ネイト・ラントヴェーアが新王者に!M-1 Challenge 95

(C)M-1

 7月21日(現地時間)にロシア・ナズランで『M-1 Challenge 95: Battle in the Mountains 7』が開催された。
 M-1 Global(エムワン・グローバル)は、ロシアの総合格闘技団体で世界規模で開催されている。会長はワジム・フィンケルシュタインであり、副社長はセルゲイ・マトビエーンコである。かつてM-1 GlobalはAffliction、ゴールデンボーイプロモーションズ、アメリカの億万長者であるドナルド・トランプと協同して『M-1 Global & Affliction』という大規模なトーナメントを始めた事もある。2018年7月にはUFCとの業務提携を発表した。
 今大会は、二階級の王座戦が組まれ、メインはフェザー級王座戦だった。M-1軽量級の雄であったイヴァン・ブッシンガーから王座を奪ったハムザット・ダルジエフが、米国ローカル大会を経てM-1に主戦場を移したネイト・ラントヴェーアの挑戦を受けた。試合はダルジエフがやや有利だったが、2Rにテイクダウンを狙うダルジエフを浴びせ倒すようにギロチンを仕掛けたラントヴェーアが、そのままグランドで上からパウンド、背を向けたダルジエフにバックマウントからパウンド連打。レフェリーがストップし、ラントヴェーアがTKO勝ちして王座を奪った。
 またバンタム級王座戦は、王者モヴサル・エヴロエフがラファエル・ディアスの挑戦を受けた。試合は5Rまでもつれ込む激しいものとなったが、最後はエヴロエフが右ストレートでディアスからダウンを奪い、追撃のパウンドでTKO勝ち。エヴロエフが激戦を制して王座防衛を果たした。

■ M-1 Challenge 95: Battle in the Mountains 7
日時:2018年7月21日(現地時間)
会場:ロシア・ナズラン

<フェザー級王座タイトルマッチ>
○ネイト・ラントヴェーア(米国/挑戦者)
 2R TKO
●ハムザット・ダルジエフ(ロシア/王者)

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○モヴサル・エヴロエフ(ロシア/王者)
 5R 0分21秒 TKO
●ラファエル・ディアス(ブラジル/挑戦者)