ACA初のウズベキスタン大会が大成功:アレン・アコピャン8連勝で王座挑戦権獲得

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 ロシア・旧ソ連圏を代表する総合格闘技団体ACAが、ついにウズベキスタン初進出を果たした。タシケントのHumo Arenaで開催された『ACA 203: Gaforov vs. Akopyan』は全17試合が行われ、中央アジア圏のファンが熱狂。メインイベントではフライ級タイトル挑戦者決定戦が実施され、実力者同士によるハイレベルな攻防が繰り広げられた。

 大会最大の注目を集めたのは、フライ級トップコンテンダー同士による5ラウンドの王座挑戦者決定戦。勢いに乗るアレン・アコピャンが、地元人気も高いアザム・ガフォロフを相手に完璧に近い内容で勝利し、王座挑戦権を獲得した。
 序盤からアコピャンは抜群の距離感を披露。ガフォロフのプレッシャーを巧みにさばきながら、正確なジャブとカウンターをヒットさせる。ガフォロフも前進を止めず、プレッシャーをかけ続けたが、アコピャンは慌てることなく冷静にポイントを積み重ねた。
 3R以降はアコピャンのペースがさらに明確となり、被弾を抑えながら的確な打撃で主導権を維持。5Rフルタイムを戦い抜き、文句なしのユナニマス判定勝利となった。
 これでアコピャンは破竹の8連勝。ACAフライ級戦線の中心へと完全に躍り出た形だ。派手なKOではないものの、テクニック、スタミナ、試合運びの巧さが際立つ内容であり、“王座戦に最も近い男”として強烈な印象を残した。

 セミファイナルでは、地元ウズベキスタン勢のファリドゥン・オジロフが強豪ダウレン・エルメコフを下し、ホームの大声援に応えた。
 オジロフは序盤から強烈なフィジカルを武器にプレッシャーをかけ、テイクダウンとトップコントロールで試合を支配。エルメコフも打撃では応戦したが、グラウンドでの主導権争いで後手に回った。スタンド、寝技の両面で安定感を見せたオジロフが、地元大会のセミを締める説得力ある勝利を収めている。

 また、大会ではフィニッシュ決着も多数生まれ、ACAらしいハイレベルな攻防が続出した。

 ACAは近年、ロシア・チェチェンのみならず中央アジア圏でも急速に存在感を高めている。今回のタシケント大会も、単なる“地方開催”ではなく、ウズベキスタンを含めた旧ソ連圏MMA市場拡大の象徴とも言えるイベントだった。観客の熱量も高く、地元選手への声援はまさに地鳴りのよう。ACA独特の重厚な空気と、中央アジア特有の格闘技熱が融合した一夜となった。

 そして何より、メインを締めたアレン・アコピャンの存在感は際立っていた。静かに、着実に勝ち続けてきた技巧派ファイターが、ついにタイトル戦線のど真ん中へ辿り着いたのである。ACAフライ級戦線は、今後さらに面白くなりそうだ。

■ ACA 202: Kornilov vs. Johnson
日時:2026年5月8日(現地時間)
会場:ウズベキスタン共和国タシケント Humo Arena

<フライ級王座挑戦者決定戦>
○アレン・アコピャン(ロシア)
 判定3-0(49-46、49-46、50-45)
●アザム・ガフォロフ(タジキスタン)

<ライトヘビー級>
○ファリドゥン・オジロフ(タジキスタン)
 判定3-0(30-27、30-27、29-28)
●ダウレン・エルメコフ(カザフスタン)

<フライ級>
○フィルダフス・ザリポフ(タジキスタン)
 2R 2分14秒 サブミッション(リアネイキッドチョーク)
●ホルムロド・ヌルマトフ(ウズベキスタン)

<フェザー級>
○アリマルダン・アブドィカアロフ(カザフスタン)
 判定3-0(30-27、30-27、29-28)
●ジャンブラット・セリムハノフ(ロシア)

<ミドル級>
○エジル・エセングロフ(キルギス)
 3R 3分41秒 サブミッション(リアネイキッドチョーク)
●イブラヒム・マゴメドフ(ロシア)

<ライト級>
○アリ・アブドゥルハリコフ(ロシア)
 1R 2分58秒 KO(パンチ)
●アミル・エルジュルカエフ(ロシア)

<ヘビー級>
○ズムソ・ズラエフ(ロシア)
 1R 3分40秒 サブミッション(リアネイキッドチョーク)
●クリドソン・アブレウ(ブラジル)