初参戦吉江の怪物性サク裂! WXとアブ小は8・10大阪にてファイヤーデスマッチでタイトル戦! 7・25大日本後楽園大会

 アブドーラ小林が8・10大阪大会にて、シャドウWXのBJWデスマッチヘビー級王座にファイヤーデスマッチで挑戦、吉江豊は関本大介と9・21ドラディション後楽園大会でシングル対決――。25日夜、大日本プロレス後楽園ホール大会の試合後、実に楽しみな二つのシングルマッチが決定した。
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ラダー上からデスマッチ王座への挑戦を高らかに宣言するアブドーラ小林
 
 メインでは、シャドウWX・伊東竜二・アブドーラ小林組と.葛西純・“黒天使”沼澤邪鬼・MASADA組の6人が「ノーロープ有刺鉄線エニウェアフォールボブワイヤーボードデスマッチ」で激突。王者WXからの「蛍光灯は使用禁止」という要望により、「後楽園なのに蛍光灯ナシ」のメインとなり、盛り上がりの程が懸念されたが、そこはデスマッチ歴戦の猛者6人。エニウェアの名の通り、各自館内の四方八方に飛び散り、ラダーによじ登って暴れ、観客席を破壊しまくり、観る者すべてのド肝を抜いた。
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ラダー!
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有刺鉄線!
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場外! 蛍光灯ナシでも、ここまでやるんです!
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場外に投げる、投げ捨てる! アナーキーな暴れっぷりのMASADA、ある意味この試合のMVPか
 そして17分にわたる大乱戦を締めたのはアブ小。ラダーに登った伊東を場外に叩き落とすなど、規格外の狂乱ぶりを見せたMASADA目がけて、場外に立てかけたラダーからのダイビングバカチンガーエルボーで乱戦を終結させた。試合後は、すぐさまデスマッチ王者・WXに対して、8・10大阪大会でのファイヤーマッチでの挑戦を宣言。WXも「豚の丸焼きにしてやるよ! 覚悟しとけ」とマイクで応戦し、これを受諾。約9年ぶりとなる、ファイヤーマッチによるデスマッチ王座戦が決定した。
 セミでは大日本初参戦となるドラディション・吉江豊が、滝澤大志を引き連れ、関本大介・マンモス佐々木組のBJWタッグ王座に挑戦。ヘビー級の関本&マンモス相手にも、150キロの巨体を活かした怪物性を全開、リング波打つ大肉弾戦を展開した。試合は関本が滝澤をぶっこぬきジャーマンで抑え、王座防衛に成功したが、試合後吉江が、
「なぁ関本よ、タッグなんて面倒臭ぇだろ? 俺とシングルでやろうや」
と、9・21ドラディション後楽園大会でのシングル対決を要求。関本は無言で引き揚げたが、この豪力無双対決も、実現本決まりと考えて間違いなさそうだ。
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やるコトなすコト、すべて規格外! 150キロのモンスター・吉江豊
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後楽園に花が咲く? 鮮やかな大空中戦になった第3試合
■大日本プロレス 後楽園ホール大会
2008年7月25日(金)開始:19:00
<メインイベント ノーロープ有刺鉄線エニウェアフォールボブワイヤーボードデスマッチ 30分1本勝負>
シャドウWX、伊東竜二、○アブドーラ小林
(17分15秒 ラダーからのダイビングバカチンガーエルボー→体固め)
葛西純、“黒天使”沼澤邪鬼、●MASADA
<セミファイナル BJWタッグ選手権試合 30分1本勝負>
(王者組)○関本大介、マンモス佐々木
(23分8秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)
(挑戦者組)吉江豊、●滝澤大志
※王者組が初防衛に成功
<第4試合 ハードコアマッチ 30分1本勝負>
○佐々木貴、宮本裕向
(18分5秒 右脚with有刺鉄線バット→片エビ固め)
●木高イサミ(iisami改め)、星野勘九郎
<第3試合 メンズワールド 30分1本勝負>
MEN’Sテイオー、怨霊、●佐藤悠己
(11分18秒 S.E.X.→エビ固め)
○忍、ヘラクレス千賀、ツトム・オースギ(ミラニート・コレクションa.t.改め)
<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大黒坊弁慶、●大橋篤
(12分30秒 ファイナルカット→エビ固め)
谷口裕一、○末吉利啓
<第1試合 タッグマッチ>
井上勝正、●岡林裕二
(10分0秒 逆片エビ固め)
竹田誠志、○石川晋也