本間多恵 ルチャリブレの聖地アレナメヒコ鮮烈デビュー詳報!

 日本からCMLLツアーへ遠征したアクトレスガールズとJ@st所属の本間多恵が念願のアレナメヒコにてメキシコデビュー戦を飾った。現地メキシコはセマナ・サンタ(聖週間)期間中の連休とあって、アレナメヒコの1階席は完売するなど、大観衆が詰めかけた。

 日本と同じテーマ曲「First Ring」に乗り、日本のファンからの寄せ書きメッセージが入った日の丸を持って登場。日本と同じように特攻服に身を包んだ本間は、背中を向けて「本間多恵」の刺繍が入った文字をファンにアピール。アレナメヒコのスクリーンには「報告・連絡・相談」「特攻隊長」など、本間を表すフレーズが次々と映し出された。


 試合前からルーダ軍と因縁を残す小林香萌がダリス、アマポーラと小競り合いを繰り広げる中、試合開始。

 注目の本間はアマポーラとファーストコンタクト。コルバタからのドロップキックとキャッチフレーズ通りの特攻をかける。その後、場外へ落ちたアマポーラに場外ダイブも狙ったがここは相手に読まれ、本間もリングにとどまる。そして中央を陣取ると、客席へ向けて投げキッスを送った。その後、小林がダリスを場外へ落とすと、トペを決めて、動きを止めると、すかさず、本間がイシスに飛びつきの腕十字、スヘイもラ・ミスティカをアマポーラに決めて1本目を奪取した。

 2本目はルーダ軍が逆襲。ダリスが本間を捕らえると、コーナーに上りヘアを持って高々と持ち上げ放り投げる。さらにはアマポーラとイシスの連携攻撃を受けて場外ダウン。その間に小林がアマポーラからの旋回式フェースバスターを、イシスのボディプレスをスヘイがそれぞれ食らい、1対1のタイスコアとなった。

 3本目はルーダ軍が小林、本間をそれぞれ襲い掛かる。本間はアマポーラに高く飛び上がってのDDT、続いてダリスにも飛びつき腕十字を決めたが、自力で返されると、高角度のタイガードライバーに仕留められる。その後、スヘイが場外へ落され、孤立した小林が逆上したアマポーラのパンチを受ける。アマポーラはレフェリーの制止に対して突き飛ばしたため、反則負けがとられた。

 これでテクニカ軍が2対1のスコアで勝利。本間が念願のアレナメヒコで無事、デビュー戦を戦い抜いた。

■ 2019CMLLアレナメヒコ金曜定期戦
日時:4月19日(現地時間) 
会場:アレナメヒコ

<6人タッグマッチ 3本勝負>
プリンセサ・スヘイ 小林香萌 本間多恵
 2-1
ダリス アマポーラ レイナ・イシス

バックステージでは小林が
「アマポーラが邪魔しなければ私がダリスから3カウント取ってたと思います。前回に引き続きなんで今度こそアマポーラから3カウントを取りたいと思います」
とルーダ軍に対してさらなる対抗心を燃やす。

そして本間はまず
「メ・ジャモ・タエ・ホンマ」
とまずはスペイン語で自己紹介。続けて、
「今日はじめてアレナメヒコに立つことができました。それを目標に今日まで頑張ってきたので本当にうれしいです。はじまる前まではとっても緊張してましたけど、一人じゃなかったので。日本でずっとお世話になっている香萌さんと組ませていただき、スヘイさんとも初めて組ませていただいて、相手からすごく威圧を感じたし、強かったですけど、会場の皆さんの声援からエネルギーをいただいたし、勝つことができていまはすがすがしい気分です。でも今回の遠征だけじゃなくまたここ(アレナメヒコ)に戻ってきたいので、もっともっと頑張りたいと思います」
と夢の空間を終えての感想を述べた。

 本間は続いて23日(現地時間)、アレナコリセオ・デ・グアダラハラ火曜定期戦および26日(同)、アレナメヒコ金曜定期戦へ出場する。
 本場メキシコで大きな飛躍を遂げた本間多恵、アクトレスガールズ4・30後楽園ホールでの凱旋試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、いやが上にも期待が高まる。