・カサス
参戦選手
ウルティモ・ゲレーロ、シベル・ザ・メインマン(シベルネティコ)、バルバロ・カベルナリオ、ボラドールJr.、ジルベール・エル・ボリクア(エル・メシアス)、ビッグ・ダディ

<ナショナル・トリオ王座タイトルマッチ>
○サンソン、クアトレロ、フォラステロ(王者)
 2-1
●カリスティコ、ミスティコ、エル・バリエンテ(挑戦者)

<マスカラ・コントラ・マスカラ>
○ミクロマン
 2-1
●チャムエル

<6人タッグマッチ>
○ニエブラ・ロハ、アンヘル・デ・オロ、メフィスト
 2-1
●グラン・ゲレーロ、エウフォリア、ソベラノJr.

<ナショナル女子王座タイトルマッチ>
○メタリカ(王者)
 2-1
●ダリス(挑戦者)

<6人タッグマッチ>
○ディアマンテ・アスール、ティタン、ドゥルセ・ガルデニア
 2-1
●レイ・ブカネロ、エチセロ、イホ・デル・ビジャノ3号

<タッグマッチ>
○レイ・コメタ、アウダス、スティグマ
 2-1
●ヴィールス、タイガー、ミステリオッソJr.