[週刊ファイト7月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
ノア9・1両国の招へい選手に政治的なニオイ
・今、着実に何かが動き始めている!?
・ノアには申し訳ないけれど、全体的にカードが弱過ぎる
・イタミが新日プロに入るか入らないか
・全日プロを合せて4団体が強く結び付けば、かなり強力な勢力
ご存じのように、プロレスリング・ノア9・1両国国技館のメーンは、ノア・マットにワンマッチ復帰するイタミ・ヒデオ(KENTA)、丸藤正道の一騎打ち。サプライズ性のある好カードだが、本紙が注目するのはイタミの去就と、9・1に3団体のトップが選手として参加すること。今、着実に何かが動き始めている!?
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A ノアの社運が懸った9・1両国国技館が1カ月半後に迫りましたが・・・。
B それほどひっ迫した興行じゃないと思いますよ。何千万は無理でも何百万かの利益は出るんじゃないですか。
C 東京ドームならコケたら即、団体崩壊ですけど、国技館は全日プロ、大日本、DDTなども使用するのでリスクは高くない。あと、常に持ち出し(赤字)になっている地方興行を減らして9・1両国に全力を傾ける戦略は正しい。
W-1を手伝いながら、DDTも経営する高木三四郎、隣は武藤敬司
両国大会を成功させた全日・秋山準
A ノアにとってイタミ・ヒデオ頼みのビッグマッチ。
B 丸藤のデビュー20週年ってことでイタミの参戦が無理でも国技館で開催したはず。
C ノアには申し訳ないけれど、全体的にカードが弱過ぎる。イタミはNXTでブレークしてないし、KENTA時代も集客力はなかったじゃないですか。だから、後楽園ホールを札止めにできる程度のカードだ。
WWEの両国凱旋では大物ミズが寝てくれたが・・・
A でも、秋山、大森、本田多聞、井上雅、百田光雄、菊地らを投入することでノア色が強まった。
B それは言えますね。しかし、9・1両国でGHCヘビー級戦をやらないのは理解できない。興行のセオリーからすると、潮﨑が8・18川崎で杉浦からベルトを奪って9・1で初防衛戦でしょ?
丸藤正道