世界最大のプロフェッショナル・ベアナックルボクシング団体であるBKBベアナックルボクシングが、英国ニューカッスルに待望の初進出を果たした。BKB 60はユーティリタ・アリーナ・ニューカッスルで開催され、熱戦が相次ぐ大会となった。

メインイベント:ロランド・ディが3ラウンドTKOで王座防衛
ロランド・「Dy Incredible」・ディ(7勝1敗、6KO)はメインイベントで圧倒的なパフォーマンスを披露。元BKB世界王者5回のスコット・「The Mute」・マクヒュー(16勝6敗、6KO)をKOで下し、BKBスーパーウェルター級世界王座の防衛に成功した。
序盤の1ラウンドで互いの様子をうかがった後、ディは2ラウンドに攻勢を強めた。ラウンド終了までの最後の1分間で、殿堂入りファイターのマクヒューから3度のダウンを奪った。
マクヒューはなんとかラウンドを生き延び、3ラウンドも果敢に戦い続けたが、ディの攻撃を止めることはできなかった。
王者は3ラウンドにも追加のダウンを奪い、マクヒュー陣営がタオルを投入。ディがTKO勝利を収め、王座防衛を果たした。

試合後、マクヒューはプロとして22試合を戦ったベアナックルボクシングからの引退を発表した。
コメインイベント:ウィニアルスキが1R KO勝利
デビッド・「The Tartan Titan」・ウィニアルスキ(8勝1敗、4KO)は、ジェライント・「Magic Man」・グッドリッジ(3勝1敗、3KO)を1ラウンドKOで下し、世界タイトル挑戦に向けて大きく前進した。
ウィニアルスキはゴングと同時に積極的に攻め、鋭く速いコンビネーションで試合のペースを支配。絶妙なタイミングでジャブを当てると、グッドリッジはキャンバスに倒れ、レフェリーのカウントを受けた。
鮮烈なフィニッシュにより、ウィニアルスキは現BKBスーパー・ミドル級世界王者**「LT Smash」ネルソン**への挑戦に最も近い位置につけた。
ハイスロップが元五輪代表・元IBF世界王者を撃破
この夜の注目試合の一つでは、ブライアン・「Fortified」・ハイスロップ(3勝1敗、1KO)が、元オリンピック代表で元IBF世界王者のジョセフ・「JoJo」・ディアス(1勝1敗、1KO)を破る大番狂わせを演じた。
両者は5ラウンドを戦い抜き、激しいパンチの応酬とダウンの奪い合いを展開。最終ゴングが鳴ると、ハイスロップがスプリット判定で勝利を手にした。
キャリア最大の勝利となった。
アルタミミが2度のダウンを乗り越えて逆転KO
国際的に活躍するアデル・「Kyokushin」・アルタミミ(4勝0敗、4KO)は、序盤のピンチを乗り越え、トム・「Tits」・モウブレー(3勝4敗、2KO)を2ラウンドKOで下した。
モウブレーは1ラウンドにアルタミミから2度のダウンを奪い、大番狂わせを起こすかに見えた。
しかしアルタミミは立て直し、2ラウンドには自ら2度のダウンを奪取。最後は強烈なボディーへのアッパーカットを突き刺し、モウブレーを完全に倒した。
無敗を守ったアルタミミは試合後、BKBスーパーウェルター級世界王座への挑戦を要求した。
アシュトンがヘビー級戦で逆転TKO
アーロン・「El Gringo Mandingo」・アシュトン(2勝3敗、2KO)は、ヘビー級の激戦で序盤のダウンから巻き返し、マーク・「The Veteran」・オニール(4勝5敗、4KO)をTKOで破った。
1ラウンド序盤にダウンを奪われたアシュトンだったが、反撃してオニールからダウンを奪取。オニールはカウント内に立ち上がったものの、ゴングが鳴った。
しかし、50歳のオニールは続行できず、レフェリーが試合を止めてアシュトンの勝利を宣告した。
ケリーがアッパーカットでテリファーの顎を骨折させTKO
ミドル級では、ミック・「The Baby Silverback」・ケリー(3勝0敗、3KO)とジョン・「The Iron Man」・テリファー(2勝2敗、2KO)が4ラウンドにわたる激闘を繰り広げた。
ケリーの強烈なアッパーカットでテリファーの顎が骨折。4ラウンド終了時にリングサイドのドクターが試合を止め、ケリーのTKO勝利となった。
スペルマンが1R終盤にKO 無敗を維持
スーパー・クルーザー級では、デク・「Big Dog」・スペルマン(5勝0敗、4KO)が、マーリー・「Tank」・チャーチャー(4勝6敗、3KO)を1ラウンド終了間際にKOした。
スペルマンは残り数秒のところで狙い澄ました右をヒットさせ、チャーチャーをキャンバスに沈めた。これで無敗記録を維持した。
コンクロイが無敗のテュルエルを1R KO
メインカードのオープニングでは、ネイサン・「Conkers」・コンクロイ(2勝0敗、2KO)が、無敗だったリアム・「El Toro」・テュルエル(3勝1敗、3KO)を1ラウンドKOで破る番狂わせを起こした。
コンクロイはショートの右をヒットさせ、テュルエルをダウンさせた。テュルエルは続行不能となり、レフェリーが1ラウンド1分30秒で試合を止めた。