NJKFの大和哲也、ゴーンサック、健太、大和侑也インタビュー

大和哲也インタビュー
大和哲也インタビュー、大和侑也×悠矢対談~5・10NJKF 2015 3rd全カード決定

――世界2冠を決めたケビン・ロス戦は差を見せて勝ちたいと戦前に語っていて、その通りの試合となりました。

大和 練習通り・イメージ通りの試合ができてよかったです。作戦通りというか、“こういう動きで戦いたい”っていう動きができて、前回は倒しに行き過ぎてしまったのがありましたけど、今回はイメージ通り冷静に戦うことができました。

――やはり昨年WBCムエタイ世界王座を奪取して変わったところがあったのでしょうか。

大和 獲れたこともそうだし、サゲッダーオ選手にリベンジしたということも自信にもなって後押しになりました。ロス戦ではより“負けられないな”っていう気持ちが強かったです。これで自分のキャリアとしてももう1段ステップアップできたと思うし、それが後ろ盾にもなってさらにいい動きができるので、そういった意味でまた今回のゴーンサック戦が楽しみです。

――今年でデビュー10年となる大和選手ですが、今も強くなっている実感がある?

大和 はい、まだこれからが脂が乗って一番強い大和哲也を出せるんじゃないかっていう気持ちがあるし、今からが楽しみな気持ちがすごく強いです。

――そういった中で迎えるゴーンサックについてお願いします。

大和 動画で何試合か見たことがあって、今も研究している状態です。メインになっているのが左ミドル、左の蹴りが中心で上手いスタイルっていう印象が強いんですけど、それに対して自分がどう戦うかっていうのが今回のミソになると思います。ゴーンサック選手は上手くて強い、その両方を兼ね備えていますが、僕は相手の得意技を研究してそれに対抗していくイメージを持っています。

――ここをクリアして続いて来るだろうWBCムエタイ世界王座の防衛戦に繋げる?

大和 そうですね、ケビン・ロス戦で新たなタイトルを獲ってまた勢いがついたと思うので、ここで強敵を迎え撃ってしっかりこの一戦をクリアして、また新しい歴史を1つ作ろうと思います。

150430njkf2
ゴーンサック・シップンミー(P.K.セーンチャイムエタイジム)インタビュー

「自分はパンチとヒジはそこそこですが、左ミドルは一番得意で自信を持っています。最近の試合は勝ちはしましたがKOは出来ず、普通の試合だったと思います。大和選手の試合は見たことがありませんが、強くて上手い選手だと聞いています。だけど、関係ありません。外国で試合をした事がないので、試合をした後で日本の色んな所へ見て回りたいですね。この試合の為に頑張って練習しているので、沢山の人に見に来てほしいです」

150430njkf3

健太インタビュー

――ゲーオ戦は残念な結果でしたが、最終ラウンドにカットを奪い、あと一歩に迫る内容でした。ゲーオはその後予定していたK-1を欠場となり、健太選手としては“試合には負けても勝負には勝った”感じではないですか。
健太 まぁ負け惜しみですけど(笑)。ただ自分はディフェンス力に優れて、いつも終盤勝負で相手を削って最後にスタミナで挽回するっていうのが特性なんですけど、それが挽回まではできなくてもだいぶゲーオも消耗していたし、自分の勝利の方程式がトップの人でも通用するっていう手応えはありました。
――今回、大和侑也選手を相手に行うWBCムエタイ日本統一王座の防衛戦についてお願いします。
健太 昔から、侑也選手がデビューしたぐらいから注目していて、その頃たしか僕はNJKFのチャンピオンかそれぐらいだったと思うんですけど、これはいずれ戦う時が来るなって思っていました。でも、気が付いたら立場が逆転してしまって(苦笑)、僕がウェルターに階級を落としてからは侑也選手と戦ってチャンピオンになるっていうのを目標にしていたこともありました。でも正直に言ってこの1年でまた立場は変わったぞと思いまして、今は僕が挑戦を受ける立場に戻ったと思います。今は僕がチャンピオンだし、圧倒的に勝ちたい、絶対に勝たなきゃいけない相手だと思っています。ベルトは渡さないぞと。
――選手としての印象はいかがでしょう。
健太 侑也選手は本当にバランスのいいオールラウンダーで何でもできますし、割とタイプは似てるんじゃないかと思います。何でもできる中で僕はディフェンスが強くて、侑也選手は僕よりオフェンスが強い(笑)。それがどちら側に上手く行くかというのを注目して頂ければと思います。
――では、どちらもオールラウンダー同士ですが、ディフェンス型の健太選手とオフェンス型の侑也選手のどちらが勝つかと。
健太 そうです。ディフェンスが強い方が勝つというところを見せます(笑)。やっぱり僕は倒すか倒されるかではなく、生き残ることが格闘技の本当の原点だと思っています。侑也選手はKOも多いですけどKO負けも多い印象があるので、そこら辺のもろさで僕に軍配が上がるかなっていうのを自分なりに予想しています。
――改めて最後に試合への意気込みをお願いします。
健太 同い年で同じ時期にデビューした大和哲也選手が世界チャンピオンになって活躍しているのを見て、非常にいい刺激をもらっています。そんな中でチャンピオンは防衛しないと本当のチャンピオンじゃないっていう思いがありますので、この防衛戦をきっちりクリアして、世界に行きますのでよろしくお願いします。

大和侑也インタビュー

――前回NJKF王座を獲得後、年内の目標として掲げた健太選手への挑戦が思ったより早く実現することとなりました。
侑也 本当は誰かと試合をしてから健太選手って考えていたので、いきなり来たかっていう感じです。でも、相手の戦い方はもう分かっているので、首相撲だけしっかり練習したら突破口が見えてくるんじゃないかって思っています。
――たしかにここ最近の健太選手は首相撲を巧みに使いこなしています。
侑也 結構前にゴリゴリ来て首相撲で相手のスタミナを削って、後半パンチとかヒジでポイントを獲っていくっていう戦い方なので、それをどうするかっていう感じだと思います。いろいろ考えてるんですけど、難しい相手ですね。技術どうこうより気持ちで前に来る人なので、割と苦手なタイプです(苦笑)。
――では、なおさらここを越えたら大きい1勝になるのでは。
侑也 逆に負けたら誰とやるんだろう?っていう感じがあるので、勝たないと後がないじゃないですけど、そんな感じです。
――前回NJKF王座を獲ったDAI戦は振り返っていかがですか?
侑也 もうダメなところが全部出ちゃったというか、単発で大振りになってパンチだけで打ち合いに行くっていう感じで、ダメな戦い方でした。あとちょっとで倒せるっていうところも倒せず詰めが甘かったです。なので今回は最初から最後まで出せるよう、とにかくガムシャラにやろうと思ってます。健太選手も手数が多くて自分のペースで戦わせてくれるような人じゃないので、試合までに最初から最後まで打ち合いができるような状態に持って行きたいです。
――健太選手はビキニパンツで計量に臨んだり独自の世界とペースを持っていますが、それは気になりませんか?
侑也 そうですね……スゴいなと思います(苦笑)。“何を目指しているんだろう?”みたいな、ベストボディ・ジャパンに出ればいいのにっていう(苦笑)。でも相手のペースに飲み込まれるのはリングでコールされた時ぐらいで、そこで終わりです。そこで自分もそのペースに持って行かれなかったら、頑張れるんじゃないかなと思います。
――改めてこの一戦への意気込みをお願いします。
侑也 前回の試合は反省点ばっかりで、とにかくツマらない試合をしちゃったので、今回は最初から最後まで、お客さんが立っちゃうぐらい盛り上げたいです。その上でまたベルトを獲り返したいと思います。

大会概要・対戦カードはこちら
大和哲也インタビュー、大和侑也×悠矢対談~5・10NJKF 2015 3rd全カード決定

NJKF関連過去記事はこちら
■2015年
大和哲也インタビュー、大和侑也×悠矢対談~5・10NJKF 2015 3rd全カード決定
国崇勝利、対ムエタイ中嶋平八&竜宜連敗~4・5NJKF大阪アゼリア大正
4・5NJKF 2015 2nd大阪アゼリア大正!竜宜、試合目前インタビュー「身体能力は僕のほうが勝る、勝つのは僕です」
大和哲也が1R2分43秒TKOケビン・ロス下しライオンファイト世界Sライト級王座戴冠!
ライオンファイト世界Sライト級王者ケビン・ロス王座挑戦・大和哲也渡米+4・29『NJKF DUEL 1』情報!

■2014年
6・1『NJKF 2014 4th』大阪アゼリア大正大会~宮島教晋、半田喜蓮インタビュー
6・1誠至会主催興行『NJKF 2014 4th』大阪アゼリア大正大会昼の部・国崇が復帰戦、夜の部メイン宮島教晋
国崇、階勇弥インタビュー6・1誠至会主催興行『NJKF 2014 4th』大阪アゼリア大正大会
昼の部・国崇、夜の部・宮島教晋揃ってタイ人に勝利!6・1大阪『NJKF2014 4th』
藤元洋次メイン敗戦~高知・岩崎道場主催10・12【NJKF】IGOSSO REBORN 2014
中嶋平八、竜宜、北野克樹~日韓戦全勝~11・2NJKF2014 7th