ライト級タイトルへ近づくのは?藤田雄也×仲江川裕人インタビュー1・24『RISE103』

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 1月24日(土)後楽園ホールにて開催されるRISE103。その大会第7試合に出場する藤田雄也、仲江川裕人の事前インタビューが発表された。両者は2013年3月RISE92で初対戦し、その時は3ラウンド藤田雄也がハイキックで仲江川の顔面を切り裂きTKO勝利を収めている。そして今回はライト級タイトルが懸ったトーナメント。準決勝に進むのはリベンジに燃える仲江川か?それとも清水に続き極真で2階級制覇を狙う藤田か?

仲江川 事前インタビュー『集大成としてRISEのベルトを必ず巻く』

–試合まで1週間ほどですが調子はどうですか?
「調子はこの間やった時よりも全然良いんで、間違い無く勝てると思います。」

–RISEでの試合は久しぶりですね。
「久しぶりっていうのもあるんで、しっかりインパクトのある試合をしたいと思います。」

–そして今回がライト級王座決定トーナメント一回戦となります。タイトルを獲るチャンスとなりました。
「そうですね。このチャンスは絶対モノにしたいんで、3回全部勝ってベルトをもらおうと思ってます。」

–今回、相手の藤田選手は一度戦っている相手です。
「前回は目尻が切れて悔しい負け方してるんで、今回はリベンジのチャンスなんで、バッチリ倒したいと思います。」

–藤田選手は、自分の中で、前回はTKOで勝ちはしたが、ポイントは取られていたと言ってました。
「まぁ、負けは負けなんで。今回は絶対負けらんないっていうのがあるんで、ボコボコにしてやろうかなとは思ってます。」

–最近は怪我が色々あり、試合が出来ない時期がありました。
「怪我も多かったし、仕事だ何だで練習出来ない時もあったし、格闘家としては辛い時期もあったんですけど、あと何年出来るかわかんないんで。
ラストスパートで頑張って、集大成として必ずRISEのベルトを巻きたいんで頑張ります。ラストチャンスだと思って。
次の相手が誰になるかわかりませんけど、まず藤田選手に集中して絶対倒したいと思います。」

–今回、試合のテーマは何でしょうか?
「最近、KOしてないんでKOしたいですね。」

–2007年のKAMINARIMONで優勝してからデビューした頃は勢いが凄かったです。小宮山選手や麻原選手と同時期のデビューでした。彼 らの活躍を見てどう思いましたか?
「麻原さんとかは仲は良いですし、成績も残してるんで負けてられないなっていうのはあるんで決勝で麻原選手と戦いたいなと。」

–麻原選手とも交流があるんですよね?
「前口とか麻原さんはすごい仲良くて、一緒に飲んだりしてますね。
前口とかも去年何試合もしてたから、そういうのは応援も行ったりしてたから刺激は受けましたね。俺もやらなくちゃいけねーなって。」

藤田雄也 事前インタビュー『チャンピオンになる事がゴールじゃなくて、ベルトを獲らないと始まらない』

–2015年一発目の試合ですがいかがですか?
「調子は良いです。去年も同じ時期に試合をしたんで、去年の感覚を思い出しながら、去年よりもしっかりと追い込めた練習が正月の間も出来たので バッチリだと思います。」

–その去年なのですが、戦績的には苦しい時期でしたね。
「去年はかなり苦しい時期が長かったんで、一生分の負けを去年で費やしたかなと思ってます。今年からはバッチリ連勝していきたいと思います。」

–去年の1月はタイトル挑戦がかかったトーナメントで麻原選手に負けてから3連敗となりました。
「3敗目の9月丹羽戦では負けてはいけないと思っていた試合で負けてしまったし、俺、大丈夫かなって気持ちがあったんですけど。
でも、すぐこのままじゃダメだと思ったんで必ず這い上がってみせるって思いでずっと稽古してました。」

–前回、11月の試合ではKO勝利でした。手応えはいかがでしたか?
「蹴りのイメージが強いと思うので、パンチでも打ち合えるんだぞっていうのを見せたかったんですけど、結局蹴りに頼っちゃって。
それでも僕の持ち味の足技でダウンも取ってKOできたんで、その点では成長できたのかなと思います。」

–やはり脚技には自信がある?
「脚8に対してパンチ2ぐらいの武器なので、そこで圧倒的に攻撃できるのが脚技だと思います。プロになる前から蹴り主体の組み手でしたんで。」

–前回は挑戦者決定トーナメントで麻原選手に1回戦で敗れましたが、今回はライト級王座決定トーナメントの一回戦です。
「去年、タイトル挑戦のチャンスもらった時は、正直自分で大丈夫かって感じだったんですけど、去年の全部の経験を踏まえて自分でも成長できてると 思うし。
ぶっちゃけ去年の時点はチャンピオンになる器じゃ無かったんですけど、今はしっかりチャンピオンになる為の練習もしてきてるし、生活もしてきてい ると思うので、その点ではしっかり準備していると思います。」

–そこで今回、一回戦の相手は2年前に戦っている仲江川選手です。
「前回は新人王を獲って、次の試合だったんですけど、やる前は勝たせてもらえない相手だったんじゃないかと思ってました。
結果は勝てたんですけど、内容はポイントを取られていた所もあったんで、自分が成長してる部分を仲江川選手に見せつけたいです。
仲江川選手は次やったら藤田に勝てると思ってると思うんで、次はしっかり差を見せて、もうやりたくないと思わせて勝ちたいです。」

–仲江川選手は試合間隔が空いてますが、藤田選手はしっかり場数を踏んでおります。その辺で自信はありますか?
「とにかく僕には試合の経験が少ないと思ってたんで、試合の場数を踏む事を最優先で過ごしてきたんで、その成果を残せたらなと思ってます。」

–清水選手という現王者が仲間にいるところでタイトルに対しての思いは?
「チャンピオンベルトは特別な物で、地元の愛媛からチャンピオンになる為に出てきたんです。
まずは理想さんがタイトルに挑戦した時に、すごい試合してたんで、俺にあんな事が出来るのかとビビってたんですけど、チャンピオンレベルの人達と 過ごしてきて自分も欲しいなという気持ちは持ってるんで。」

–相手が誰だろうが自分がチャンピオンになるという気持ちは?
「もちろん、極真として勝たなければいけないですけど、自分自身の格闘技人生にしても、やっぱりチャンピオンになる事がゴールじゃなくて、ベルト を獲らないと始まらない部分もあるので。極真の全日本で優勝した時と同じくらい心にも落ち着きを持てているので、大丈夫だと思います。」

–いつ上京してキックボクシングを始めましたか?
「状況は23歳の時ですね。ウェイト制で優勝してその翌年の4月に上京して、6月にプロデビューしました。それまで、全くキックやった事無かった です。
たまたま20歳の時に後楽園で先輩のボクシングの試合を見て、俺もプロでやってみたいと思って。プロになるにはどうしたらいいのかなと。
地元でプロになるには選手もそういう環境も無かったので、出るんだったら東京が良いという話になりました。」

–ちなみに上京してすぐプロになりましたが、顔面有りへの抵抗などは?
「抵抗はもうすごかったです。もうボッコボコにされてました。パンチを顔面で受けるのはこういう事かっていうお手本みたいな感じで練習してました (笑)。
デビュー戦は本当に怖かったです。」

–スパーリングの経験も無いですよね?そんなに最短でデビューした人を初めて見ました。
「渡辺理想さんと鈴木雄三さんと同じくらいの階級だったんで、その人達にボコボコにされててホントに勝てるのかなって思ってました。
今までの空手の時の動きとキックを繋げてるかって言ったら自分の中の採点はまだ60点ぐらいなんですよ。完成度で言うと。
それがちょっとずつ100%に近づいていってると、試合を重ねるごとに感じています。」

–では最後に意気込みをお願いします。
「清水さんに続いての、RISEのチャンピオンになります。押忍!」

大会概要・対戦カードはこちら
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