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8月31日(現地時間)にロシア連邦クラスノダールで『ACA 97: Krasnodar』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショーはロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
今大会のメインは「ACA96」で行われたヘビー級王座決定戦の再戦となった。このヘビー級王座決定戦は現在MMA8連勝、WFCAヘビー級王者であるエウゲニ・ゴンチャロフと元ベラトール戦士で元UFCヘビー級王者のティム・シルビアや元ベラトールヘビー級王者アレキサンダー・ヴォルコフに勝利した実績もあるトニー・ジョンソンJr.が対戦したのだが、激しい殴り合いでゴンチャロフの指がジョンソンJr.の目に入り合いアイポークで試合が続行不可能となり、ノーコンテストとなっていた。今回は仕切り直しとなったが、試合はスタンドでの展開が続く。ゴンチャロフがテイクダウンを奪ってもジョンソンJr.がすぐに立ち上がり、試合はプレッシャーをかけるジョンソンJr.に対して、サークリングして手数の多さでポイントを稼ぐゴンチャロフという流れが続く。結果、5ラウンド戦い抜き、判定でゴンチャロフの勝利。ゴンチャロフが見事に新王者に輝いた。
セミファイナルでは、現在破竹の11連勝中であるムカメド・ベルカモフが、ブラジルのシロ・ホドリゲスと対戦。ロシア対ブラジルのライバル対決だが、下馬評はベルカモフが圧倒的有利となっていたが、試合も下馬評通りベルカモフがグランドで上を奪っての判定勝ち。これで12連勝となった。
■ ACA 97: Krasnodar
日時:2019年8月31日(現地時間)
会場:ロシア連邦クラスノダール
<ヘビー級王座決定戦>
○エウゲニ・ゴンチャロフ(ロシア)
判定 3-0
●トニー・ジョンソンJr(米国)
<ウェルター級>
○ムカメド・ベルカモフ(ロシア)
判定 3-0
●シロ・ホドリゲス(ブラジル)
<フライ級>
○アズマット・カレフォフ(ロシア)
判定 2-1
●ゴーガ・シャマタヴァ(ロシア)
<ライト級>
○ユーサップ・ライソフ(ロシア)
判定 3-0
●ジョアオ・ルイス・ノゲイラ(ブラジル)
<ミドル級>
○ニコラ・ディチコフ(ブルガリア)
1R 0分34秒 TKO
●アレクセイ・エフレモフ(ロシア)
<ライトヘビー級>
○アレクセイ・ブトリン(ロシア)
1R 4分41秒 TKO
●エブゲニ・エジムベリディエフ(カザフスタン)
<フェザー級>
○アプティ・ビマルザエフ(ベラルーシ)
2R 1分24秒 TKO
●ラマザン・キシェフ(ロシア)
🔥 Alexey Butorin earns 14th KO victory in his professional career! #ACA97 pic.twitter.com/w9W73zENzl
— ACAMMA (@ACA_League) August 31, 2019