スーパー高校生・那須川が目前に迫ったプロデビュー戦(7・12RISE100)を前に強気発言「これからの格闘技界に革命を起こす」

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 来たる7月12日(土)東京・大田区総合体育館にて、RISEクリエーション主催興行「RISE100 ~BLADE 0~」にてプロデビューを果たす、那須川天心選手(TARGET)の直前インタビューがリリースで送られてきた。

 ジュニア格闘技の一時代を築き上げて来た那須川天心(TARGET)が、ついにプロデビューを果たす。もとは空手出身の那須川。世界大会で優勝した実績を引っさげ、小学6年生のときにK-1への憧れをきっかけにキックへ転向。今でこそ「ジュニア格闘技」というカテゴリーが認知されているが、転向当初はジュニアはまだ大人のおまけ程度の扱いでしかなく、那須川にスポットが浴びることなど、この時誰も予想していなかったに違いない。
 ジュニア時代、ある試合では秒殺KOをやってのけたことがあれば、ある試合ではメインの試合を完全に食い、自身の試合で一番の盛り上がりを見せたこともあった。圧倒的な実力を見せつけ、観客の度肝を抜き続けてきた那須川。2010年8月に、ムエロークで初のタイトルであるムエロークジュニアトーナメント35kg級優勝を引っさげ(←後のWPMF世界ピン級暫定王者となった伊藤紗弥と対戦し勝利)M-1・MA・ビッグバン、藤原敏男杯2連覇など、数々のタイトルを総なめにし、文句なしでジュニアのトップに君臨。いつしか「ジュニアのパウンドフォーパウンド」と称されるまでに成長。ジュニアからの叩き上げで育った那須川の知名度は、今や全国区。ジュニアクラスの第一線で活躍してきたこともあり、ジュニア選手はもとより、プロ選手の間でも知られるほどだ。そんな那須川も今年3月でジュニアを卒業。高校生となり、プロが解禁される年齢となった。格闘技界の一時代を築き上げたK-1ファイター・魔裟斗を超える逸材と目されるスーパー高校生・那須川に、ジュニア時代を振り返ってもらいつつ、目前に迫るデビュー戦について語ってもらった。

那須川選手のバックボーンは空手。その空手を始めたきっかけは?
→父に勧められて道場にいったのがきっかけです。

世界大会で優勝した実績を持ちながら、キックへ転向したのはなぜでしょう?
→昔からテレビでやっていたK-1に興味があって、いつか出たいなって思っていたからです。

キックへ転向したのはいつ頃?
小学校6年生の後半からですね!

ジュニア時代に試合をした中で、最も印象的な試合をした相手はいますか?
→西京春馬君とやったときです!

それはどうしてですか?
→しっかりと打ち合ってくれる選手だったからです!

逆に、一番やりにくかった相手はいましたか?
→やりにくかったっていうのはあまりなかったので「この選手とはやりにくかった」というのはなかったです。

ジュニア史上最も盛り上がったであろう試合で、2010年3月に、当時新設団体として旗揚げしたばかりだったWINDYで、那須川選手よりもはるかにキャリアがあった大田原虎仁選手と試合した時がありました。この時はまだキック転向後間もないころでしたね。
→今だから言えますが、この時はとても不安でした。自分のキャリアが足りていなかったのもありますけど、一度試合で首相撲でボコボコにされたことがあったんです。だから、絶対勝ってやろうと思って練習しました。(※この試合は判定で那須川が勝利し、負けている大田原虎仁へのリベンジを果たした)

ジュニア格闘技というカテゴリーが確立された2009年から早5年。那須川選手と同時期に活躍していた選手で、小笠原瑛作選手、隼也ウィラサクレック選手、伊藤紗弥選手、伊藤勇真選手が次々とプロへ羽ばたき、タイトルを獲得しました。これについてどう思いましたか?
→同じ時代を共に頑張って来たので、とても嬉しいことだと思います。また、プロになったら対戦できたらいいなって思います。

対戦できたらいい?ですか?早速対戦してみたい、みたいなことを言われましたよね?
→え?誰ですか?

伊藤紗弥選手ですよ。今年4月に行われたムエロークで、伊藤選手が日本でプロデビューをしたじゃないですか。その時にリング上で那須川選手とやってみたい…と言ってましたよ?その時、那須川選手もいたじゃないですか?(笑)
→いや、いいです(笑)

そうですか(笑)いいカードになると思うんですが…(笑)
→(笑)

いろいろありましたけど、ついにプロデビューへのカウントダウンが始まりました。ジュニア時代を振り返ってみてどうでしたか?
→とてもいろいろなことがあったと思います。こうやって、ジュニアが盛り上がってくれたのは、とても嬉しいです!なんだかあっという間の感じがします。

今後、ジュニア格闘技がこうであってほしい、っていうのがあったらお聞かせ願います。
→もっと盛り上がって、(ジュニアのための)大きな大会をやってほしいですね!そして、プロにも負けない試合をしてほしいです!

最近では、プロ興行でジュニアマッチが組まれることがあり、実際に那須川選手もプロと同じリングに上がって試合をしたことがありましたね。
→いいと思います。プロに混じって試合が出来るので、すごく良い経験になると思います!僕自身も何度かやらせてもらいましたが、すごく自信がつきました。

那須川選手にとって、ジュニア格闘技ってどんな存在でしたか?
→僕にとって良い経験をさせてもらえた舞台でした!

プロデビューまであと一週間。目前に迫ってきました。調子の方は?
→調子は最高です!!慌てないで落ち着いて戦いたいですね!

対戦相手がなかなか決まらず、デビュー戦が決まるまでにかなり時間がかかったようですが?
→らしいですね!

目前に迫ったプロデビュー。かなり注目されていますが、プレッシャーとか感じてますか?
→緊張はしてますが、プレッシャーは感じたことがありません。逆にワクワクします。

その対戦相手(有松朝/リアルディール)はRISEバンタム級7位のランカーです。よく受ける気になりましたね。
→そうですね!ここで逃げていたら、この先が見えないんで、やってやろうと思いました!

デビュー戦の相手となる有松選手に一言お願いします。
→僕の強さを魅せますのでよろしくお願いします。

ジュニアクラスを卒業した先輩として、ジュニア選手たちに一言お願いします。
→ジュニア選手の目標になれるように頑張ります。誰からも尊敬されるチャンピオンになります!

最後に、試合に向けての意気込みをお願いします。
→やってきてることが違うので、絶対負けません。これからの格闘技界に革命を起こします!

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■ RISE100~BLADE 0~
日時:7月12日(土) 開場 12時00分/開始13時00分 ※開場後にオープニングファイトを実施
会場:東京・大田区総合体育

大戦カード・大会概要
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