[ファイトクラブ]エリート勢ドームで星になる! 中邑の穴埋めて新日で台頭3年間 1・4ドーム総括

[週刊ファイト1月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼エリート勢ドームで星になる! 中邑の穴埋めて新日で台頭3年間 1・4ドーム総括
 photo & text by TERUZ
・内野スタンド埋まって「満員」マーク! 来年はドーム2連戦
・中邑の“穴”埋めたエリート勢、3年間で新日本台頭期に終止符
・「品がない」ケニー猛攻を耐えて棚橋復活! 4年ぶりIWGP戴冠
・世界のジェリコ健在、内藤に敗戦するもノーDQマッチで魅了
・ジェイにフォール許すも、オカダはパンタロン脱いで大復活
・石森が初戴冠! KUSHIDA新日本に惜別のジュニア王座陥落


■ 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム
日時:1月4日(金)17:00 ※第0試合は16:00開始
会場:東京・東京ドーム 観衆38,162人(満員=主催者発表)

 1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会が行われ、満員マークがつく盛況で賑わった。

 3年ぶりドームメイン登場となった棚橋弘至。受けに回る王者ケニー・オメガの力量ももちろんあったが、場外長机へのハイフライ弾自爆、2度の「片翼の天使」破り(リバースフランケン、スリングブレイド)に代表される棚橋の躍動は“全盛期”を想起させた。39分13秒の長期戦を制した棚橋は、IWGPヘビーを4年ぶり8度目戴冠。マイクでは「正直言うと、もうこの舞台には帰って来れないかと思ってました」とも漏らしたが、まさにビッグカンバックを遂げた格好となった。

 クリス・ジェリコvs.内藤哲也は6・9大阪城ホールでの同カードよりも格段の内容。ノーDQマッチとしての展開に両者のプロレス脳が冴えわたり、随所での動きに裏付けされるジェリコのコンディションも良好だった。ハイフライヤー対決として期待された飯伏幸太vs.ウィル・オスプレイは、アクロバティックな攻防に沸いたもののフィニッシュへの流れはやや唐突で、大会ベストバウトとはならなかった。

 大会で行われたタイトル戦では、実に全王座が移動。ケニー、Cody、ヤングバックスはじめエリート新団体参加が噂されていた顔ぶれは全員が王座陥落もしくは敗退となった。新日プロにいったんの区切り。加えてWWEへの転出の噂もあるKUSHIDAが敗退。マット界再編がどうなっていくのかの続報が待たれる。

 前年と比べると3,000人余りの観客数が上乗せされ、1Fスタンドの内野エリア観客がついにポール間際のブロックまで到達。外野エリア再進出の可能性を感じさせたが、なんと2020年での1・4&5東京ドーム2連戦が発表に! 今夏のG1クライマックスは海外での開幕(テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センター)となることも明かされ、団体としての勢いを感じさせたドーム大会となった。

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