すぐ隣の東京ドームでは嵐のライブ、総武線を4駅下った両国ではWWEが興行を行っていた6月29日。悪天候の予報にもかかわらずDEEP後楽園大会は中々の賑わいとなった。
今大会、事前に最もメディアを賑わせたのは、唯一のJEWELS戦でレジェンドしなしさとこに挑んだメルヘン王国のマドレーヌ。
総合格闘技の実戦経験は浅いが、5月にはワールド女子プロレスディアナでプロレスデビューも飾り、計量時に突然叫ぶなどの奇行も話題で、人気、知名度共にうなぎ登り。
しかも翌6月30日はディアナで御大、伊藤薫との一騎打ちを控える中でのリアルファイト参戦という強行スケジュールで、恐ろしいバイタリティを持っていると言う他は無い、。
試合の方は、早々に寝かされてしまって完全にしなしさとこのペースに。関節地獄に絡め取られながらも、持ち前の柔軟性を活かして再三決定的なポジションを回避して場内はヒートアップ。3分過ぎに無念のギブアップとはなったが、大いに大会を盛り上げた。
プロレスラー最強伝説が崩壊して始まった21世紀、男子プロレス界がリアルファイトに対して鎖国に近い状態となっている中での総合とプロレスの2足の草鞋はプロレス者には嬉しい挑戦なだけに、注目し、応援していきたいところだ。
マドレーヌ計量パス。
今回は減量キツめだったみたいでパス出来て何より。その他の試合は全て男子選手の中で一つだけ女子の試合。そんな計量会場でも普段と変わらずメルヘンワールド全開。びっくりした人すみません(笑)
リカバリーで肉100人前食べてました(嘘) pic.twitter.com/8xlrExcjv5
— 鈴木槙吾 Shingo Suzuki (@ShingoSuzuki13) 2019年6月28日
I love me.
I'm so mad at myself.
I have to love me.
Loose again.
But.. but I did my best.
It will come tomorrow.悔しくて哀しくて情けなくて
それでも頑張ったことは変わらない涙が止まらなくても
明日は来るディアナホームマッチ
伊藤薫さんとシングルです
毎日戦える幸せぶち当たる https://t.co/iyf69RA98C pic.twitter.com/ginT1SVueH
— MADELINE♡ MMA/Pro-wrestling ♡マドレーヌ (@madfit2) 2019年6月29日
■ skyticket presents DEEP 90 IMPACT
日時:6月29日(土) 開場17:30 開始17:45
会場:東京・後楽園ホール
<メインイベント DEEPフライ級暫定王者決定戦 5分3R>
●柴田”MONKEY”有哉(Kids MMA Team KIZUNA~絆~)56.6kg
判定0-5 5名が27-30
〇神龍誠(フリー)56.7kg
※神龍が暫定王者に
“MMAの神童”こと神龍誠が終始優勢に試合をすすめて圧勝で暫定王者となった。
<第11試合 DEEPミドル級 5分3R>
〇水野竜也(フリー)83.8kg
1R 4分58秒 肩固め
●中井光義(フリー)83.1kg
『キン肉マン』ゆでたまごⅡ世(物理)という知名度先行の中井光義。総合の実践経験もあるが、ブランクが長く、現在はプロレスが主戦場。王者の水野竜也は試合後、
「オファーを受けようか悩んだが、望まれたら闘うのがプロの仕事」
と考え、リングに望んだと心境を吐露。
その上で、
「勝って当たり前」
の相手に勝つプレッシャーを乗り越え、1Rでの勝利を狙っていたという。
結果、終了間際に意地の1本勝ちを収め、流石王者! を満天下に知らしめた。
<第10試合 DEEPフェザー級 5分3R>
〇小見川道大(NEO JUDO ACADEMY)66.1kg
2R 2分03秒 変形横四方固め
●オーロラ☆ユーキ(KIBAマーシャルアーツクラブ)65.95kg
お互い顔を腫れがあらせ、激闘となった。フィニッシュは覆面MANIAスーパーライト級王者としてプロレスファンにもお馴染みの勝村周一朗の得意技、首を抜いた状態で膠着と見せかけての変形横四方固めだった。
小見川パイセンのフィニッシュどうなってたかわからない人もいますよね?
かく言うパイセンも最初は僕に何やられてるかわからずにタップしたものです。笑
肩固め?ヴァンフルー?いやいやただの横四方固めですよ。笑
盛一郎も得意なやつ。
そのうちユーチューブで配信しますね。やってないけど。笑 https://t.co/0pazqqzmpu— 勝村周一朗 (@shu_katsumura) 2019年6月29日
<第9試合 DEEPウェルター級 5分3R>
〇悠太(ALLIANCE)77.4kg
判定3-0 3者とも29-28
●佐藤洋一郎(KATANA GYM)77.1kg
<第8試合DEEPフェザー級 5分2R>
〇横山恭典 (KRAZY BEE)66.05kg
判定3-0 3者とも20-18
●大澤茂樹(Honey Trap)65.65kg
<第7試合DEEP JEWELSミクロ級 5分2R>
〇しなしさとこ(フリー)43.50kg
1R 3分05秒 アームバー
●マドレーヌ(メルヘン王国#FIGHTTEAMミチバ)43.95kg
<第6試合DEEP 65kg以下 5分2R>
●石司晃一(フリー)64.75kg
判定 1-2 2名が18-20 1名が19-19マスト判定で石司
〇白川”Dark”陸斗(志道場)65.00kg
<第5試合 DEEPウェルター級 5分2R>
〇渡辺良知(JUNGLE GYM)77.35kg
判定 3-0 3者とも19-19のマスト判定という僅差
●川中孝浩(BRAVE)77.25kg
<第4試合DEEPバンタム級 5分2R>
〇渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)61.60kg
1R 1分22秒 KO ※マジカルチョーク
●小林博幸(T-BLOOD)61.65kg
父の渡部優一が初代修斗ウェルター級チャンピオンになった時に後楽園ホールで抱っこされて見たのと同じ光景を今また見た、NEXUSバンタム級王者渡部修斗。今後も継続参戦が濃厚で、要注目。
skyticket presents DEEP 90 IMPACT
1R、マジカルチョークで一本勝ちできました。
2歳の頃と同じ景色を後楽園ホールの真ん中から観ることができました。
これから先が観えてきたら良いなって思います😌
応援してくださった皆様ありがとうございました!
佐伯さんお誕生日おめでとうございます😊 pic.twitter.com/OJfLA8XMAu— 渡部 修斗 Shooto Watanabe (@shooto_wa) 2019年6月29日
<第3試合 DEEPフライ級 5分2R 中山ハルキ引退試合>
●中山ハルキ(K-Clann)57.00kg
判定0-3 3者とも18-20
〇伊藤裕樹(ネックスイチムエ)57.10kg
引退試合を勝利で飾れず、思わず膝をついた中山ハルキ
<第2試合 DEEPフライ級 5分2R>
●ランボー宏輔(パラエストラ千葉)56.50kg
判定1-2 3者とも19-19 マスト判定で1-2と僅差の勝利
〇鮎田直人(CAVE)56.85kg
<第1試合 DEEPライト級 5分2R>
〇宮崎直人(総合格闘技津田沼道場)70.70kg
判定2-1 18-20 20-18 19-19の三者三様でマスト判定の僅差
●大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)70.45kg
●冠協賛:skyticket/(株)アドベンチャー
●協賛:(株)ドン・キホーテ、(株)イースト アンド ウェスト、PIG ROOM
ラーメン俺の空、BK-Mind、BKアビリティ
●後援:FIGHTING TVサムライ、VENUM、KT TAPE、Tri Fight