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10月25日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
インパクト・レスリング(Impact Wrestling)は、アメリカ合衆国のプロレス団体。運営はアンセム・レスリング・エキシビジョンズ(Anthem Wrestling Exhibitions, LLC)。過去に団体名を幾度か変更しており、古い順にNWA-TNA(National Wrestling Alliance : Total Non Stop Action、2002年 ~ 2004年)、TNA(Total Non Stop Action Wrestling、2004年 ~ 2016年)、GFW(Global Force Wrestling、2017年7月 ~ 2017年9月)を名乗っていた。 多くのインディー団体が収入不足により倒産していく中で、経費の最小化で収入を確保する戦略を取っている。それは興行の開催場所の固定と安定した放映収入、そして選手の契約形態に反映されている。ほとんどの選手は専属契約という形ではないため他団体へ出場する選手も多い。また、ほぼ契約選手のみで興行を行うWWEとは対照的に、日本やメキシコなど海外の他団体との交流も積極的に行っている。
今放送のメインでは新インパクト世界王者のジョニー・インパクトに現AAAヘビー級王者(AAAメガ王者)のフェニックスが挑戦した。悪党王者オースチン・エリーズを倒して、遂に王者となったインパクトに新たな敵として名乗りをあげたフェニックス。試合は、試合巧者同士の白熱した展開となったが、最後はインパクトが必殺のスターシップ・ペインを決めてフォール勝ち。試合後、お互いに健闘をたたえあって抱き合う二人。しかし、その後、サミ・キャラハンとoVeが乱入してきたのだった。oVeはフェニックスを襲うが、それに救出にフェニックスの兄であるペンタゴンJr.が駆け付けて迎撃。ルチャ・ブラザーズとキャラハンの抗争はまだまだ続きそうだ。
またオースチン・エリーズがインパクトに王座を奪われインパクト・レスリングから離脱したが、一緒に暴れていたキラー・クロスとムースは、まだインパクト・レスリングで暴れるという事で、KM、ファラー・バーと対戦。試合序盤は体格的には見劣りしないKMとバーがハッスルし、クロス、ムースの怪物コンビ相手に圧倒するも、やがて怪物コンビがペースを奪い返し、バーをいたるぶ展開が続く。しかし、そこにムースと抗争中のエディ・エドワーズが乱入し、なんとムースをバックステージまで連れ去ってしまったのだった。それでもクロスは一人でKM、バーを相手にして、最後はKMをチョークで絞め落として勝利。クロスの強さが光った試合となった。
■ Impact Wrestling
日時:2018年10月25日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・ニューヨーク州クイーンズ
<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○ジョニー・インパクト(王者)
ピンフォール
●フェニックス(挑戦者)
<シングルマッチ>
○シュー・ヤン
ピンフォール
●キーラ・ホーガン
<タッグマッチ>
○キラー・クロス、ムース
チョーク
●KM、ファラー・バー
<シングルマッチ>
○ロイット・ラジュ
反則
●ガマ・シン
<タッグマッチ>
○LAX
ピンフォール
●ヘブンリィ・ボディーズ
<シングルマッチ>
○サミ・キャラハン
ピンフォール
●トレバー・リー