パガノが6人タッグマッチでムースからフォール勝ち!AAA テレビテーピング大会

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 12月7日(現地時間)にメキシコ・ベラクルス州ハラパで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
 今大会のメインは、ドクトル・ワグナーJr.、サイコ・クラウン、パガノのテクニコ軍が、ブルー・デーモンJr.、ムース、レイ・エスコルピオンのルード軍と激突。デーモンJr.はワグナーJr.がジェフ・ジャレットと2018年最大のカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)を行う際、ワグナーJr.のセコンドに付いていたが、裏切った経緯がある為、二人の因縁が高まっている。共にメキシコを代表するレジェンドだけに、レジェンド同士が6人タッグマッチで激突となった。デーモンJr.はAAAの提携団体から遠征してきた怪物ムースを味方につけて大暴れ。試合前半はルード軍が優位となったが、試合が進むにつれテクニコ軍も逆襲。ボードをリングに持ち込んでデーモンJr.を突入させるなどワグナーJr.が攻めれば、サイコはスコルピオンと、パガノはムースとやりあう事になった。巨体のムースを相手にしたパガノは、そのパワーに圧倒され大苦戦するも、最後はなんとコーナーからギロチンドロップでムースからフォール勝ち。大物ムースにハードコアピエロのパガノが大金星の勝利を奪い、試合後、ワグナーJr.、サイコと共に勝どきをあげた。

■ AAA テレビテーピング大会
日時:2018年12月7日(現地時間)
会場:メキシコ・ベラクルス州ハラパ

<6人タッグマッチ>
○ドクトル・ワグナーJr.、サイコ・クラウン。パガノ
 ピンフォール
●ブルー・デモンJr.、ムース、レイ・エスコルピオン

<6人タッグマッチ>
○モチョ・コタJr.、カルタ・ブラバJr.、ティト・サンタナ
 ピンフォール
●アベルノ、チェスマン、スペル・フライ

<ブルテリーマッチ>
○アエロスター
 4コーナータッチ
●モンスター・クラウン

<6人タッグマッチ>
○ミステシスJr.、イホ・デル・ビキンゴ、ラレド・キッド
 ピンフォール
●ジャック・エバンス、タウルス、オーストラリアン・スーサイド

<タッグマッチ>
○レディ・マラビジャ、スター・ファイア
 ピンフォール
●レディ・シャニ、マンバ

<タッグマッチ>
○ディナスティア、パルキータ、ニーニョ・アンブルゲサ
 ピンフォール
●アルカンヘル・ディビノ、パルキータ・ネグラ、ウルティモ・マルディト