ダニエル・ブライアン、ケインを火炎葬!ワイアット洗脳Jシナ悪夢 5・4WWEPPV大会『エクストリーム・ルールズ』

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(C)2014WWE, Inc. All Rights Reserved.

 現地時間5月4日に、WWEのPPV大会『エクストリーム・ルールズ』が放送された。

 メインは、ステファニー・マクマホンの手先として、ダニエル・ブライアンを襲い続けている、赤い怪物ケインをブライアンが迎え撃つWWE世界ヘビー級王座戦だ。試合序盤は、ひたすら場外でやりあう異常な展開。遂に、両者はバックステージ、そして駐車場まで戦いの場を移して壮絶にやりあった。そして、ブライアンは、フォークリフトにケインを乗せてそのままリングまで連れ戻すという展開を見せ、観客を大いに沸かせたのだった。
 しかし、ケインも息を吹き返し、猛攻。遂に場外に設置したテーブルに火を放ち燃え盛るテーブルにブライアンを沈めようとしたが、ブライアンが逆にケインを叩き落として火炎テーブル葬。最後は満身創痍のケインをニー・プラスで沈めて、見事に王座防衛を果たしたのだった。
 大会終了後のWWEネットワークでは、恒例のポストショー。UFCのFight Passと違い、偽の記者会見がダニエル・ブライアンの勝利者インタビューをやっていたのが笑える。ケインに赤い悪魔を植え付けたのはステファニーということだ。

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 金網戦で最終決着をつけようとなったジョン・シナとブレイ・ワイアットは混乱を極めた。直前のRAWでは、大人のファンは優等生で団体からプッシュされているシナにブーイングしても、変わらずにシナをヒーローとして応援してくれた子供達までワイアットに洗脳されるという悪夢を見させられたシナ。この試合でもその悪夢が再び襲った。
 シナがワイアットを仕留めて、金網から脱出しようとする刹那、突然、会場が暗転。明かりがつくとなんと、金網の入り口には子供が待ち構えて♪He’s Got whole world in his hand…のあのララバイを歌いシナを制止したのだった。信じられないという表情で茫然とするシナを、ワイアットはシスター・アビゲイルで仕留め、悠々と金網を脱出。子供と共に勝ちどきをあげ、シナは、試合に負けただけではなく、子供ファンまで完全に洗脳されたという事でショックを受けていた。シナはこの絶望的な状態の中、立ち直る事が出来るのだろうか?

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 大会のベストマッチは復活したエボリューション(トリプルH&バティスタ&ランディー・オートン)と、ベビーフェイスにターンして人気爆発のザ・シールド(セス・ローリンズ&ディーン・アンブローズ&ローマン・レインズ)の激突だ。観客の期待通り、壮絶な展開となった。
 ザ・シールズ側がリングから場外へ、実況席へ、そして観客席の2階に上がり、ダイブまで敢行。最後はなんとレインズがピンフォールを奪うという快挙を成し遂げた。試合後は6人全員が立ち上がれないという事がいかに、壮絶な試合だったかを物語っている。

■ WWE PPV『エクストリーム・ルールズ』
日時:2014年5月4日
場所:アメリカ・ニュージャージー州イーストラザフォード

<WWE世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ダニエル・ブライアン(王者)
 ニー・プラス⇒ピンフォール
●ケイン(挑戦者)

<ディーバ王座タイトルマッチ>
○ペイジ(王者)
 スコーピオンクロスロック
●タミーナ・スヌーカ(挑戦者)
※ペイジ王座防衛

<金網マッチ>
○ブレイ・ワイアット
 金網脱出
●ジョン・シナ

<6人タッグマッチ>
○ザ・シールド(セス・ローリンズ&ディーン・アンブローズ&ローマン・レインズ)
 スピアー⇒ピンフォール
●エボリューション(トリプルH&バティスタ&ランディー・オートン)

<IC王座タイトルマッチ>
○バッド・ニュース・バレット(挑戦者)
 ブル・ハンマー⇒ピンフォール
●ビッグ・E(王者)
※バレットが新王者

<ハンディキャップマッチ>
○アレクサンダー・ルセフ
 アコレード
●Rトゥルース、ザビエル・ウッズ

<トリプルスレット・エキストリーム・ルールズマッチ>
○セザーロ
 ニュートライザー⇒ピンフォール
●ロブ・ヴァン・ダム、ジャック・スワガー

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電子書籍版は’14年5月15日号横アリ展望W1仙台GENTARO復帰WNC葛西Z1後楽園みちのくBロジャースに掲載されました。

マット界舞台裏4月24日号曙異変 WWE株価 W-1解析 Fブラッシー ゼロワン鈴木秀樹 CC仙台 ノアSem
▼WWEネットワークのケーフェイ不問方針とわが国比較
 レッスルマニア後の株価急落事情
WWEネットワークが何度も『レッスルマニア』を再放送するだけでなく、独自の番組まですぐに放送して機動性の高さをアピールしている。具体的には『ダニエル・ブライアンWMへの道』というドキュメンタリーや、『アルティメット・ウォリアー』の追悼番組(複数)であり、前者は舞台裏や結婚式をも速攻収録した素晴らしい出来栄えであった。後者の中の1本『Warrior: The Ultimate Legend』は、涙が止まることがない感動の凝縮作である。
編集された映像の一部は翌週のRAWなどで使われるにせよ、自前のTV制作班を抱え、オンデマンド配信のおかげですぐに発表できる点は頼もしい。両国大会を何度かに分けて紹介する新日の『ワールドプロレスリング』との違いは、しかし、それだけではなかったのだ。
株価30ドル台から20ドル割れに急落したWWEの株価含め、他の専門媒体では触れない核心を記す。