SmackDownベッキー・リンチ負傷シャーロットvs.ロンダ変更!ブライアンがAJ下し王座戴冠、Bレスナー戦変更

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 中継はミズーリ州セントルイスから。旧NWA総本山だったキール・オーディトリアムが新装されて、近代的なエンタープライズセンターに変わっている。
 昨日のRAWを出し終えて、ネットサーフィンとかしてないまま予備知識なしにSmackDownを見たら、大変なことになっていた。ベッキー・リンチの負傷により、ロンダ様の対戦相手が変わるという。「ええ? そんな・・・」はWWEユニバース誰もが思ったことに違いない。主役のカード消滅なのだから。
 昨日の中継ではカメラの角度から”その瞬間”は放送されてなかったのだが、別カメラが捉えていたようでナイア・ジャックスのパンチが顔面に命中していた。出てきたベッキーは、最初はメイクで左目がはれ上がっているのかとも思えたが、画面で大写しになるとメイクで強調されてはいるが、確かに左目下が腫れあがったままなのはリアルだ。いや、WWEの場合スキットなのかと疑うのがむしろ普通であって、今宵も、セキュリティー陣(おそらく地元のレスラー)が指示されて「すべてのバックドアを監視して、RAW軍が来たら入れないようにしろ!」とのコントやっていたから、ベッキーも演出なのかと。しかし、怪力ナイアのパンチは本物の破壊力だったことになろう。

 但し、鼻が折れただけでなく、あれから昨日からの海外ニュース含めて調べてみたら、脳震盪はアングル説があるようだ。確かに流血はおびただしかったが、本当に怖いのは受け身を取り損なって頭を打つとかであるものの、昨日のは一発ガチKOで倒れ込んだわけではなく、中継ではその後もベッキーは暴れていたが、いつの間にか視聴者もポタポタ流血に気が付く展開だった。

 いずれにせよ、ペイジGM立ち合いのもと、ベッキーが替わりの対戦相手を選ぶセグメントになり、SmackDownの女子選手がリングに勢ぞろいしたが、会場からはアスカを選ぶのかという場面で一番声援が大きかった気もするものの、ここは大物ということでシャーロットに。抗争している相手だから選ばないという邪推以上に、ロンダvs.シャーロットは来春『レッスルマニア』の目玉カードというのが以前からの計画だったので、ここで黄金カードを切ってしまうのかという驚きはある。
 もっとも、この日も「ベッキー!ベッキー!」の大声援で会場、番組にも出てきているように、LAにはベッキーもなんらかの形で出てくる、場合によっては途中から3way戦とかの展開も考えられよう。どういうCreativeにするのか、大人のファンとの知恵比べが楽しみになってきた。
 LAは、長年のロンダの出身地にして、元UFC戦士のトラビスと結婚して現在も暮らしているから、いくらベッキーが大over中だとしても、地元のロンダが寝る結末にはしないという意見もあるが、ノンタイトル戦なんだし、ここは客が応援しているベッキーという読みもあり、専門家筋でもフィニッシュ先読みは一致していない楽しみがあった。ちなみにアイリッシュ訛りをわざと強調するベッキーだが、現在はLA在住らしい。但し、これは番組では公表されてないから、現場監督目線ではそれは使えない要因ということなる。

 前回、ブロック・レスナーに負けているから、今回はどうするのだろうと、こちらも大人のファンとの知恵比べが楽しみだった男子の頂上決戦だったが、AJ本人が1年以上の長期政権の王座記録をマイクしたその日、なんと(サウジアラビア遠征拒否の罰ゲームとも噂されたにせよ)ついこの間、クリーンなタップアウトにてTV番組上の初挑戦だったダニエル・ブライアンを退けたばかりだったのに、今回はヒールターンということなのか、急所攻撃もやったブライアンがピンフォールでAJからWWE王座を奪取。こちらも『サバイバー・シリーズ』直前なのに、ブロック・レスナーvs.ダニエル・ブライアンにカード変更となっている。

◆中邑、ロリンズに顔面骨折を予告

“ナカメリカ”ことUS王者中邑真輔がPPV『サバイバー・シリーズ』で対戦するIC王者セス・ロリンズに「顔の骨を折る」と予告した。前日のロリンズのコメントをスマートフォンで確認していた中邑がバックステージのインタビューに答えると、「昨日のRAWでセスは俺のことを考えられないと言っていた。俺はセスことばかり考えているのに傷ついたよ。サバイバー・シリーズではセスの顔の骨を折ってやる」とFantasy match(夢の対戦)と言われている両者の初対決に中邑は片恨みを募らせた。

◆負傷欠場のベッキー、ロンダ戦にシャーロットを指名

 ロンダ・ラウジーとの対決を予定していたベッキー・リンチの負傷欠場がスマックダウンで発表された。昨日、ベッキー率いる青色SmackDown女子軍団がRAWを襲撃してリングを占拠。先頭に立って闘ったベッキーはナイア・ジャックスの反撃で顔面の骨折と脳震盪を起こして、PPV『サバイバー・シリーズ』でのロンダ戦出場はドクターストップとなってしまった。
 この日の生中継ではベッキー自らが代理出場者を指名するため、リングには女子スーパースターが勢ぞろい。シャーロット・フレアーやアスカを筆頭にナオミ、ラナ、カーメラ、アイコニックス、ソーニャ・デビル、マンディ・ローズが集まると、最後に顔が腫れたベッキー本人も登場。ベッキーはメンバーを1人づつ確認すると、「私が倒すつもりだったんだけど。ロンダを倒してください」と遺恨を持つライバル、シャーロットを指名。ベッキーとシャーロットは私情を挟まず握手とハグを交わして2人の関係も修復。ロンダとの対戦が決まったシャーロットは「私はベッキーのために戦うわ。そして、この女王様がロンダを倒してスマックダウンがより優れたブランドだということを証明する。ウォー!」と勝利宣言して雄叫びを上げた。

◆急所攻撃でAJスタイルズを撃破!ブライアンが新WWE王者に

 オープニングでWWE王者AJスタイルズは、突如現れたブロック・レスナーの代理人ポール・ヘイマンとダニエル・ブライアンの名前を出して論戦を展開した。するとブライアン本人も登場してAJスタイルズとの乱闘に発展。メイン戦として両者のWWE王座戦が組まれることになった。実力者同士の対戦は白熱の攻防を展開したが、試合終盤にAJスタイルズのフェノメナルフォーアームが間違ってレフリーに誤爆。するとその隙を突いたブライアンはAJスタイルズにまさかの急所攻撃。ブライアンは続けてニープラスで弱ったAJスタイルズに追撃して3カウント。なんとブライアンがAJスタイルズからピンフォールを奪って新WWE王者となった。
 チャンピオンベルトを抱えて見つめるブライアンは人格が変わってしまったのか、さらに試合後に倒れ込んだAJスタイルズの顔面を何度も踏みつけて不敵な微笑みを浮かべた。PPV『サバイバー・シリーズ』では新WWE王者となったブライアンがユニバーサル王者レスナーと王者同士の決戦に挑むことになった。日本時間だと11月19日朝からWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

■ WWE SmackDown
日時:2018年11月13日(現地時間)
会場:アメリカ・ミズーリ州セントルイス エンタープライズセンター

<WWE王座タイトルマッチ>
○ダニエル・ブライアン(挑戦者)
 ピンフォール
●AJスタイルズ(王者)

<6人タッグマッチ>
○シェイマス、セザーロ、ビッグ・ショー
 ピンフォール
●ニュー・デイ

<シングルマッチ>
○レイ・ミステリオ
 ピンフォール
●ザ・ミズ

<シングルマッチ>
○ジェフ・ハーディ
 ピンフォール
●アンドラデ”シエン”アルマス

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