パンクラス304は、キャンバスのONE Championshipの広告だけでなく、傘下となったことが全面アピールされた大会となった。
　メインでは、久米鷹介がHEAT王者ブラジルのトム・サントスを圧倒。三角締めを極めてライト級王座を防衛。ONEと”独占”契約になるのだそうだ。ちなみに久米は先にONEと契約している徳留一樹に二度勝っている。

　42歳同士、ブラジルと日本の女子対決となったセミはリカバリー技術が凄いのか、バレーボール出身の身長の高さだけでなくシッジ・ホッシャが大きく見える。長い手足を利かしたパンチが端貴代の顔面を流血させ、どうしても下がってしまう展開に。5Rでようやくグラウンドに持ち込んだ端だが、フィジカルモンスターの異名通りひっくり返して立たれてしまう。女子フライ級のベルトを巻いたホッシャもまた、ONEへの出場権を得た。
　接戦でどちらの手が上がるのかわからなかったのは、中島太一vs.カイル・アグオンだったが、案の定2-1のスプリットながら米国選手が勝利している。「ばばあ、なめんなよ！」の藤野恵実は、ロシア美少女のクセニヤ・グーセヴァを判定で下した。

　それにしても、TOKYO MX1、MX2と続く地上波中継だが、今回もまたセミの女子戦途中で尻切れトンボに。「TOKYO MXの動画配信アプリ、エムキャストLIVEで引継ぎご覧になれる」とのテロップだったが、大半はAbemaTVに流れたと思われる。時間割の設定ミスが指摘されよう。

■　skyticket presents PANCRASE 304 sponsored by ONE championship
日時：4月14日(日) 本戦開始・17:15　本戦第7試合開始19:00～
会場：新木場スタジオコースト

【試合結果】
＜第11試合　メインイベント　パンクラス・ライト級タイトルマッチ　5分5R＞
○久米鷹介（ALIVE／王者）
　3R 1分8秒　三角絞め
●トム・サントス（ブラジル／チーム・ブラジリアン・タイ／5位、HEAT王者）
※久米が2度目の防衛

＜第10試合　パンクラス女子フライ級初代王座決定戦　5分5R＞
●端　貴代（和術慧舟會AKZA／1位、元DEEP JEWELSバンタム級王者、元スマックガール・ミドル級（58kg）王者）
　判定3-0(50-45)
○シッジ・ホッシャ（ブラジル／ホシャ・トップチーム／3位）

＜第9試合　パンクラス・ストロー級王座挑戦者決定戦　5分3R＞
○北方大地（パンラス大阪稲垣組／1位／52.55kg）
　判定3-0（30-27）
●曹　竜也（闘心／4位／52.85kg）

＜第8試合　パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定戦　5分3R
●中島太一（パラエストラ東京／2位）
　判定2－1（29-28/29-28/28-29）
○カイル・アグオン（米国／SPIKE 22／3位、元PXCバンタム級王者）

＜第7試合　女子ストロー級　5分3R＞
○藤野恵実（FIGHT FARM／3位）
　判定3-0（29-28）
●クセニヤ・グーセヴァ（ロシア／マッティ・チーム／女子フライ級2位）

＜第6試合　バンタム級　5分3R＞
●TSUNE（リバーサルジム新宿Me,We／1位）
　1R 3分11秒　左ハイキックKO
○金太郎（パンクラス大阪稲垣組／6位）

＜第5試合　ライト級　5分3R＞
●アキラ（MSC/&MOSH／4位）
　判定0-3（28-29）
○冨樫健一郎（パラエストラ広島／7位）

＜第4試合　フェザー級　5分3R＞
○内村洋次郎（イングラム／10位）
　判定3-0（29-28/29-28/29-27）
●亀井晨佑（パラエストラ八王子／11位、2018年ネオブラッドトーナメント同級優勝）

＜第3試合　ライト級　5分3R＞
○粕谷優介（総合格闘技道場CROWN）
　TKO　1R 1分1秒
●菊入正行（NEVER QUIT／8位）

＜第2試合　女子フライ級　5分3R
●ライカ（RIGHT THING ACADEMY／ボクシング元OPBF東洋太平洋女子ライト級王者）
　1R 3分17秒　リアネイキッドチョーク
○マイラ・カントゥアリア（ブラジル／ニュー・レベル・アカデミー）

＜第1試合　ウェルター級　3分3R＞
○高木健太（リバーサルジム川口REDIPS／5位）
　1R 1分31秒　左フックKO
●丸山数馬（TEAM LTDR）

【プレリミナリーファイト】
＜第10試合　フライ級　3分3R＞
○有川直毅（K-PLACE）
　2R 2分4秒　肩固め
●中嶋悠真（マッハ道場）

＜第9試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　ウェルター級　3分3R＞
廣野雄大（パンクラスイズム横浜）
　中止　※廣野が計量失格
真王DATE（Team DATE）

＜第8試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　ウェルター級　3分3R＞
○渡邊雅祥（パラエストラ八王子）
　判定3-0（29-27/30-27/30-27）
●山下　剛（マッハ道場）

＜第7試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　フェザー級　3分3R＞
○名田英平（総合格闘技道場コブラ会）
　判定2-1（29-28/29-28/28-29）
●DARANI DATE（TEAM DATE）

＜第6試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　フェザー級　3分3R＞
○立成洋太（FIGHT FARM）
　2R 18秒　グラウンドのパンチTKO
●塩津良介（パラエストラ広島）

＜第5試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　フェザー級　3分3R＞
○鬼山斑猫（KRAZY BEE）
　3R 57秒　グラウンドのパンチTKO
●岩本達彦（BLOWS）

＜第4試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　バンタム級　3分3R＞
○平岡将英（KRAZY BEE）
　判定3-0（3-27）
●高杉遼介（新潟イエローマンズ）

＜第3試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　フライ級　3分3R＞
○下田洋介（和術慧舟會総本部）
　判定2－1（29-28/29-28/28-29）
●西村大輝（ALLIANCE）

＜第2試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　ストロー級　3分3R＞
○アラヤ（チームアラヤ）
　判定3-0（29-28/30-27/30-27）
●有村　桂（誠流会館）

＜第1試合　第25回ネオブラッドトーナメント一回戦　ストロー級　3分3R＞
○尾﨑龍紀（総合格闘技道場コブラ会）
　判定3-0（29-28/30-27/29-28）
●アベリュー（パンクラスイズム横浜）