[週刊ファイト07月30日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼好調続く東京女子プロレス 荒井優希V4山下実優超えで証明した”新時代”
photo & text by buffy0628 編集部編
・この夏チャンピオンとして東京女子を引っ張るのは私、荒井優希です!
・山下実優の東京女子プロレスから、「荒井優希の東京女子プロレス」へ
・立場逆転!辰巳リカ&渡辺未詩V2中島翔子&ハイパーミサヲ素顔が…
・上原わかなタイトル挑戦への成長物語 Internationalプリンセス鈴芽
・ウィロー・ナイチンゲール欠便 代打クリス・ブルックス容赦なく叩く 瑞希
・引退ロード上福ゆき-隈取-ハットリ桜x髙木三四郎-今成夢人-桐生真弥
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※現在エントリー作成中
■ 東京女子プロレス SUMMER SUN PRINCESS ’26
日時:7月18日
会場:後楽園ホール 観衆1204人(満員)
この夏チャンピオンとして東京女子を引っ張るのは私、荒井優希です!


7月18日、後楽園ホールで開催された東京女子プロレス『SUMMER SUN PRINCESS ’26』。
メインイベントでプリンセス・オブ・プリンセス王者・荒井優希が山下実優を破り、4度目の防衛に成功した。
この一戦は単なるV4ではない。東京女子プロレスという団体が、「次の時代」を明確に打ち出した象徴的なタイトルマッチだった。

山下実優は創成期から団体を支え続けてきた絶対的エースであり、荒井にとってはプロレスの師匠でもある。その山下を相手に王座を守り切った意味は、防衛回数という数字以上に重い。
試合は山下の土俵で進んだ。
序盤から鋭い蹴りで距離を支配すると、ランニングキック、雪崩式アティテュード・アジャストメント、そしてハイキックと畳み掛ける。
荒井は何度も倒されながらも、カウント2・9で肩を上げ続ける。
数年前なら善戦止まりで終わっていたであろう展開だった。


しかし、この日の荒井は違った。
打撃戦にも怯まず応戦し、ビッグブーツで流れを変えると、勝負どころで「新人賞」「フルネルソンバスター」必殺技「Finally」を炸裂。山下から文句なしの3カウントを奪い、堂々とベルトを守り抜いた。
勝敗以上に印象的だったのは、試合の「説得力」である。
これまで荒井は「アイドル出身」という肩書きと、驚異的な成長速度が話題の中心だった。
だが、この日は違う。試合内容そのもので観客を納得させ、王者としてリングを締めくくった。もはや「元アイドルレスラー」という枕詞は必要ない。
試合後、「まだ完全な自信ではない。でも山下さんからフォールを取れたことが、自分をもっと強くしてくれる」と語った荒井。
その言葉には慢心も驕りもなく、現状に満足しない姿勢がにじんでいた。
だからこそ、この王座はさらに価値を増していくだろう。
「荒井優希が山下さんに勝ってプリンセスオブプリンセスチャンピオン、この夏チャンピオンとして東京女子プロレスを引っ張るのは私、荒井優希です!」

バックステージ
山下 「負けはめちゃくちゃ悔しいけど、この負けを私は今までも力にしてきた。今日は荒井にやられた。言いたくないけど、荒井、楽しかったよ。
でもまだまだ私はオマエを倒しにいく。荒井だけじゃない、トーナメントだよ! 私が絶対優勝します。私は止まらんぞ」
荒井「山下さん、なんとかきめることができた。何回も危ない場面があったけど、最後の力で荒井が上回れた。
山下さんにとってまた負けたくない相手になれてたら嬉しい。明後日からトーナメント、王者として夏に精一杯闘っていきたい!」
山下実優の東京女子プロレスから、「荒井優希の東京女子プロレス」へ
見逃せないのは、東京女子プロレス全体の勢いだ。
2026年の後楽園ホール大会は、
・1月4日『東京女子プロレス ’26』 1,564人(超満員札止め)
・2月14日『第6回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』 732人
・5月4日『YES! WONDERLAND ’26』 1,087人(超満員札止め)
・6月7日 『STAND ALONE ’26』:1,093人(満員)
・7月18日『SUMMER SUN PRINCESS ’26』 1,204人(満員)
という数字を残した。

2月大会こそトーナメント興行という性格もあって観客数は落ち着いたものの、それ以外の4大会はいずれも1,000人超え。うち2大会が超満員札止め、今回も満員と、後楽園ホールでの集客は極めて安定している。
女子プロレス界全体を見渡しても、定期的に後楽園ホールを満員規模まで埋められる団体は決して多くない。
東京女子プロレスはエンターテインメント性と競技性のバランスを保ちながら、新規ファンの獲得と固定客の維持に成功している。その成果が、この数字には表れている。
そして、その中心にいるのが荒井優希だ。
SKE48卒業後、「アイドル人気に頼るレスラー」と見る向きもあった。
しかし現在の荒井は、集客面だけでなく試合内容でも団体を牽引する存在となった。
今回、山下実優という”最後の壁”を越えたことで、その評価は決定的になったと言っていい。
もちろん、ここからが本当の勝負でもある。
王者として追われる立場となり、挑戦者はより厳しくなる。
東京プリンセスカップ優勝戦線や10月のビッグマッチ(大田区総合体育館)に向け、新世代だけでなくベテラン勢との再戦も避けられないだろう。
それでも、この日の後楽園ホールで示されたものは明確だった。
「山下実優の東京女子プロレス」から、「荒井優希の東京女子プロレス」へ。
立場逆転!辰巳リカ&渡辺未詩V2中島翔子&ハイパーミサヲ素顔が…
<第8試合 プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負>
[王者組]渡辺未詩 ○辰巳リカ
17分50秒 白昼夢ビリーバー⇒片エビ固め
[挑戦者組]中島翔子 ●ハイパーミサヲ
※第21代王者組が2度目の防衛に成功

昨年同大会の同タイトルマッチでは、第18代王者組・中島翔子&ハイパーミサヲ(享楽共鳴) vs. 挑戦者組・辰巳リカ&渡辺未詩(白昼夢)が行われた。
今年は立場が逆転となり、「リベンジマッチ」的な文脈で注目された一戦となった。
試合前、ハイパーミサヲが「今日は小道具は使いません」と宣言し、両軍クリーンに握手を交わしてスタート。
直後に両軍の奇襲で大乱戦へと発展。ハイパーミサヲが愛車の自転車「ハイパミ号」を持ち出せば、白昼夢(渡辺&辰巳)側が「さすまた」で応戦。
さらに辰巳が桐生真弥をハイパミ号に乗せて相手陣営へ激突(大マヒロコール)させるなど、序盤から会場は混乱に陥り、ミサヲの素顔が明かされるハプニングも発生。


最後は孤立したミサヲに、白昼夢が究極の新合体技「白昼夢ビリーバー」を炸裂させ、辰巳がミサヲから3カウントを奪った。
未詩「ずっと通じ合います」辰巳「公式ライバルなんで」
享楽共鳴「(挑戦のタイミングは)今だった!」