ドクトル・ワグナーJr.がブルー・デーモンJr.にタッグ戦で勝利!AAAベラノ・デ・エスカンダロ2019

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 6月16日(現地時間)にユカタン州メリダで『AAAベラノ・デ・エスカンダロ2019』が開催された。
 今大会は、ルチャリブレAAA初夏のビッグマッチである「ベラノ・デ・エスカンダロ」であり、メインはAAA年間最大大会トリプレマニアのメインで究極の決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を行うブルー・デーモンJr.とドクトル・ワグナーJr.のレジェンド二人がタッグマッチで激突。それぞれタリウス、サイコ・クラウンをタッグパートナーに抜擢しての前哨戦という形だ。試合は開始と同時にデーモンJr.がワグナーJr.に襲いかかり、場外で凶器攻撃を繰り返して追い込む。リング上ではタリウスがサイコを凶器攻撃でルード軍が優勢のまま試合が進むが、やがてワグナーJr.が逆襲。続いてサイコも復活し、揃ってルード軍を痛めつけた。最後はワグナーJr.がデーモンJr.をテーブルに叩きつけ、必殺のワグナードライバーで仕留め、堂々のフォール勝ち。タッグでの前哨戦は、ワグナーJr.が見事に勝利した。
 またセミファイナルではAAAタッグ王座戦が行われ王者ザ・ヤングバックスにルチャ・ブラザーズが挑戦した。元々はルチャ・ブラザーズが王者だったが、AAAと提携団体AEWから乗り込んできたザ・ヤングバックスが王座を強奪したのだった。ルチャ・ブラザーズとしては、絶対に王座をメキシコに取り返したいところだ。試合はヤングバックスがペンタゴンJr.の覆面を剥ぎ取り、フェニックスににメルツァー・ドライバイーを決めるが、ペンタゴンJr.がカット。最後はルチャ・ブラザーズの合体ペンタゴン・ドライバーでフォールを奪い勝利。ルチャ・ブラザーズが遂に王座をメキシコに取り戻した。
 提携団体インパクトレスリングから参戦したキラー・クロスはチェスマン、モンスター・クラウンと組んで、抗争中のプーマ・キング、アエロスター、パガノと対戦。クロスは妻のスカーレット・ボルドーをセコンドにつけ、ルード軍が凶器とボルドーの介入で有利に試合を進めるも、やがてテクニコ軍も逆襲。アエロスターが鉄柱に登って最上段からダイブまで敢行する中、最後はプーマ・キングがチェスマンをテーブル葬でフォール勝ち。しかし、試合後に怒り狂ったクロスが、プーマ・キングを捕え、覆面を剥ぎ取って勝ち名乗り。この二人の抗争はまだまだ続きそうだ。

■ AAAベラノ・デ・エスカンダロ2019
日時:2019年6月16日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ユカタン州メリダ

<タッグマッチ>
○ドクトル・ワグナーJr.、サイコ・クラウン
 ピンフォール
●ブルー・デーモンJr.、タリウス

<AAAタッグ王座タイトルマッチ>
○ペンタゴンJr.、フェニックス(挑戦者)
 ピンフォール
●ザ・ヤングバックス(マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン)(王者)

<6人タッグマッチ>
○ミステシスJr.、イホ・デル・ビキンゴ、ラ・パルカ
 ピンフォール
●エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、イエドラ

<6人タッグマッチ>
○プーマ・キング、アエロスター、パガノ
 ピンフォール
●チェスマン、モンスター・クラウン、キラー・クロス

<タッグマッチ>
○ラレド・キッド、タジャ
 ピンフォール
●テッサ・ブランチャード、ダガ

<タッグマッチ>
○オーストラリアン・スーサイド、サミー・ゲバラ
 ピンフォール
●マキシモ、マンバ

<シングルマッチ>
○ファビー・アパッチェ
 ピンフォール
●イホ・デ・ティランテス

<レイナ・デ・レイナス王座タイトル3WAYマッチ>
○ケイラ(挑戦者)
 ピンフォール
●レディ・シャニ(王者)
チカ・トルメンタ(挑戦者)