内藤哲也らが参戦するもロス軍敗れる!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 8月31日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会は、墨日ロス・インゴベルナブレスが合体。提携団体、新日本プロレスから遠征してきて内藤哲也、BUSHIとルーシュが組んで、L.A.パーク、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスールと対戦。ルーシュとボラドールJr.はタッグマッチでの敗者、髪切りマッチが決定しているだけに、両者の絡み、そしてボラドールJr.と従兄であり、同じくルーシュと大抗争を繰り広げているL.A.パークがそこにどう絡むかが注目されている。試合は後から入場してきたロス軍にテクニコ軍が襲いかかり大乱闘となった。セコンドのエル・テリブレ、イービル(共に怪我で欠場中)、ベスティア・デル・リングがいるロス軍が有利になるも、L.A.パークが内藤を、アスールがBUSHIをフォールしてテクニコ軍が先取。しかし、ロス軍もルーシュがラ・ランツァでボラドールJr.からフォールを奪い二本目はロス軍が取った。そして三本目、ボラドールJr.がルーシュをバッククラッカーで仕留めてフォールした時、イービルが乱入してレフェリーを蹴っ飛ばした為、ロス軍が反則負け。テクニコ軍が勝利となった。しかし、試合後、リングを占拠したのはロス軍。ルーシュがマイクを持ち「ナイトーサン」「ブシー」「イーブル」そして「テリブレ」「ベスティア・デル・リング」とロス軍のメンバーを一人づつ紹介し、最後にルーシュと自分をアピールして放送は終了した。
 セミファイナルは、それぞれボラドールJr.、ルーシュと組んで、髪切りタッグマッチを行う事が決定しているマット・ターバンとバルバロ・カベルナリオがシングルマッチで激突。この両者は2018年8月24日のアレナメヒコ金曜定期戦で6人タッグで対戦しているのだが、その時、カベルナリオがロープを掴む反則でターバンからフォールを奪った為、ターバンは納得いかず、シングルマッチを要求したのだった。試合は当然、ボラドールJr.とルーシュがセコンドにつき介入を繰り返す。そんな中、即効でジャベで一本先取したのはカベルナリオだった。しかし、すぐにターバンもフォールを奪い返す。そして三本目は、レフェリーが試合に介入するルーシュに気を取られている間に、ターバンが反則のローブローでカベルナリオを仕留めてフォール勝ち。反則絡みでターバンが勝利したが、この抗争もアニベルサリオまで続くだろう。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年8月31日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○L.A.パーク、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスール
 2-1
●ルーシュ、内藤哲也、BUSHI

<シングルマッチ>
○マット・ターバン
 2-1
●バルバロ・カベルナリオ

<6人タッグマッチ>
○シベル・ザ・マン(シベルネティコ)、ザ・クリス(エル・ソロ)、シャーリー・ロックスター
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ

<6人タッグマッチ>
○ネグロ・カサス、フェリーノ、タイガー
 2-1
●サンソン、クアトレロ、フォラステロ