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TNAは10月15日、アラバマ州ドーサンのドーサン・シビック・センターで「Thursday Night iMPACT!」を開催した。
今回はハーディー兄弟のプロレスキャリア35周年を記念し、マット・ハーディーとジェフ・ハーディーが試合をプロデュース。バウンド・フォー・グローリーで大きな変化が起きたTNAで、王座戦線にも新たな動きが見られた。
メインイベントでは、TNA世界王座への挑戦権を懸けたラダーマッチを実施。トレイ・ミゲルが混戦を制し、11月15日の「Destination X」でレオン・スレーターの持つ世界王座に挑戦する権利を手にした。
番組冒頭、マット・ハーディーとジェフ・ハーディーがリングに登場。バウンド・フォー・グローリーを振り返り、長年にわたるプロレスキャリアを語った。
TNAのディレクター・オブ・オーソリティーであるサンティーノ・マレラから、この日の試合を決める権限を与えられたハーディー兄弟。TNA世界タッグ王者のネメス兄弟には、兄弟同士の一騎打ちを命じた。どちらかが意図的に試合に負けようとした場合、王座を剥奪するという厳しい条件も付けられた。
また、ザ・ライチャスとsyXはテーブルマッチで対戦。TNAノックアウト世界王者インディ・ハートウェルは、ギャビー・フォルツァ、ハーレー・ハドソンと組み、ザイヤ・ブルックサイドと新タッグ王者エイペックス(ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラー)と6人タッグマッチを行うことになった。
ハーディー兄弟はTNA殿堂入りを果たしたばかりのTNA Xディビジョン王者アメイジング・レッドをリングに招き、歴史的な王座獲得を祝福した。アメイジング・レッドは、殿堂入りを果たした同じ夜に王座を獲得したTNA史上初のレスラーとなった。
さらにTNA世界王者レオン・スレーターも登場。ハーディー兄弟とアメイジング・レッドの功績を称え、自身が史上最年少のTNA世界王者となったことを喜んだ。スレーターは誰とでも、どこでも闘う用意があると宣言。ジェフ・ハーディーも将来的な対戦に関心を示した。

ネメス兄弟が初の一騎打ち ニックがライアンを下す。TNA世界タッグ王者のニック・ネメスとライアン・ネメスが、キャリア初となるシングルマッチで対戦した。
ライアンは強烈なキックからフォールを狙うが、手抜きで試合を早く終わらせようとしてるのを見抜いたハーディー兄弟が介入。真剣に試合しないなら王座剥奪の条件を改めて突きつけ、2人が真剣に闘うよう求めた。
試合はロールアップの応酬から互いに激しくぶつかり合う展開に。ニックはスーパキックを放つと、フォールに行くまで一瞬ためらいを見せた。それでも最後はファモウザーを決め、ライアンから3カウントを奪った。
勝利したニックは、TNA世界王座次期挑戦者決定ラダーマッチにも関心を向けた。
syXがテーブルマッチでザ・ライチャスに勝利。ザ・ライチャスとsyXが、ハーディー兄弟の好む形式の一つであるタッグチーム・テーブルマッチで激突した。
ビンセントとダッチ、ジョセフ・ソーヤーとサミュエル・ショーが、リング内外でテーブルを使った激しい攻防を繰り広げる。ダッチはショーをテーブルに叩きつけ、ソーヤーもビンセントをテーブルに沈めようとするが、ビンセントはスライスド・ブレッドで切り返した。
終盤、ショーはビンセントをテーブルに叩きつけると、パワーボムでテーブルを破壊。ダッチもソーヤーをエプロンからテーブルに落とし、ショーにはデス・ウォークを決めた。
ダッチがショーをテーブルに寝かせてコーナー最上段へ上がると、ソーヤーが妨害。その隙にショーがダッチをテーブルに叩き落とし、syXが勝利を収めた。

ハーディー・ボーイズがAJフランシス&エクスプレッションズに勝利。バックステージでAJフランシスとエクスプレッションズがハーディー兄弟にタッグ王座への挑戦を要求したが、マットとジェフはまずタッグマッチで対戦することを決定した。
ジェフはAJフランシスとの攻防からマットにつなぎ、2人でポエトリー・イン・モーションを狙う。マットとジェフはフランシスにジャーマン・スープレックスを決めるなど、連係を見せた。
フランシスはテネシー・ウイスキーやパワースラムで反撃。エクスプレッションズも加わり、ハーディー兄弟を追い込もうとした。
しかし終盤、マットがエクスプレッションズにツイスト・オブ・フェイトを決め、ジェフもツイスト・オブ・フェイトで追撃。最後はジェフがスワントーン・ボムを放ち、ハーディー・ボーイズが勝利した。
エイペックス&ザイヤが6人タッグマッチを制す。インディ・ハートウェル、ギャビー・フォルツァ、ハーレー・ハドソンのチームが、ザイヤ・ブルックサイドとノックアウト世界タッグ王者エイペックス(ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラー)と対戦した。
ハートウェルとベイズラーの攻防から、各選手が次々とリングに入り、攻守が入れ替わる展開となった。ベイズラーはハートウェルの腕を攻め、ブルックサイドも腕への攻撃を加えたが、ハートウェルはスパインバスターで反撃した。
ギャビー・フォルツァはベイズラーとセラーノを相手にクローズラインやダブル・ジャーマン・スープレックスを決め、勢いを見せた。さらにハドソンを投げて場外の相手にぶつけるなど、試合は混戦となった。
終盤、セラーノがハドソンにスーパーキックを決め、ベイズラーとの連係技キル・ショットにつなぐ。最後はベイズラーがハドソンをチョーク・テン・チョークで捕らえ、タップアウトを奪った。
トレイ・ミゲルがラダーマッチ制覇 Destination Xで世界王座挑戦へ。メインイベントは、11月15日の「Destination X」でTNA世界王者レオン・スレーターに挑戦する権利を懸けた5人参加のラダーマッチ。トレイ・ミゲル、リッキー・ソーサ、ムース、イライジャ、そしてTNAインターナショナル王者ジェイソン・ホッチが、リング上に吊るされた契約書を争った。
スレーターはバウンド・フォー・グローリーでの勝利後、背中の問題を抱えているため、この日は試合を行わず解説席に加わった。トレイ・ミゲルは負傷を抱えながらも、出場許可を得て試合に臨んだ。
試合序盤からムースがパワーを発揮し、複数の選手を場外へ追いやる。イライジャはドリフト・アウェイやスタナーで相手を攻め、ソーサもトップロープからの攻撃で応戦した。ミゲルはポイズンラナを決めるなど、持ち味の機動力を発揮した。
ラダーを使った攻防が激化する中、イライジャがラダーをリング内に設置して優位に立つ。ホッチも契約書に手を伸ばすが、ソーサが阻止。ホッチはラダーを倒してソーサを排除し、ミゲルも場外でムースのパワーボムを受けた。
終盤、ソーサがラダーを上ろうとするが、ムースが妨害してラダーへパワーボム。イライジャはコーナー最上段からギターをムースの頭部に叩きつけ、契約書を狙った。しかし、ニック・ネメスがイライジャの王座挑戦を阻止するために介入。ニック自身がラダーを上り始めたものの、ミゲルがライトニング・スパイラルでニックを倒した。
最後はミゲルがラダーを上り、吊るされた契約書を獲得。混戦を制し、Destination XでTNA世界王座に挑戦する権利を手にした。
試合後、ハーディー兄弟はミゲルを祝福。レオン・スレーターとミゲルも握手を交わし、世界王座戦へ向けて互いの健闘をたたえた。
次週のTNA iMPACT!で王座戦と挑戦者決定戦。次週の「Thursday Night iMPACT!」では、ジェイソン・ホッチがマスターファ・アリを相手に、TNAインターナショナル王座の2アウト・オブ・3フォールズ戦を行う。
また、エイブリー・スタイルズとジョー・アロンゾのシングルマッチに加え、リッチ・スワン、KCナバーロ、セドリック・アレクサンダー、ファビアン・アイヒナーによるTNA Xディビジョン王座次期挑戦者決定戦も予定されている。
ハーディー兄弟の35周年を祝う特別な夜は、トレイ・ミゲルの世界王座挑戦決定という大きな結果で締めくくられた。Destination Xへ向け、TNAの王座戦線はさらに動きを見せている。
■ TNA iMPACT!
日時:2026年10月15日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国アラバマ州ドーサン ドーサン・シビックセンター
<シングルマッチ>
○ニック・ネメス
ファモウザー⇒ピンフォール
●ライアン・ネメス
<タッグチーム・テーブルマッチ>
○syX
●ザ・ライチャス
<タッグマッチ>
○ハーディー・ボーイズ(マット・ハーディー&ジェフ・ハーディー)
ツイスト・オブ・フェイト、スワントーン・ボム⇒ピンフォール
●AJフランシス&エクスプレッションズ
<6人タッグマッチ>
○エイペックス(ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラー)&ザイヤ・ブルックサイド
チョーク・テン・チョーク⇒ピンフォール
●インディ・ハートウェル&ギャビー・フォルツァ&ハーレー・ハドソン
<TNA世界王座次期挑戦者決定ラダーマッチ>
○トレイ・ミゲル
契約書を獲得
●ジェイソン・ホッチ、イライジャ、リッキー・ソーサ、ムース