27日、フィリピンのマニラで『ONE:REIGN OF KINGS』が開催され、AbemaTVでも生中継された。日本人選手の連敗が続くなか、レジェンド対決ということで近藤有己vs.51歳になったヘンゾ・グレイシーが8年強ぶりに金網実戦に登場。1Rこそお互いが距離感を探る様子見になって、両者にイエローカードが出されたが、2Rにヘンゾがテイクダウンを決めてからは得意のリア・ネイキッド・チョークに持ち込み近藤をタップさせた。
注目の青木真也は、なんとマウント状態からの縦肘でタイ人選手の額を斬り割き、待望かつ久しぶりの日本選手勝利をものにしている。
5Rで行われたメインのバンタム級暫定王座戦では、正王者のビビアーノ・フェルナンデスが見守るなか、地元フィリピンのケビン・べリンゴンが、脛を狙ったローキックでベトナムの英雄にして二冠王のマーチン・ヌグエンの動きを止める。後半、自身も足を痛めたのかパンチだけになってしまったが、なんとか逃げきってベリンゴンが地元に勝利をもたらしたエンディングとなった。
Kevin “The Silencer” Belingon is your NEW ONE Interim Bantamweight World Champion! #WeAreONE #ReignOfKings #Manila #MartialArts pic.twitter.com/LauP0nZnFj
— ONE Championship (@ONEChampionship) 2018年7月27日
■ ONE:REIGN OF KINGS
日時:7月27日
会場:フィリピン マニラ モール・オブ・アジア・アリーナ
<第11試合 ONE暫定世界バンタム級王座決定戦(65.8キロ)/5分5R>
〇ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
判定3-0
●マーチン・ヌグエン(ベトナム/豪州)
<第10試合 ライト級(77.1キロ)/5分3R>
〇青木真也(日本)
1R 2分16秒 肘打ち出血によるドクターストップTKO
●シャノン・ウィラチャイ(タイ)
<第9試合 ウェルター級(83.9キロ)/5分3R>
〇ヘンゾ・グレイシー(ブラジル)
1R 1分40秒 リア・ネイキッド・チョーク
●近藤有己(日本)
<第8試合 ライト級(77.1キロ)/5分3R>
○エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
判定 3-0
●アジズ・パフルディノフ(ロシア)
<第7試合 ライト級(77.1キロ)/5分3R>
○ゲイリー・トノン(米国)
3R 3分27秒 リア・ネイキッド・チョーク
●ラフール・ラジュ(インド)
<第6試合 キック・72.5キロ契約/3分3R>
●アルメン・ペトロシアン(イタリア)
判定1-2
○クリス・ンギンビ(オランダ)
<第5試合 ムエタイ・バンタム級/3分3R>
○パイコス・ユースフ(キプロス)
判定3-0
●ハン・ジィハオ(中国)
<第4試合 ストロー級(56・7キロ)/5分3R>
○ジョシュア・パシオ(フィリピン)
1R 3分37秒 アームロック
●ポンシリ・ミタシット(タイ)
<第3試合 ムエタイ・68キロ契約/3分3R>
○チャムアックトーン・ファイタームエタイ(タイ)
判定3-0
●ブラウン・ピナス(オランダ)
<第2試合 ストロー級(56・7キロ)/5分3R>
○レネ・カタラン(フィリピン)
判定3-0
●ステファー・ラハディアン(インドネシア)
<フェザー級(70.3キロ)/5分3R>
●ソー・サイ(カンボジア)
1R 1分55秒 ギロチン・チョーク
○シエ・ビン(中国)