シアタープロレス花鳥風月!柏、広島、王子3大会!勝村周一朗が王座防衛!

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舞台裏スクープは週刊ファイト7月28日号G1開幕UFC薬物WWE価格破壊興行ミルコRIZIN大怪獣BattleAidに収録されました。

■ 『羽黒台町会夏祭りプロレス』
日時:2016年7月16日(土)
開始:14:30、17:30
会場:千葉県・日本体育大学柏高等学校特設リング
観衆:未発表

昼の部
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○ムエタイキング
 3分47秒 サッカーボールキック→体固め
●唐澤志陽

<第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
○ジョシュ・オブライエン、関友紀子
 6分44秒 ペディグリー→体固め
HAMATANI、●山本裕次郎

<第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
三尾祥久、○服部健太
 8分52秒 フライング・ボディプレス→片エビ固め
ウルフ・スター☆、●瓦井寿也

夜の部
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○山本裕次郎
 4分9秒 腕ひしぎ逆十字固め
●唐澤志陽

<第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○ジョシュ・オブライエン
 6分46秒 ペディグリー→片エビ固め
●瓦井寿也

<第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
服部健太、三尾祥久、○関友紀子
 10分00秒 ブルドッキング・ヘッドロック→片エビ固め
ウルフ・スター☆、●HAMATANI、ニセムエタイキング

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■『シアタープロレス広島花鳥風月 -旗揚げ戦-』
日時:2016年7月17日(日) 開始:13:00
会場:広島県・広島産業会館 観衆303人

<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
○進祐哉、江利川祐
 10分前後 腕十字固め
近野剣心、●松本崇寿

<第2試合 シングルマッチ 3分3ラウンド
△岡田剛史
 3R 時間切れ引分け
△生田誠(トラスト柔術アカデミー代表)

<第3試合 スペシャルハンディキャップマッチ 10分1本勝負>
○マスクド・レモニカ、塚本拓海、ドラゴン・ユウキ
 7分21秒 首固め
●服部健太、三尾祥久

<第4試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
○山本淳一(元光GENJI)、服部健太、三尾祥久
 14分45秒 じゅんちゃん式その場飛びムーンサルトプレス→体固め
五代目ブラックタイガー、●リアル ブラックタイガー、デビルマジシャン

<第5試合 3WAYマッチ 45分1本勝負>
○レイパロマ
 8分33秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め 
●ウルフ・スター☆
※あと一人は、ウルトラマンロビン

<セミファイナル シングルマッチ 30分1本勝負>
○魁
 10分38秒 スライディング・D→片エビ固め
●ジョシュ・オブライエン

<メインイベント タッグマッチ60分1本勝負>
○岡田剛史、勝村周一朗
 38分12秒 片エビ固め
政宗、●梅沢菊次郎

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■ 『月闘~GETTO~ 第7章』
日時:2016年7月18日(祝・月) 開始:13:00
会場:東京都・花まる学習会王子小劇場 観衆121人

<オープニング>
2016年より練習生となった桐原季子が、第1試合前に初めて花鳥風月マットに登場し、関友紀子と3分間の公開スパーリングを行った。
キックボクサーの経歴を持つ桐原に対し、関は、ゴングが鳴ると積極的に上を取っていき、有利に進めていく。
次第に桐原も低い胴タックルを決めるなど、練習の成果を発揮していく。グランドの攻防は3分間続いたが、両者ともスタミナが切れることはなかった。

公開スパーリングが終わると今大会のスペシャルラウンドガールである、ミスiD2016ファイナリストの日乃まそらが登場し、山本裕次郎の月闘ルール説明に合わせ関と実演した。

<第1試合 月闘ルール 3分3ラウンド>
○中川達彦
 3R 2分7秒 KO
●唐澤志陽

夜にプロレスラーデビュー戦を控える唐澤が、ムエタイ選手として出場する第1試合。対戦相手は“戦慄のカラテオヤジ”中川。
1R目、空手とムエタイというスタンド状態の攻防が繰り広げられ、打ち合いが続く。
2R目、序盤に唐澤がグラウンド状態の打撃でレフリーより注意勧告を受ける。再び両者スタンドでの攻防となるが、中川がタックルでグランドへ持ち込むと、肩固めから、さらにヒザ攻めと仕掛け続ける。唐澤はこれを耐えしのぐとスタンド状態に戻すが、なおも中川はストレートを当てていき優位に進める。
3R目、唐澤がタックルに行ったところに、中川はヒザを合わせてダウンを奪う。カウント8で立ち上がると、唐澤のミドルキックに対し、中川はパンチで応戦。ここで中川は倒れた相手への蹴りで、反則を取られる。これに怒った唐澤は猛攻を仕掛けるが再びダウン。同一ラウンドで2回目のダウンを喫した事で中川に勝利が告げられた。

<第2試合 月闘ルール 3分3ラウンド>
○篠宮敏久
 3R 1分10秒 腕膝十字崩れからのエレクトリックチェアー
●住吉久仁夫

1R目、ブラジリアン柔術の篠宮と、ルチャ・リブレの住吉が激突。ともにグローブ、レガースなしで臨む。住吉が上を奪うが、篠宮は下から攻めたてていく。住吉は十字固めでフォールの体勢もこれはキックアウトされる。ヘッドシザースで篠宮を攻めると、篠宮の足がロープにかかり、エスケープを取られてしまう。
インターバル中、篠宮はセコンドのHAMATANIに水分補給を要求するが、ペットボトルのフタを開けるところ、誤って逆に絞めてしまい、篠宮は水分補給ができないままインターバルが終了する。
2R目、水分補給のできなかった篠宮は、短期で決めにかかるべく積極的に攻めるが、住吉にジャベで対抗される。くるくる交差する中、住吉がカサドーラの形に捕らえる。抜け出そうとする篠宮は脇をはたくが、この行為をグラウンド状態での打撃とレフリーに判断され、口頭注意を受ける。さらに住吉は攻め続け、篠宮の足を取りにいく。篠宮は、これをクルリと柔軟に反転させ逃れるが、逃れた際に足がロープに掛かりエスケープと裁定されてしまう。篠宮の不運が続く。
篠宮陣営は、2R目の最中に水分補給用のペットボトルの開栓が出来ず代わりにコーヒーを差し出す。しかし篠宮は「オレ、コーヒー飲めないよ!」と、コーヒー嫌いを明らかにすると、今度は缶ビールが手渡される。。。今回も水分を補給できないまま試合は3R目へ。
3R目、住吉が変わらず攻めていく中、篠宮は一瞬のスキをつき、腕膝十字崩れからのエレクトリックチェアー。不運の続いた篠宮だが、序盤で勝負>を決めた。

<第3試合 月闘ルール 3分3ラウンド>
○たけむら光一
 2R 1分44秒 片エビ固め
●ムエタイマシン2号

1R目、両者グローブ、レガース着用。たけむらの上段蹴りをかわすと、ムエタイは前蹴り。たけむらは正拳尽き連打から蹴り。ムエタイの首を掴むと腹に目がけて拳を連打する。たけむらさらにミドルキックを連発。
2R目、道着を脱いで気合を入れたたけむらだが、ムエタイはローキックからヒザ、飛びヒザ蹴りと、たけむらがテーピングを巻いているヒジ周辺に集中攻撃。たけむらの体力を奪っていく。ムエタイは一気呵成にミドルキックでたけむらに集中攻撃。ガードを崩したたけむらは、身を切りムエタイに掴みかかり、フィーシャーマンズスープレックス。3カウントを奪った。
勝利したたけむらは、自ら指導する打撃武道我円の生徒たちを呼び込むと、少年部のこどもたちが勇壮な演武を、尺八の音色とともに披露した。

<第4試合 月闘ルール タッグマッチ 15分1本勝負>
○矢郷良明、関友紀子
 14分36秒 変形4の字固め
マッチョ・マイケルズ、●HAMATANI

先発は関とHAMATANI。HAMATANIは踊るように蹴りを繰り出し、逆立ちで関を待つ。しかし関はこれに付き合わず放置。矢郷にスイッチ。HAMATANIは矢郷の腕を取りコーナーに押し込むとマッチョにタッチ。終始矢郷に押し込まれるマッチョだったが、ブリッジワーク等で返し続ける。
HAMATANIと矢郷の場面になると、矢郷はローキックを連発させ、さらに背面にも蹴りを入れる。しかしグラウンド状態での相手への蹴りで反則注意が与えられる。矢郷は不思議な顔持ちで「ルールわかんねえよ!」と、レフリーのたけむらから説明を受けていると、隙をつきHAMATANIは変形のレッグロックを仕掛ける。矢郷はエスケープ。両コーナーチェンジすると、関は低空でタックルを打ち込む。しかし、マッチョはヘッドロックに固め、はね飛ばしていく。HAMATANに替わると腕十字。これで関組は2回目のエスケープ。エスケープは合計5回で負けになるため、焦る関だが、矢郷は「なに? 次いくつで、どうなるの?」と不思議な表情。再びレフリーから説明される。マッチョと関の場面。マッチョは関を担ぎ上げてアルゼンチン・バックブリーカー。関はスリーパーで絞めあげ抜け出すと矢郷にスイッチ。平手打ちからソバット、ビックブーツ。HAMATANIに替わり、飛び膝蹴り。レッグラリアートに振って、ローキックを連発。すると矢郷もトラースキック2連発からのシャープシューター。HAMATANIここでエスケープ。続けてHAMATANIも矢郷からエスケープを奪うと、残り30秒。矢郷はトラースキックから畳み掛けるように変形4の字固めを極め、HAMATANIから勝利を奪った。
矢郷「今日は関さん。ご高齢ながらありがとうございました。関さんに大きな拍手を! ……歳は言わないようにいたします。さて前回、ドリー・ファンクJr.さんの時には、新幹線が動かなくて来れなくて、本当に申し訳ない。オッチャンこんなカッコしてるけれど空手5段で道場もやってます。ドウモ。さっき空手の演舞していたけれども、ウチの生徒も極真会館で上位入賞してるから、いつか戦うかもしれないネ。その時はマタ。アリガトー!!」

<第5試合 月闘ルール 3分3ラウンド
○伊藤崇文
 2R 2分37秒 ヒザ十字固め
●瓦井寿也

1R目、瓦井は低い位置からタックルを狙うも、伊藤は切る。伊藤は瓦井をリバーススラム。腕固めから腕ひしぎ逆十字を狙うが、すっぽ抜けてしまい瓦井がそのまま距離を取って脱出。再び腕を捉えるが背後から瓦井がスラム。
2R目、伊藤は早々に腕ひしぎ逆十字。こらえる瓦井はブレーンバスターで思いっきり引っこ抜くように投げつける。ダメージを負った伊藤だが、すぐさま瓦井にヒザ十字。またたく間にタップを奪った。

<第6試合 月闘ルール 3分3ラウンド
△山本裕次郎
 3R 判定ドロー
△兼平大介

1R目、山本が組みつき兼平のヒザを取っていくが、互いに回転し、体勢を優位に持っていこうとする。兼平が上となるが、山本もすぐさま取り返し、スタンド状態へ。兼平はフロントネックロック。山本はこれで1回目のエスケープ。山本はカニばさみで兼平を倒すとアキレス腱固め。兼平も取り返していくが、山本はヒールホールド。兼平はエスケープ。
2R目、山本はミドルキックを2度打ち、スタンディングでのフロントネックロック。全体重をかけてグラウンドに持ち込もうとするが、兼平はこらえて、そのままブレーンバスター。タックルをヒザで迎撃。攻める兼平はさらに関節を取り、山本からエスケープを奪う。山本は垂直落下式ブレーンバスターから腕固めで捉えると兼平はエスケープ。残り30秒となり、ミドルキック、張り手を互いに打ち合いここでゴング。
3R目、シェイクハンドからスタート。ミドルキック、ハイキックを山本が入れ、掌底を兼平が決める。組みついてヘッドシザース。これを返して逆片エビ固め。これを外して山本はミドルキックを入れていく。兼平はエルボー、逆水平。山本も張り手を打ち込み、リズムを刻むように互いの顔面に平手打ち。山本はバックブローを決めてダブルノックダウン。カウント9で両者立ち上がると、再び張り手の打ち合いへ。山本は「兼平、もっと行け!」「かえせー!」と叫びながら打っていく。兼平もスピードを緩めず、残り20秒。山本がミドルキックを入れたところでタイムリミット。ともに合計エスケイプ数2回となり、判定でもドローとなった。

山本「きつくて。しゃべることも忘れちゃいそう。本日のご来場、ありがとうございました。……兼平大介、オレはお前と試合したくて、楽しみで、楽しみで。今日を迎えたんだよ。いろいろあって、もう組むことも闘うこともないと思っていたけど、今日は戦えてうれしいし、戦ってくれてオレの伝えたいことを受け止めてくれてありがとうございました。ここにいない田村(和宏)さん、この試合をOKしてくれてありがとうございます。兼平、オレの闘いたいスタイルで戦ってどうだった? 兼平、こういうの苦手だろうけど、みんな、聞きたいよね?」
兼平「裕次郎さん、正直、今までやった試合の中で、一番痛かったです。山本さん、この対戦が決まって、この試合のことが載った記事を読みました。山本さん、脳裏にちょっとでも引退とかあるんじゃないんですかね? でも僕が月闘で戦ったんです。今度は僕のプロレスルールで。HEAT-UPは……難しいと思うんですけど。もっと僕が強くなって、大きくなって、引退するまでに、もっと大きな所で僕とプロレスルールでやりましょう」
山本「オレと出会った時のマイクがニガテな兼平じゃなくなってたな。僕は、プロレスやっているうちは、どんなカードでも断らず完全燃焼できるような試合をしたいと思ってるし、それが花鳥風月の礎になればいいと思ってるんで。これからも応援してください。よし、今日は俺が締めるよ。みんな立ってくれる!? 花・鳥・風・月!!」

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■『シアタープロレス花鳥風月』
日時:2016年7月18日(祝・月) 開始17:00
会場:東京都・花まる学習会王子小劇場 観衆156人

<第0試合 エキシビションマッチ 3分2ラウンド 変則格闘技ルール>
△生田誠
 2R ドロー
△篠宮敏久

“トラスト柔術アカデミーの伝説”生田誠と、花鳥風月の寝業師・篠宮敏久がラウンド制の特別ルールで対決。
1R目、反時計回りで相手を伺う。生田がバックを取り、篠宮も周り込もうとするが、足のクラッチが外れない。ここから目まぐるしく展開させ、篠宮が腕を取っていく。馬乗りになると篠宮はすぐに回転。生田も緩ませず動いていく。スタンディングになると、篠宮は飛びつき逆十字を狙うが生田がかわし、ひとりパワーボム状態で落ちてしまう。ここでゴングが鳴り、インターバル。
セコンドに着いた勝村が篠宮に水を渡すが、キャップがキツく締まり、昼大会同様またしてもフタを開けられない。焦る篠宮を見かね、勝村が掴みを使い開けるが、先に自ら水を口にしたところでインターバルが終了。給水できずに2R目を迎える。
2R目、手四つからマウントを取りに行く篠宮。しかしここは生田が1枚上手で攻めていく。篠宮はアドバイスをセコンドの勝村に求めるが、「がんばれ!」のみ。再び篠宮がマウントを取るが、生田はここでひっくり返し、背後から裸絞め。篠宮は足を取りにいき、アンクルホールドの形に。しかし生田はバックから抱えて、バックドロップのような形で落としていく。ここから生田は変形のヘッドシザース。生田がさらに攻め入ったところでゴング。互いに健闘をたたえ、生田のセコンドについた岡田剛史が篠宮に給水。しかし勝村から広島土産の乾きものが渡され、生田が食べさせることにより、篠宮の口内からは再び水分が失われた。

<第1試合 唐澤志陽プロレスデビュー戦 シングルマッチ 15分1本勝負>
○矢郷良明
 5分54秒 キーロック
●唐澤志陽

試合前、プロレスラーデビューを祝して、スペシャルゲストの日乃まそらから唐澤へ花束が贈呈される。
試合は矢郷の奇襲からスタート。場外へ連れ出し、鉄柱にぶつけていく。正拳突きからミドルキックも、唐澤かわして誤爆を誘う。リング内に戻ると、ローキック、ミドルキックと繰り出しダウンを奪う。立ち上がると矢郷も珍しく空手技で唐澤を追い詰め、ヘッドシザース。これを唐澤ロープブレイク。立ち上がると唐澤はミドルキックを打ち込み、フライングメイヤーからPK。矢郷は立ち上がるとアッパーブロー。ダウンした唐澤を立ち上がらせ、ボディブローを連発。唐澤もローキックで対抗するが、矢郷はアームブーカー、ナックルアローと畳み掛け、平手打ち。唐澤もローキックを浴びせるが、首投げからキーロックを極める。矢郷はそのままキーロックをほどかずに、唐澤からタップアウトを奪った。

矢郷「唐澤くん、キーロックで負けるのはどんな気分だい。プロレスの基本技、キーロックでも勝ててしまうんだ。お前ら、プロレス舐めんなよ。僕も空手をやってて、キックボクシングもやってる。だから唐澤君の師匠、ランバー・ソムデート先生とも面識があって尊敬している。唐澤くん、キミが今ランバー先生のジムを引き継いでいるんだろ? 新しい生徒をどんどん育ててやってくれ。そしてプロレスも頑張ってやってくれ。キーロックで負けることもある。前の試合では4の字固めで負けるヤツもいるから、もっと頑張って、もっと楽しくやってくれたらいいよ。唐澤くんにもう一度拍手を!」

<第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
○山本裕次郎、岡田剛史
 6分37秒 腹固め
●瓦井寿也、たけむら光一

先発は山本と瓦井。エルボーの打ち合いからコーナーに追い詰め、たけむらに交替。キックの打ち合いから山本のミドルキックを掴んだたけむらが、背面を向かせてドロップキック。岡田に替わると、エルボー連打、逆水平。岡田はたけむらを寝かせるとPKからセントーン。たけむらは起き上がり、左右のミドルキックをたたき込むが、岡田がキャッチし、ドラゴンスクリュー。「手のあとは足かよー」と嘆くたけむらは、岡田から替わった山本にスープレックス、ドロップキックと畳み掛ける。
瓦井と山本の場面。瓦井がパワー殺法ぶっこぬきブレーンバスター、チョークスラムと連発。サイドスラムで落とすと、山本が立ち上がったところでタックルに向かうが、腕を取られて藤原式の腹固め。これをこらえきれずにギブアップ。

<第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
△江利川祐、ジョシュ・オブライエン
 17分9秒 両者リングアウト
△梅沢菊次郎、松本崇寿

先発はジョシュと松本。組みついて松本の顔に平手を打つジョシュだが、すぐに江利川にタッチ。江利川も平手を打って交替というヒット・アンド・アウェイ作戦。しかし江利川は松本に捕まりエルボースマッシュの餌食となる。
江利川と梅沢の場面、江利川は感情あらわにぶつかっていく。逆水平チョップを打ち込む江利川だったが、梅沢は倍のパワーで打ち返し場外へ。梅沢は頭突きを連発。ジョシュが助けに向かうも松本に切り離される。梅沢は会場ロビーへと江利川を引きづり回し、頭突きを連発。江利川が反撃の頭突きをしたところで額が割れ流血。ロビーから戻ってきた梅沢は、鮮血の出る江利川に頭突きを入れ、額を攻める。リングに戻しフォールするがカウント2。江利川は逆水平も、梅沢は高笑い。必死の反撃でジョシュに替わる江利川だったが、顔面はみるみる真っ赤に染まっていく。ジョシュはランニングエルボーで梅沢をフォールするも決まらず、逆にパワースラム。松本に替わると、ランニング飛びヒザ蹴りからフォールを狙う。再び梅沢に替わると、江利川が飛びかかり再び場外乱闘へ。イスをなぎ倒す両軍はカウント内にリングに戻らず両者リングアウトが宣言された。

<第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
○関友紀子、○服部健太、○三尾祥久
 14分3秒 体固め 
●ウルフ・スター☆、●黒い篠宮、○ウルトラマンロビン
※ウルフと篠宮に対するロビンのウルトラディスティニーを関、服部、三尾がロビンに覆いかぶさり全員でフォール
先発は服部とウルフ。ウルフは「この花鳥風月に、CMに出て天狗になってるやつがいるぞー!」と、DELL・Latitude13 7000シリーズのコマーシャル出演中の服部へ天狗コールを促すと、疲れた! と言いすぐにロビンにタッチ。煽られまくった服部をロビンに攻めさせる。ヘッドロック、アームホイップといつも以上にきちんと攻めるロビン。キーロックから脇固めへ。さらにそこからイギリス仕込みのSTF。
三尾と篠宮の場面。三尾のルチャムーブから、篠宮はブレイクダンスのウインドミルのようにくるくる回りバックを取ってスリーパー。振りほどくと篠宮はアームホイップ。三尾は関と替わり、リング上は関と篠宮に。手四つになったところで「ババー」と叫び、ウルフが強襲。「ロビンさんヒザ出してください!」とダブル攻撃を呼び掛けるが、ロビンは「反則はしない」と拒否。「反則が仕事だ!」と篠宮と合体技を仕掛けると、関をコーナーに貼り付けジェットストリームアタックを仕掛けるが、関はこれを迎撃して逆にスイングDDT。三尾、服部と逆に連携を決めていく。
三尾とロビンの場面。篠宮が三尾を捕え攻撃を要求するが、加わらないロビン。ロビンは正々堂々と三尾に勝負>を挑んでいく。次第にウルフは反則攻撃を多用しはじめ、急所攻撃でチャンスを作ると、ロビンにチェーン攻撃を呼び掛ける。ロビンは「やめろ」とか細い声で制止するとウルフと篠宮2人目がけてウルトラダイナマイトを炸裂。篠宮にサイドスープレックス。服部は「ロビンさん決めてください」と呼びかけると、ロビンはうなずきコーナーポストから必殺ウルトラディスティニーをタッグパートナー目がけて投下。服部らが押さえ込み、たなからボタモチの勝利を手にした。

ロビン「オレは反則が嫌いなんだ。リングの上で正々堂々戦うのがウルトラマンロビンなんだよ。俺がこのマイクを持ったってことは何を言いたいかわかるよね!? そう、1,2,3,ディスティニー。知ってるよね! いくぞ、1,2,3,ディスティニー!!」

<第5試合 30分1本勝負>
○進祐哉
 14分00秒 体固め 
●伊藤崇文
※スリーパーホールドを仕掛けられたまま、相手の肩をマットにつける
睨み合う立ち上がり。伊藤は足を取っていくが、進もレッグロッグから首を取り、伊藤が返したところでロープブレイク。足払いから足を捕獲する進だったが、伊藤はフェイスロック。緊張感のある展開が続く。進はローキックでけん制すると、伊藤は掌低を当てていく。さらに伊藤はローキックで進むを倒すと4の字固め。以降、脚部へのストンピング。ヒザ十字と徹底的に足を狙う伊藤は、レッグロックからジャーマン・スープレックス。立ち上がったところで進は痛めた足でニールキック。コーナーに振ってミドルキック。タランチュラ式腕十字、スワンダイブミサイルキックでカウント2。進はチキンウイングアームロック、腕へのパントキックと伊藤の腕へ集中砲火。進はミドルキックで伊藤の腕を攻めると、何発目かを交わしてバックに回りスリーパー。スタンディング肩固めに移行すると、裏投げからラリアット。伊藤もジャーマン・スープレックスを返していき両者ノックダウン。互いにカウント7で立ち上がるが、進はすぐに倒れ込み、伊藤がフォールでカウント2。ジャーマン・スープレックスで投げるも、進の足がロープにかかりカウント1。伊藤はスリーパーで落としにかかるが、おんぶ状態で伊藤をコーナーへ叩きつけると、その跳ね返りの勢いのまま前転。尚もスリーパーを解かない伊藤だが、偶然にも進の体が上になり、伊藤の肩がマットへ着いたところカウントが数えられ進のフォール勝ちが告げられた。伊藤はスリーパーでのレフリーストップではないかと抗議したが覆らなかった。

伊藤「おい! コイツ寝てるじゃねえか! 立ってんの俺だぞ!」

<第6試合 VKF無差別級選手権 61分1本勝負>
△勝村周一朗
 1分10秒 ノーコンテスト 
△忍
※レフリー骨折により試合の進行が不可能になった為

ゴングとともに忍が勝村を場外に連れ出し乱闘。セコンドの伊藤崇文も勝村を捕まえるなどサポートする。忍を中に入れようとするレフリーのジューク岡村だが、忍の標的となり、逆にリングの中に入れられ、投げ捨てられてしまう。その後、忍のキックによりレフリーが骨折したため、試合進行不可能となり、1分強でノーコンテストとなった。

忍「反則で勝村さんの勝ち。素晴らしい(拍手する)。すごいですね。ベルト防衛じゃないですか」※公式記録はノーコンテスト
勝村「ふざけんな。正々堂々とやれよ」
忍「やってますよ。いやー素晴らしい。素晴らしい試合だった」
勝村「ちゃんとやってないから。ちゃんとやってないから勝てないんだろ」
忍「ちゃんとやってますよ。(だいたい)今の反則ですか? もういいじゃないですか。僕は、これでギャラをもらって帰れればいいんですよ」 
勝村「やるぞ、やるぞ!! 観に来たお客さんだって満足してないから、返らないだろ」
忍「その割には反応薄いですけどね(おかわりコールが起き始める)。オレはギャラもらって帰ります。いやー、最高の試合だったなあ。もう終わりでいいでしょ」
勝村「あんたのいいとこ、見せてくれよ。みんな納得してないよ」
忍「(おかわりコールに耳を傾け)……ん~~。じゃあ、やりますよ。再試合やりますよ」

<再試合 VKF無差別級選手権 61分1本勝負>
○勝村周一朗
 11分35秒 レフリーストップ
●忍
※第7代王者が3度目の防衛に成功。

ゴングとともに勝村が速攻。しかし忍はもコーナーに追い詰めると、平手打ちからドロップキック。ローキックで勝村をダウンさせると、転がすように場外へ。忍はエルボー、逆水平チョップと攻め、足を取って鉄柱へ。勝村リングへ上がるが、忍はヒザへ向けて蹴りを集中砲火。中央に運んで足4の字固め。腰を浮かすことでさらに効き目を高めていく。クリアされると、ロープに振ってニールキック。チキンウイングに腕を固めてDDT。エスケープされるとローキック。さらにミサイルキック。再び場外に出すとペットボトルを投げつけ攻撃。リングに戻してファルコンアロー。ここで必殺、セックスボンバー。しかしこれをかわしてニンジャチョーク。忍は無理やりほどいて強引にセックスボンバー。カウントは2。ボディスラムからコーナーに登りS・E・X(シューティング・スタープレス)。勝村はこれをかわすが、起き上がりざまにセックスボンバーを受ける。耐えた勝村はハイキックをたたみ込み、両者ダウン。カウント7でスタンドアップ。エルボーの打ち合いにもつれ込む。勝村はハンドスプリングエルボーからニンジャチョーク。忍もすぐに立ち上がり、垂直落下式ブレーンバスター。「立て! 立て!」と煽ってセックスボンバー。これは勝村が避けて飛びついてのニンジャチョーク。忍は必死にこらえたが、レフリーが危険と判断しレフリーストップ裁定が下された。
試合後、勝村は忍の健闘をたたえ、忍もまた王者・勝村の腰にベルトを巻いて取り付けた。

勝村「ハァ。ありがとー。あー……。またニンジャチョークに助けられました。あの、反則もするけど、スゴイ強い選手だと僕は思ってます。忍さん。またやりましょう。あの、まだまだ僕は全然弱いです。今日は花鳥風月の仲間や、みんなの応援がなきゃ勝てなかったと思います。でも服部とか、まだほかのみんなが弱いまんまだから、こいつらが強くなるまでチャンピオンじゃなきゃと思います。もっともっと強くなれるように頑張ります。おかげさまでまた防衛できました。次、8月4日、VKFで政宗さん。大阪でやった挑戦権取ったらしいですけど、さっきVKFのGM、矢郷さんとも話したんですが、この前に政宗さんとやった時から、オレは成長してないです。政宗さんには俺が挑戦する立場だと思ってました。自分、成長遅いんで(4月にやったばかりで)まだやりたくねえなってのを伝えて。でもいつか強くなって認められたチャンピオンになりたいなと思ってます。忍さんもそうだし、(VKFの本拠地)大阪にも強い選手がいるんで。自分が強くなるために、(別の選手と)やりたいなと思います。今日はありがとうございました。最後はいつも通り、服部ニンニンが締めたいと思います」
服部「花鳥風月の締めと言えば、わたし服部なんですけれども、僕が今回…… え? ロビンさんは呼んでないです。おい、唐澤! オマエ上がれ! 今日はデビュー戦が行われて、これからが大変だから。子供たちにキックを教える優しいお兄さんから、子供たちに夢を与えるカッコいいプロレスラーになるのか。オレは少なくとも、そっちを目指してる。お前はどうだ」
唐澤「メチャメチャカッコいい。プロレスラーになろうと思います」
服部「よし」
唐澤「ご来場の皆さん、(1988年、昭和63年生まれの)服部さんよりも、これからは平成生まれの時代でしょう。それではみなさん、花・鳥・風・月!」

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