初代タイガーマスク基金活動報告広がる支援の輪パーティには貴闘力、スピードスケート清水宏保ら盛大

　25日、都内の八芳園にて初代タイガーマスク基金の活動報告記者会見、並びに盛大なパーティが開かれた。
　松永修岳代表からの活動報告では5月16日、初代タイガーマスクの故郷でもある山口県下関市に北九州支部が発足。発起式とパーティが催されることや、養護施設から新成人への支援として振袖が送られたこと、初代タイガーマスクウォーターの汚染地域への寄付などが報告された。もちろん、毎月のようにあちこち養護施設を訪問していることを忘れてはいけない。　

　また、すでに16日のリアルジャパンプロレス代々木第二体育館大会でも披露されたが、中沢ノブヨシさんの『ありったけの愛を』がチャリティーソングとなり、このレコーディングには初代タイガーマスクと松永修岳代表もコーラスで参加している。

　マイクを渡された初代タイガーマスクは、「タイガーマスク運動は私ではありません。皆さんの善意のおかげです。皆さんの協力で、下関の水族館がパラオのジュゴンが欲しいと言ってきている」と、輪の広がりを話された。
　もっとも新間寿顧問会会長は、初代タイガーマスクの発言にややおかんむり。「タイガーがやるからこそ、人が応援してくれる。貴方なくして出来ないこと」と、諭すように話され、前日にはアントニオ猪木議員のところに行ったことを披露されている。

　アニメ版『タイガーマスク』の主題歌を歌ってから45年になる森本英世さんに加えて、今回の会見には『3年目の浮気』で知られる黒沢博さんも参加。「65歳になったが、なんでもやらせていただきます」と支援を表明していた。2月に岐阜支部の活動で松永代表と知り合って感動を覚えて以来、運も上向いているという。
　元祖・伊達直人の河村正剛さんは、「社会現象とまで広がりを見せた頃から3年たちましたが、継続することの大切さを感じている」という。

　パーティには、リアルジャパンプロレス代々木大会で戦慄のデビューを飾った貴闘力、お馴染みの藤原敏男先生から、スピードスケートの清水宏保選手まで、様々な顔ぶれが集結。チャリティー・オークションではタイガーマスクの覆面に高額がつけられていた。
善意の輪が広がることを願ってやまない。