ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』56[ファイトクラブ]アメリカ西海岸ツアー グルメ編

[週刊ファイト11月1日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』56
 アメリカ西海岸ツアー グルメ編
・貧乏旅行のコツ教えます
・ファストフード店や屋台で食事
・ユナイテッドの機内食「焼きそば」
・アメリカで一番美味しいホットドック
・数種類の野菜や、チーズにチリソースまでが全て無料でトッピング
・『郷に入ったら郷に従え』


 アメリカ旅行で食べた物、一挙紹介! 貧乏旅行では、レストランには入らない?
 機内食の楽しみ方、ロサンゼルス最大の市場、ファーマーズマーケット、生牡蠣は、ちょっと心配! 意外なフェバリットフードとは?
 

今回のアメリカ旅行で食べた物の一部をご紹介します。といっても、オイラの旅はいつだって貧乏旅行。チップの掛かるレストラン等には入りません。
チップというのは、元々日本にはない習慣ですので、どうも馴染むことができません。

ガイドブックには、『従業員のサービスの度合いに応じて、飲食代の15%~20%をチップとして置いてくる』なんて書いてありますが、まさか、スタッフが無愛想だったからといってチップを置いてこないわけにいきません。
15%~20%というのは、かなり大きな金額です。さらに、高い消費税も掛かるのです。
結局、2割から3割は余計にお金を支払うことになってしまうのですから、バカバカしいと思いませんか(笑)?

それに比べ、ファストフード店や屋台で食事をすれば、チップは一切掛りません(任意でチップを入れるビンや箱などが置いてある場合があります)。
浮いたチップ代で、他のものを食べることだってできるんですよ!

セコい考えかもしれませんが、それを積み重ねることによって一回でも多く海外旅行に行きたいというのがオイラの考えです。

さぁ、今回の旅ではどんなものにありつけるのか? とても楽しみですが、全く未知数でもあります。
何しろ、ロサンゼルスに来るのは7年ぶりのことなので、街の様子もお店もすっかり変わってしまったことでしょう。

海外旅行に行く時、誰もが最初に口にする食事といえば…そう、飛行機の中で食べる機内食です。
機内食は、航空会社によっても特徴が大きく異なります。今回はアメリカ系の航空会社、ユナイテッドエアラインですが、一体どんなメニューが出てくるでしょうか?

離陸して一時間ほどすると、お待ちかねの食事の時間となります。
すでにお腹はペコペコです。

チキンとパスタの二種類から選択できましたが、オイラはチキンをチョイス!
大きな照り焼きチキンがゴロゴロと入っていてとても美味しそうです。
サイドメニューの春雨(?)サラダも美味!
ドリンクはもちろんビールをいただきます!

実はオイラは、機内食が大好きなんです! ワンプレートの上に、全てが乗っているというスタイルがたまらなく好きです。
しかし、ボリュームが十分でないのは否めません。そんな時はたくさんビールをお代わりして、寝ちゃいましょう! いつしか空腹も忘れてしまうはずです(笑)!

およそ10時間のフライトの最後に、もう一度食事の時間があります。
出てきたのは“Yakisoba”。アメリカ人のCAさんが、そう言いながら配っていました。

蓋を開けると…。うん、紛れもなく焼きそばでした(笑)!
お野菜たっぷり、太麺でなかなか美味しそうです。
肝心のお味の方は…。ん? 日本のソース焼きそばとも、中華風の焼きそばともつかず。微妙なお味です。
でも、美味しい! 野菜のシャキシャキ感と、もちもちした麺が絶妙に絡み合います。

日本から海外へ向かう便の機内食は美味しいという定説があります。理由は、日本で作っているので、少なくとも日本人の口に合う味付けになっているはずなのです。

今回も、期待に違わず安心できる味付けでした(笑)! ユナイテッドエアラインの機内食は、まずまずといったところでしょうか?
いや、冗談抜きでとんでもない味付けの航空会社もあるんですから…(苦笑)!

ダウンタウンのホテルにチェックインし、最初に入ったのは、アメリカンフードの定番ともいえるフライドチキンのお店です!
ここでは、ハーフサイズのローストチキンをオーダー。簡単に“ハーフサイズ”と言いますが、鶏1/2羽ですよ(笑)!
さらに、サイドメニューを2アイテム選ぶことができます。オイラは、コールスローとフライドライスをチョイス。最初の食事にしては、ちょっと重たかったかなぁ(笑)!

野球観戦の合間に、観光も兼ねてダウンタウン郊外にある『ファーマーズマーケット』に行きました。
ここは、食品から雑貨、おみやげ物まで何でも揃う巨大なマーケットです。
フードコートでは、世界中の料理を食べることだってできます。

食事の前に、大きな魚屋さんを見つけました。 氷の上に陳列された、新鮮な魚の中に牡蠣を発見!
生牡蠣といえば、以前、メキシコのアカプルコで大量の生牡蠣を食べ酷い目に遭ったことがあります。
それでも生もの、特に貝に目が無いオイラです。このチャンスを逃す手はありません。食べ過ぎなければきっと大丈夫でしょう。
早速店員さんに、「今食べられますか?」と訪ねると、「もちろん!」との返答が。
産地の違う、3種類の牡蠣が並んでいたので、2個ずつ計6個の牡蠣を注文しました。
値段は一個2ドルほど。決して安くはありませんでしたが、ロスで生牡蠣が食べられる喜びに、あまり値段は気になりませんでした。

前掛けをした店員さんが、手際よく牡蠣を捌いてくれました。
レモンも添えてくれて、とても美味しそうです!

こうして並べてみると、産地によって見た目が全然違うのがわかります。しかし、食べてしまうとそんなことはお構い無し。『全部美味しかった!』というのが感想です(笑)。

次に、匂いに誘われてたどり着いたのは、ピザ屋さんでした。店の中央に大きな窯があり、注文を取ってからその場で焼いてくれるシステムです。
ハッキリ言ってこれは反則! 美味しいに決まってるじゃありませんか!?

短時間で焼けるように生地は薄めでパリッとした特徴があります。
ひと口食べて、やっぱり反則だとわかりました。美味し過ぎます!
ここは行列の出来ていた人気店。定連さんが、足繁く通っているというのも頷けますね。

あれこれ美味しいものを…と、毎回アメリカンフードを楽しみにしているのですが、結局いつも行き着くところに行き着いてしまいます。

それは…。
アメリカンフードの定番中の定番! ホットドッグです。
しかも、オイラがアメリカで一番美味しいと思っているいるお店は……

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