ダルチャ・アンギアムブラが二階級制覇!南アフリカEFC Worldwide 71

(C)EFC Worldwide

 6月23日(現地時間)に南アフリカ・ヨハネスブルグで『EFC Worldwide 71』が開催された。
 このEFC ワールドワイドはアフリカ最大のMMA団体で、日本ではほとんど知られていないが、2009年から活動しており、アフリカではテレビ中継もされているメジャー団体である。元々はEFC(エクストリーム・ファイティング・チャンピオンシップ)と名乗っていたが、同名の団体がアメリカにあった為、団体がメジャーになり世界的に注目されるようになると後ろにアフリカが付く様にになり、2015年からはワールドワイドと名乗る様になった。
 今大会は2階級の王座戦が組まれ、メインはヘビー級王者アンドリュー・ヴァン・ジルにライトヘビー級王者ダルチャ・アンギアムブラが挑戦する王者対決となった。体格の上回るヴァン・ジルがスタンドでぐいぐい攻めるが、元々柔道出身であるアンギアムブラが金網に追い込まれ劣勢になるも、背負い投げでテイクダウンに成功し、グランドで上を奪う。そのまま膠着してブレイクという展開が毎ラウンド続くという展開で、最後の5ラウンドは、グランドで上を奪ったポイントを稼いだとアンギアムブラが足を使って逃げまわり試合終了。判定はスタンドで前に出て攻めたヴァン・ジルと、グランドで上を奪ったアンギアムブラで割れたが、スプリットでアンギアムブラが勝利。ヘビー級王座を奪い、二階級制覇となった。
 またフェザー級王座戦は、かつてジ・アルティメット・ファイター・シーズン24にも参戦した王者ンカジムロ・ズルがブラジルのマガノ・アルベスの挑戦を受けた。試合はアルベスが執拗なまでの足関節狙いで劣勢となったズルだが、なんとか耐え、遂にグランドでバックマウントを奪いパウンド連打で逆転TKO勝利。ズルが王座王英を果たした。

■ EFC Worldwide 71
日時:2018年6月23日(現地時間)
会場:南アフリカ・ヨハネスブルグ

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ダルチャ・アンギアムブラ(コンゴ/挑戦者)
 判定 2-1
●アンドリュー・ヴァン・ジル(南アフリカ/王者)

<フェザー級王座タイトルマッチ>
○ンカジムロ・ズル(南アフリカ/王者)
 1R TKO
●マガノ・アルベス(ブラジル/挑戦者)