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格闘技王国オランダでルチャ?王立博物館でエル・サント?

 アムステルダムはゴッホ美術館など世界的に有名な美術館・博物館を多数有するが、その中でもファイト!ミルホンネットがお勧めしたいのは、市内の南東に位置する歴史博物館Tropenmuseum。ここでは何と「聖者」故エル・サントと「暴風神父」フライ・トルメンタのビデオが毎日観られるのだ。
 同博物館では、東南アジアからアフリカに至るまで、第三世界を中心とした各地域の民芸品や歴史の遺物が所狭しと展示されているが、注目は3階の「Bar Teatro Los Heroes」と題されたコーナー。場末のバーを模した8畳間ほどの空間に、中南米の「英雄」たち縁の品々が展示されている。そしてここには5つのジャンルに分かれたビデオ・ライブラリーがあり、来場客は自由にビデオを閲覧できるのだが、そのジャンルというのが「クラシック」「音楽」「スポーツ」「政治」そして何と「ルチャ・リブレ」なのだ。しかもサント、トルメンタを紹介するルチャ部門のビデオがボブ・マーレイ、マラドーナを擁するその他部門のビデオを差し置いてトップにくるという、グローバルスタンダードを徹底的に無視した順番が嬉しい。
 両レスラーを紹介するビデオは各7分強の短編だが、貴重な映像である以上に笑わせてくれる内容だ。サント編では二つの映画のシーンが挿入されており、サントが息子にマスクを授ける(?)場面は爆笑必至。また、トルメンタが「子供らに服や靴も買わなきゃならんのだけど、収入はルチャしかないんだよ」とボヤく場面は余計なBGMがないため悲壮感が漂ってこない。試合シーンではネグロ・カサスなど日本で馴染みのルチャドールも絡んでくる。
 さらに、操作ボタン横には
The man in the silver mask〜Free wrestling in Mexico is a battle between good and evil,between masked heroes and villains.
The masked priest〜Fray Tormenta(Brother Thunder Storm)is a free-wrestler,but also a priest.
と,ルチャを知らない来場者に誤解を与えること確実の説明文が付されている。
(ビデオは両方ともFranco Rosso Productionsによる91年の制作) 

 他のルチャ関連では、68年の映画「Blue Demon contra cerebros infernales(ブルー・デモン対基地外博士?)」のポスター、(マスカラスの?)オーバーマスク、日本の水準を大きく下回るフィギュアなどの珍品に、チェ・ゲバラのポートレイトより明らかに目につきやすい場所が与えられている。これだけで入場料7.5ユーロ(1200円弱)の元はとれよう。基本的に年中無休、中央駅から路面電車で一本とアクセスも簡単。総合やキック観戦前の時間つぶしに最適なスポットだ。(梅崎一郎・前特派員)

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2007年03月24日 11:47に投稿されたエントリーのページです。

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