12・22後楽園で大仁田率いるFMW壊滅危機! ヘッドハンターズ合流のW★INGが勢力拡大

 超戦闘プロレスFMW12・22後楽園で、会社経営権、団体運営権、そして復活する世界ストリートファイト6人タッグ王座(仮称)を懸け、FMW軍とW★INGモンスター軍が激突するが、大仁田厚率いるFMWは壊滅の危機に瀕した。
 12・22後楽園での前代未聞の一戦を前に、両軍は12・18大阪大会で最後の前哨戦を行った。大仁田は田中将斗、保坂秀樹、HASEGAWAを従え、雷神矢口&橋本友彦&バッファロー&ヤス久保田と、ストリートファイト有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチで激突。
 試合はメーンに抜擢されたHASEGAWAの奮闘もあり、合体サンダーファイアーパワーボムで、保坂がバッファローをフォールし、FMW軍が勝どきを挙げた。
 ところが、試合後、ザ・ハッドハンターズの2人とNOSAWA論外、W★ING金村がリングになだれ込むと、大仁田を襲撃し、ボコボコにしてしまった。勝ったはずなのに、大仁田の姿はほとんど敗者同然。
 W★INGモンスター軍と合流したハッドハンターズは、「オーニタ! 俺たちはW★INGで育った。W★INGは俺たちの居場所だ。12・22後楽園では、W★INGに勝たせるために何でも協力する。W★INGが勝つ確率は100%。オマエらが勝つ確率は0%、いやマイナスだ!」と意気軒高。
 論外は「何が飛び出すか分からないのがFMWなんだろ? ヘッドハンターズは俺たちについた。W★INGは一枚岩だけど、FMWはバラバラ。後楽園では、どんな手段を使ってでも、勝って、会社の経営権を奪ってやるよ」と勝利宣言。
 8年ぶりの来日となったヘッドハンターズは、12・18大阪では論外とのトリオで、リッキー・フジ&大矢剛功&Hi69と対戦。悪魔の双子は、衰えなど感じさせず、Aが肉弾月面水爆でHi69を仕留めて、健在ぶりをアピールした。
 ハッドハンターズという強力な援軍を得たW★INGモンスター軍。12・22後楽園では、3対3の6人タッグマッチだが、W★INGモンスター軍のセコンドが何をしでかすか分からない。
 この一戦にFMW軍が敗れれば、山近義幸代表が持つ79%の株式、団体運営権はW★INGモンスター軍の手に渡ってしまう。W★INGモンスター軍は、さらなる増殖で勢いがついただけに、FMWはまさに断崖絶壁に追い詰められた。
 また、「試練の七番勝負」第6戦で、FMW1期生のドレイク森松と対戦したRayは、森松のラフファイトにエキサイト。バットを手にして、森松を殴ろうとしたところ、レフェリーに誤爆。納得いかない反則負けを取られ、これで1勝5敗となった。

<試合結果>
■ 超戦闘プロレスFMW「FMW設立25+2周年記念シリーズ・原点回帰」
日時:12月18日(金) 
会場:大阪・大阪市東成区民センター  観衆250人

<第1試合 FMW女子プロレス・タッグマッチ 30分1本勝負>
○ミス・モンゴル&米山香織(11分56秒、逆エビ固め)花月&Ayaka●

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
●藤井健一&木更津KID(12分09秒、体固め)○W★ING金村&パンディータ
※爆YAMAスペシャル

151218FMW-Osaka3<第3試合 Ray「試練の七番勝負」其の六 30分1本勝負
●Ray=1勝5敗(12分18秒、反則勝ち)ドレイク森松○
※Rayのバット攻撃がレフェリーを誤爆してしまい反則を取られる

151812Fmw-osaka6
<第4試合 6人タッグマッチ 45分1本勝負>
リッキー・フジ&大矢剛功&●Hi69(10分39秒、体固め)○ヘッドハンターA&ヘッドハンターB&NOSAWA論外
※ムーンサルトプレス

151218FMW-Osaka5A151218FMW-Osaka5B<第5試合 ストリートファイト有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチ 60分1本勝負>
大仁田厚&田中将斗&○保坂秀樹&HASEGAWA(12分51秒、エビ固め)雷神矢口&橋本友彦&×バッファロー&ヤス久保田
※合体サンダーファイアーパワーボム

(記事・写真提供=超戦闘プロレスFMW改めW★INGモンスター軍)