[ファイトクラブ]マジソンスクエアガーデンへの道! 挑戦者への名乗り相次ぐ 新日本3・6大田区大会

[週刊ファイト3月14-21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼マジソンスクエアガーデンへの道! 挑戦者への名乗り相次ぐ 新日本3・6大田区大会
 photo & text by TERUZ
・メイ社長が遺影持ちキングコング・バンディ追悼セレモニー
・来年ドームで引退! 獣神サンダー・ライガーは戴冠ならず
・先読みさせない新日本の魅力! マジソンへの軌跡に大注目


■新日本プロレス 旗揚げ記念日
日時:3月6日(水)19:00
会場:東京・大田区総合体育館 観衆4,000人(札止め=主催者発表)

 3月6日、新日本プロレス『旗揚げ記念日』興行が東京・大田区総合体育館で行われ、札止め観衆で賑わった。

 ジェイ・ホワイトの進化が止まらない。2・11大阪大会では、ハイフライフローを放った棚橋弘至がブレードランナーで切り返されて王座から陥落した。この日は、オスカッターを見舞おうとしたウィル・オスプレイが変型ブレードランナーを食らってしまう。ジェイと対峙してしまうと、フィニッシュ技こそが“自殺行為”となってしまうのだ。

 プロセスでいえば理詰めの攻めを重ね、相手の技をポイントポイントで回避し、セコンドの外道投入で精神的に揺さぶる。ジェイは早くも若きヒール王者像を確立した感さえある。こういった持ち味のレスラーがそのままIWGP王者を務めるのは、新日本では極めて珍しいケースとなる。業界の盟主であっても新境地へと踏み出し続ける新日本の姿勢が興味深い。

 メイン後にはBULLET CLUB勢の追撃があり、解説席から飯伏幸太、控え室からオカダ・カズチカ、棚橋弘至、後藤洋央紀が飛び込んだ。錚々たる顔ぶれとジェイが向き合う構図は、次期挑戦者決定戦となるニュージャパンカップへのアピールに他ならない。ジェイは米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン大会(4月6日)での初防衛戦に弾みをつけたが、挑戦者が誰に決まるかにも注目が集まった。

 なお、この日のタイトル戦では、石森太二が獣神サンダー・ライガーを相手にIWGPJr.王座を防衛し、SHO&YOHが鷹木信悟&BUSHIからIWGPJr.タッグ王座を奪取している。

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